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<見逃し動画>第20作
「銀次郎の愛した味を守れ!」
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萬田銀次郎(千原ジュニア)は大阪ミナミの金貸し。ある日、銀次郎は顧客の円広志(円広志)から借金を回収するためテレビ局へ。“トイチ”と呼ばれる10日で一割の法外な利息の支払いを迫る姿を、スタジオに居合わせた人 気経済学者・川上徹(東幹久)が忌々しげに見つめていた。
そんな銀次郎にあえて利息を払い続ける客がいた。それは、亡き父から受け継いだレストラン「ビストロバンブー」を営む竹田花男(駿河太郎)と妻の杏子(小島藤子)。利息を回収するため、10日ごとに来店しては花男の料理をおいしそうに味わう銀次郎の存在を張り合いに、二人三脚で店を切り盛りする夫婦を結びつけたのは銀次郎の弟分・坂上竜一(大東駿介)だった。
3年前、竜一に連れられて初めて「ビストロバンブー」を訪れた杏子は、花男の作る料理に惚れ込み、人生をかけてサポートさせてほしいとプロポーズ。2人は結婚し、花男は傾きかけていた店の経営を杏子に託した。しかし、花男の亡父の後妻・光子(羽野晶紀)、その息子で義母弟の晃(田中尚樹)は店が乗っ取られると猛反発。杏子のある秘密を暴いて追い出しにかかるが、このことが夫婦の絆を却って深めていく。
その後、杏子の商才で店は繁盛し、押しも押されぬ人気店に。だがまもなく、未曾有のパンデミックが世界を襲い、ミナミの街も大きな打撃を受けるーー。
数年後、なんとか危機を乗り越え、以前のにぎわいを取り戻した「ビストロバンブー」。ところが、突然の閉店に追い込まれ、花男と杏子は途方に暮れる。不動産投資詐欺に引っかかったのだ。心労がたたった花男は倒れてしまう…。
ミナミで多くの店主たちが同じ被害に遭う。このことを知った銀次郎は裏社会の大物・沢木英雄(赤井英和)と手を組み、黒幕の鼻を明かす大勝負に打って出る!
<出典>カンテレ公式
萬田銀次郎(千原ジュニア)は、トイチで金を貸すミナミの高利貸し。
ある日、テレビ局のスタジオに赴き、出演者の円広志(円広志)に取り立てを行います。円は「お金なんて借りていない」と言い逃れようとしますが、そこにいる他の出演者やスタッフに「皆さんカンパしていただけませんか?」と騒ぎ立てます。その日ゲスト出演をしていた人気経済学者・川上徹(東幹久)が「そんな法外な利息を払う事は無い。裁判を起こせばいい」とアドバイスしますが、芸能人は人気商売。あることないこと週刊誌に掻き立てられ、借金を何に使ったとか、裏の顔などを推測で面白おかしく噂されるに決まっています。そうすれば芸能人生を絶たれてしまう可能性もあります。円は仕方なく「わかった、払うから」と銀次郎に約束しました。
ネットワークビジネス
銀次郎の舎弟の坂上竜一(大林駿介)は、友人から「久しぶりに元カノから会いたいとメールが来た。会ってみたら、よりを戻そうと言われるかと思ったら、一緒に絶対に儲かるビジネスをしないかと誘われた。今日中に100,000円を払わないと、この話がなくなってしまう」と言う話を聞かされます。友人は舞い上がっていますが、竜一はその話がおかしいと感じ、一緒に元カノに会いに行きました。
現れたのは杏子(小島藤子)。ネットワークビジネスと言うマルチ商法を進めていたのです。何か商品を買って、それを別の人にも紹介して、その人が商品を買えば紹介料がもらえる。
ネズミ講に似ていますが、ネットワークビジネスは合法です。違いは、商品があるかないか。
ネットワークビジネスは、商品の販売等に関する事業。売り上げに応じて報酬も得られる。
ネズミ講(非合法)は、具体的な商品等の販売がなく、新規会員の勧誘で収入を得る。
今回杏子が勧めているのは、投資用ソフト。この商品自体は、法には触れていません。
杏子は高校の時に父親がなくなり、お金には苦労しました。大学は父親の保険金で何とか行かせてもらえましたが、その後就職した会社が倒産。そんな時においしいたこ焼きを食べて、本気で自分の店を持ちたい!と思いましたが、アルバイトのみではいつまでたっても自分の店を持つことができません。そんな時に「稼げる話がある」と言われ、借金をして会員になりましたが、結局全然稼げず、元カレをカモにしようと思い立ったのです。
杏子の借金は500,000円。
竜一「あほやなぁ。取られたもんは、アホな元カレから取るんななしに、とった本人から取り返すんや」
杏子が騙されたと言うのは、人気インフルエンサーのカレン。
竜一はだまされたふりをして500,000円を渡し、カレンがお金を受け取ろうとした瞬間にそれを止めます。
特定商法特定商取引法第37条書面の交付
契約の締結前には、当該連鎖販売業の概要を記載した書面を渡さなくてはならない。
勧誘者は氏名、住所、電話番号、禁止事項等を記載した書面を交付する義務がある。
カレンは口頭で説明、勧誘しただけで、書面の交付をしていませんでした。
杏子は今のやりとりを全て録音していました。このやりとりに、杏子が投資ソフトを使った結果(全く結果が出ていない)をつけてネットで拡散したらどうなるか?そしてこの場で通報することもできます。
「通報、拡散、杏子の金を全て返す」この中から選ばせて、杏子はお金を全て返してもらいました。
突然のプロポーズ
お金を取り戻した杏子はご機嫌で、竜一に「おごるから」と食事に誘います。入ったお店はビストロバンブー。しかし杏子は、「この店の料理がおいしいはずがない」と気分を害しています。それを聞いた店主の花男(駿河太郎)が、「そう思われた理由は何でしょう?」と聞くと、お店の顔のはずの外の看板が電気が切れかかってチカチカしている、花男の弟でシェフの晃(田中尚樹)の清潔感がない、母親の光子(羽野晶紀)はホールスタッフですが、ワインを飲んでいるし、長い爪でどぎついネイル、ともっともな意見を述べます。
しかし花男は料理の味に自信があります。花男はコース料理を出すので、「まずかったらお題はタダで結構です。そのかわり美味しかったら、今の言葉を撤回してください」と勝負を挑みます。
すべての料理を食べ終わった後、杏子はあまりの美味しさに泣いていました。そして突然こう言い放ったのです。
「私と結婚してください!」
料理はとても美味しく、ビジュアルからワクワクするし、食べてもその期待を裏切らず、見た目からは想像できない意外性もある。そして何より、素材のおいしさを最大限に生かそうと言う誠実さ、人柄が料理に表れていました。
「シェフの料理をもっとたくさんの人に食べてもらいたい!」
杏子が料理にうるさいのは、亡くなった父親の影響でした。父親は漁師をしていて、お店で料理を食べると「俺たちが命がけで取った魚の味を殺しやがって!」とよく怒っていたのだそうです。
光子は「店が乗っ取られる!」と反対しましたが、花男は杏子と結婚。杏子はマーケティングを勉強しているので、店の看板や内装の変更から、定休日に、将来自分の店を持ちたいと考えている料理人に安く店の設備を貸して報酬を得るなどいろいろなアイデアを出し、経営の立て直しをしてくれます。
花男と銀次郎の関係
花男の父親がもともと銀次郎にお金を借りていて、花男は銀次郎に100,000円借りていて、10日にいちど、利息の10,000円だけを支払い続けています。100,000円ならいちどに返せる額なのですが、お金を借りている限り、銀次郎はこのお店に来てくれる。幸い、銀次郎はこの店の味を気にいってくれていて、取り立てのついでに食事をしていってくれるのです。
それが花男の張り合いになっていました。
光子の嫌がらせ
光子と花男は血がつながっていません。花男の母親は小学校の時に死んでしまい、その後父親が光子と再婚。晃が生まれました。
晃は、杏子がいちど詐欺話に手を出したことを聞きつけ、光子に相談。光子は杏子を追い出すチャンスと考え、銀次郎に「このままあの女がいれば、うちの店は潰れる。うちの店が潰れたら、あんたは花男から借金の取り立てができなくなるで?」と頼みます。
しかしすべてを聞いた花男は、「今はもうやっていない」と言う杏子の話を信じて、許してくれました。それに「杏子と一緒に地獄に落ちてもいい」とまで覚悟を決めています。銀次郎はそれより前に、杏子に花男を借金の保証人になってもらえないかと頼んでいました。杏子はもちろん承諾しました。杏子もまた、花男と一緒に地獄に落ちる覚悟ができているのです。
花男から取り立てができなくなっても、杏子から取り立てができる状態にしておいて、杏子と花男を守ったのでした。
しかしその後も光子の嫌がらせが続き、頼んでおいた予約を入れておいてくれず、満席になって困ってしまったことがありました。杏子と花男のやりとりを見ていて、銀次郎と竜一が気をきかせて食事は途中でしたが「急な仕事が入ったから、お会計を」と言って席を開けてくれました。
その後、杏子のマーケティング力により、ビストロバンブーは「予約の取れない人気店」に成長しました。
詐欺話
2020年。新型コロナウィルスの影響により、ビストロバンブーも危機に陥ります。
しかしそれから数年が経ち、ビストロバンブーは何とか盛り返し、客を取り戻しました。
光子はコロナの間、家に閉じこもっていて、今でも引きこもり状態が続いています。心配した杏子がたまには外に出てみたらどうですか?と促し、久々にネイルに出かけた杏子は川上(東幹久)に会います。光子と川上は小学校の同級生でした。久しぶりに話をした2人。川上は「近くに温泉が出ることがわかっているから、絶対に値が上がる土地がある」と紹介します。
さらにミナミの土地の他の住人にもこの話を広めてほしいと。光子には名簿を作ってほしいと頼みます。人は苦しいときほど、おいしい話にすがりたくなる。川上は個人情報を手に入れることが目的なのです。
光子は土地をを手に入れるために、勝手にビストロバンブーを売ってしまいます。
しかし晃がある条例に気づきます。大阪府の平野部における温泉掘削についての条例で、近くに既に温泉がある場合、800メートル以内の範囲内で温泉を掘削する事は禁止されている。
川上の部下の話では、駅の反対側に温泉テーマパークが建設されることが予定されているため、光子たちが買う予定の土地に温泉を掘る事はできないのです。
そんな中、心労がたたって花男が脳梗塞で倒れてしまいます。命は取り留めましたが、後遺症が残るといいます。
沢木に脅される
川上は、ミナミの実力者である沢木英雄(赤井秀一)に呼び出されました。「誰の許可を得て、土地を売りさばいているんだ?」
沢木に許してもらうため、川上は徳川埋蔵金の話を出します。円からこっそり聞いた話で、埋蔵金のありかが見つかったと言う噂があり、テレビ番組で掘り返すのですが、番組的には「結局なかった」と言うことにして、関係者だけで山分けしようと言う話になったのだそうです。川上は円から運用の相談を受け、その見返りに埋蔵金の一部をもらうことになっていました。しかし川上は、「一部で終わらすつもりはありません。総取りします」と沢木に約束しました。
埋蔵金の話が嘘
しかしこの埋蔵金の話がもともと仕組まれていたのです。銀次郎は円に頼んで、埋蔵金の話を川上にしてもらいました。埋蔵金が埋められている山を掘り起こすため、川上は大金を使ってでもその土地を手に入れようとする。川上の部下がその土地を買いに来て、竜一と杏子が夫婦のふりをして何とか値段を釣り上げ、1億円で売りつけます。
全ての種明かしをしていたところに、川上から金をだまし取られたミナミの住人たちが乗り込んできます。銀次郎は彼らの前に立ち「この人たちは俺のカモじゃない。客や!」と言い放ちました。
銀次郎「人生うまくいかへんこともある。そういう時は工夫して乗り越える。それでも不安から逃げられへん人たちの、弱った心につけ込んで、金を巻き上げるとはどういうことや!」
川上から取り戻したお金で、ビストロバンブーを取り戻しました。花男が倒れたことに責任を感じた光子が、銀次郎に頼んでくれたことも大きかったのです。しかし花男は手の後遺症があり、うまく料理ができません。晃も料理の腕はなかなかのものなのですが、舌が甘い。「お前が料理しろ。そして俺が味見をする。そしたら、ビストロバンブー復活できるやろ?」
そして杏子は妊娠が発覚。家族一丸となって、やり直します。
いちど壊れたものは、もう元には戻らない。しかししぶとく形を変えて生き残る者たちがここにはいる…。
このシリーズ、初めて見ましたが、勧善懲悪ものでとても見やすかったです!昔、錦戸亮さん主演の月9ドラマで、千原ジュニアさんが黒幕役をやったときには、「演技がひどい!」と酷評されていましたが、主演ドラマなんてやってたんですね!初めて知りました。
セリフも少ないせいか、そんなに演技も気になりませんでしたよ。強面だけど人がいい、というのが千原ジュニアさんそのものな感じがして、はまり役だと思いました。
コロナで苦しむ人々へのエール
今回のテーマは、ドラマ内にもコロナが出てきて、しかも飲食業でコロナの影響を直撃の人々の様子を描き、時代に合った作品でした。最後の「いちど壊れたものは、もう元には戻らない。でも、しぶとく形を変えて生き残る」と言う言葉が、とても胸に刺さりました。最近ドラマでコロナが描かれることが多く、「数年後」として、マスクのとれた社会を描いていますが、本当の世界ではいつこんな風にコロナが終わる世界が来るのかなあと思います。そしてコロナが終わったとしても、やはり「すっかり元通りの世界」と言う風にはいかないじゃないかなと思います。それでも形を変えて、何とかしぶとく工夫して生き残っていけるのだと言う、励みになる終わり方でした。