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20代女性
ホリミヤ(実写ドラマ)の見逃し動画まとめ
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冬休み目前、なぜか堀を避けるような態度を見せる宮村(鈴鹿央士)。不安に胸を押しつぶされそうになりながらも宮村を待つ堀(久保田紗友)。2人で過ごすクリスマス。卒業も間近、これから先の、自分たちのことーー2人はそれぞれの思いを伝えあう。
<出典>ホリミヤ(実写ドラマ)公式
ある日の放課後。宮村は廊下を先に歩いている。いつものように、一緒に帰ろうと、堀が声をかけるが、なかなか振り向かない宮村。
駆け寄って、ようやく振り向いた宮村は、堀に別れを告げる。
すると、ベッドから落ちて、今のが夢であることに気づき、ホッとする堀。
その日の放課後、冬休みまであと5日。やはり宮村は、堀より先に教室を出た。
声をかけ、振り返った宮村は、また明日と素っ気なく、帰ってしまった。
堀を漠然とした不安が襲う。次の日の放課後は、宮村は何か、慌てて帰っていった。
またその次の日は、階段を追いかけたが、やはり先に帰る宮村。
またまたその次の日は、創太が会いたがっていると、言ってみるが、それでも宮村は帰ってしまった。
そして、いよいよ、あと1日で冬休み。その日は、宮村は、また帰りそうだったが、家でどんなに遅くなっても、待ってるとだけ、堀は宮村に伝えた。
宮村は、ここ数日、母親に教えてもらって初めての本格的ケーキ作りに没頭していた。
それが、この日の夜遅くようやく出来上がった。そのころ、堀は、家で一人宮村が来るのを待っていた。
23時前、ようやく宮村が来てくれた。しかし、嫌な予感がして、堀は急に泣き出してしまったのだった。
別々の道<
なぜ、堀が泣き出したのか、分からない宮村。別れると言ったと、宮村のせいにされてしまうが、それは夢の中の話。
宮村は、今日までの経緯を説明する。明日はイブなので、店を手伝わないとならない。
だから、1日早いけど、今日堀のためだけに、クリスマスケーキを作っていたというのだ。
宮村のオリジナルケーキ第1号は、堀の大好きな生クリームがたっぷり使ってあった。
一口、口に運んで味を確かめる。美味しさと嬉しさと幸せに包まれ、宮村に、ありがとうの感謝の言葉を伝える堀。
そして、堀は、席を立った宮村を後ろから抱きしめずにはいられなかった。
イブの夜。宮村は店番をしているところに、客として進藤がやってくる。
進藤は留年しているが、宮村たちは、冬休みのあとすぐに卒業になる。
堀は大学に進学して、宮村は、違う道に進む。そうなると、堀との関係も今まで通りとは行かない。
こんなことを言われ、今更ながら堀との将来について、考え始めた宮村。
宮村は、堀家には、ケーキを届けにだけ、来る予定だった。だが、来てみると、予想外の歓迎を受けてしまい、店に戻らないといけないのに、引き止められてしまう。
店のことが気になりながらも、トランプゲームに参加させられる宮村だった。
もう一人の自分<
ゲームを無理に切り上げ帰ろうとする宮村を薄着のまま、そこまで送ると言って聞かない堀。
途中、やはり寒いというので、宮村が上着を堀に貸してやる。二人は歩きながら、卒業後の話になる。
宮村は、家がケーキ屋だから、それを継ぐために色々と学ぶことがある。
堀は、大学生になるとは言え、何かハッキリとした目標は、今はない。
だけど、一つだけハッキリしていることがあるという。それは、この先もずっと、宮村と一緒にいたいということだった。
そんなとき、雪がちらつき始めた。少しの沈黙の後、宮村は堀にプロポーズをした。
月日はあっという間に過ぎ去り、卒業式を迎えた。仙石が読む統辞も感慨深く聞こえる。
卒業証書を手に、宮村が佇んでいると、一人ぼっちの頃の、もう一人の宮村がいた。
宮村は、彼に教えてやった。秘密がバレたことや、友達ができたこと、そして大切な人が出来たことを。
すると、もう一人の宮村は、卒業おめでとうと、祝ってくれた。
堀と出会って、宮村は、自分がここまで人と近づくことができるなんて思わなかったし、そのことが何より怖かった。
そんな宮村の生活を堀は、ぶち壊してくれたのだった。
すでに、アニメ化もされ、ほぼ同時期に放送されている。この作品は、なぜここまで爆発的な人気が出たのだろうか。
ドラマ自体は、シンプルと言えばシンプル。特に事件も起こらなければ、謎解き要素など、どこにもない。
特殊能力もなければ、タイムスリップなどもない。ただ主人公は、根暗な男子高校生。
…のはずだった。彼は、ひょんなことから、堀という、クラスで人気者の女の子と付き合うことになる。
言ってみれば、なんの変哲もない恋愛ドラマに過ぎないのかも知れない。
だが、宮村という主人公の変貌ぶりには、やはり目をみはるものがあると思う。
それまで空気のような存在で暗くてオタクだと思われていた宮村。
しかし、宮村は、これまでそんなことが続いたため、自分でも友達なんて出来ないと決め込んでいたのである。
最終話でも、宮村が語っていたように、日常の決めつけられたことが一変するのは、怖いことだし、勇気がいることだ。
だが、そんな恐怖も二人いれば、一人でなければ勇気が湧いてくるというところもあるだろう。
要するに。閉塞した世の中の価値観を宮村は見事に打ち崩したところに、この作品の魅力は凝縮されていると、個人的に思う。
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宮村(鈴鹿央士)は、毎日家事に追われて遊ぶ時間のない京子(久保田紗友)を放課後デートに連れ出す。帰り道、二人は偶然、中学時代に宮村をいじめていた元クラスメート・谷原(立石ケン)と鉢合わせる。谷原は京子に言われた言葉から、自分の行いを反省する。そして、宮村は自分の過去を受け入れようとする。
<出典>ホリミヤ(実写ドラマ)公式
宮村は、堀の部屋に来ていた。堀のために、古いテスト類や教科書をまとめる手伝いをしていた。
ふと気づくと、堀の、中学校のときの卒業アルバムがあった。堀は、それをスゴイ勢いで奪い返し、見せまいとする。
そういえば、宮村の卒アルは、昔は捨てたかったけど、今は大事にとってあるという。
堀は、それを聞いて、昔は捨てたいほど嫌なことあったけど、それが思い出に変わったのだろうと思った。
宮村が中学の頃、学校で飼育していたウサギが死んだ。そして、それが宮村のせいになってしまった。
そのとき、口を聞いたことない谷原が宮村に何か言いたそうに、こっちを見ていたのをよく覚えている。
そんなある日のこと。由紀が見知らぬ男子に告白されて、それを4日放置しているという。
さすがに、こうも期間が空くと、向こうにも悪い気がしてくるという。由紀の返事は、NOだったが、いい口実が見つからない。
そこで、宮村が透を由紀の彼氏と言うことにして、断ることを提案。透も渋々だったが、これを了承する。
透は、どうせなら早いほうがいいと言って、どさくさ紛れに、由紀の手を握ったのだった。
その日、珍しく堀の母親が早く帰宅したため、放課後は急がなくて良くなった堀。
それを聞いて、宮村に今更ながらデートを提案。堀も、思わず快諾したのだった。
嘘つき
由紀に告白したのは、柳と言う美形男子だった。しかも、礼儀正しく、二人が手をつないでいるところを見ると、潔く身を引いてくれた。
やっと断ることが出来たと、礼を言って手を離そうとする由紀。しかし、手を離さない透。
透は、すぐ離すのも不自然だと、そのまま歩き出すのだった。そして、その楽しそうな様子を、透のことが好きな河野が見ていたことに由紀は気づいていた。
堀と宮村は、ゲーセンで思い切りデートを満喫して、駅へと向かっていた。その途中、谷原ともう一人の、宮村の同級生に絡まれてしまう。
宮村は、中学生の時、暗くてボッチで…。そんなことは、堀にとってはどうでも良かった。
堀は、あんたが暗くさせたんだろ!っと一喝する。谷原は、堀の勢いと、持っていたウサギのぬいぐるみを見ると、バツが悪そうに去って行った。
堀は、楽しいデートが台無しだとプンスカ怒っている。だが、宮村は、こんな自分のためめに堀が怒ってくれたことが無性に嬉しかった。
一方、由紀は、河野に呼び出され、事の真相を確認された。そして、嘘をついてしまった。
透と付き合っていると。
トモダチ
谷原とも、進藤は友達だった。谷原に宮村のことについて訊かれる。
宮村は、堀という彼女が出来て、変わった。そして、谷原は、宮村に言いたいことがあった。
それは、ウサギの餌をやり忘れて死なせてしまったのは、谷原だということだった。
河野に嘘をついてから、由紀は数日学校を休んでいた。そんななか、透を河野が呼び出し、玉砕覚悟の告白を行った。
ますます自己嫌悪に陥る由紀。そんな由紀を見るにつけ、堀は、欲しがることは、恥ずかしいことじゃないと、元気づけるのだった。
翌日、由紀は登校した。教室に入ると、透に呼び出された。
河野は、透に返事はいらない、と言ったらしい。透は、それでも由紀と付き合っていることを否定はしなかった。
透も、たった1日で、由紀の彼氏をヤメたくなかった。屋上は寒く、雪が降りそうだった。
透は、再び由紀の手を握った。指を絡ませた手はとても暖かかった。
ある日、宮村が、実家のケーキ屋で店じまいをしていると、谷原がやって来た。
今日は閉店と知ると、また来るという谷原。チーズケーキがおいしいんだって?
ぶっきらぼうに訊く谷原に、フルーツタルトも美味しいと付け加える宮村。
かつては、口も聞いたことなかったし、目さえ合わせようとしなかった谷原。
来てくれて、ありがとう。彼女、イイコだな。簡単なやり取りだったが、宮村は、谷原とそれだけで、友だちになったのだった。
途中入った、今更だけど、宮村と堀の、初デートの模様は、何とも楽しそうで、それはそれで良かったと思う。
さて、話は戻るが、谷原は、宮村と共通の友人・進藤に、中学時代、宮村に濡れ衣を着せたことを告白する。
それについて、謝りたいかというと、それは分からないという。そして、谷原は、過去を振り返ってこう言う。
なんで、宮村が嫌いだったっけ? と。このセリフがとても印象的だった。
いじめや無視などは、集団の中で発生すると、攻撃する側はその確たる理由なく、周りに流され、只何となく周りと同化するためにやってしまうこともあるだろう。
そういうことは、その被害者は、リアルに覚えていても、加害者側は、その事実さえ忘れてしまいがちである。
そこに気づかせた進藤は、本当にいいやつだと思う。宮村の人柄かも知れないが、類は友を呼ぶという言葉は、正にこういうことを言うのだろうと思う。
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片桐高校の体育祭で、京子(久保田紗友)は生徒会のアイドル・レミ(マーシュ彩)と卓球対決をすることになる。その対決でレミは「宮村を懸けよう」と提案する。そんな中、宮村(鈴鹿央士)は、京子に思いを寄せ、宮村をライバル視する溝内(奥村皐暉)と、バスケットボールの試合で直接対決する。
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体育祭が迫っていた。仙石は、生徒会長でありながら、体育祭の催しに異議を唱える。
第一休日にわざわざやること自体が疑問。それに、運動や集団行動には、向き不向きがあるというのだ。
体育祭は、クラス関係なく、東西二つのチームに分かれて戦う。
仙石と堀と由紀は、東軍、宮村と透と河野、綾崎は、西軍である。西軍の河野が、チアリーディングの練習についていけず、悩んでいる。
それを心優しい、東軍の由紀が、東西共通部分があるので、教えてやる。
宮村は、運動神経はいいほうだが、なにしろ集団行動が苦手なため、まだ参加する種目さえ決めていなかった。
そんな宮村に堀は、敵だけど応援するから、と球技を勧めるのだった。
中学からのたった一人の友達・進藤は、宮村が体育祭に参加すること自体が驚きだという。
透は、宮村が迷っていると、一緒にバスケットに出ようと誘ってくれる。だが、宮村にとっては、目立つし、運動部がいるからと敬遠してしまう。
そのころ、堀は、またもや生徒会から雑務を押し付けられ、寒空の下、スコアボードを作っていた。
すると、そこへ溝内が現れる。溝内は、堀があまりに寒そうだったので、上着をかけてやり立ち去った。
たまたま、宮村が来て、誰の上着? と訊いてくる。溝内が貸してくれた。
それを聞いて、宮村は、微妙な表情を浮かべてしまった。
恋敵・溝内
堀は堀で、宮村の出現に驚いてしまい、手元が狂ってしまう。
宮村は、しつこく詮索することはせず、預かってきたTシャツを堀に渡し、作業を優しく手伝ってやるのだった。
いよいよ、体育祭当日。様々な競技が行われ、各々がそのプレーに全力を注ぐ。
体育祭は、最大の見せ場、応援合戦の場面。東軍は、女子が学ランで応援をし、その中心には、堀がいた。
対して、西軍は、綾崎が中心になる。もちろん、河野もおり、さすが、この日までに仕上げてきている。
プログラムは進み、堀が出場する卓球の競技が行われることになった。会場に向かう堀に宮村はエールを送る。
堀の相手は、あの、あざとい綾崎だった。綾崎は、堀が油断するような、宮村に関する質問をつぶやき、そのスキに得点を決める姑息な手段に出る。
苦戦を強いられる堀を見て、宮村は大きな声で応援する。敵軍にも関わらず。
そして、東軍には、あの、溝内もおり、敵意むき出しで宮村を睨んでくる。
結局、宮村の応援で持ち直したものの、堀は、綾崎のあざとさの前に敗北を喫する。
宮村が試合を終えた堀のために、ドリンクを買いに来た。すると、バスケットに東軍として出る溝内が、一足先に宮村の買うドリンクを売り切れにしてしまうのだった。
堀の応援
宮村は、急遽、透と一緒にバスケットに出ることに決めた。溝内と勝負するためだ。
試合前から二人は、お互いをにらみ合い、視線を外そうとしない。
バスケットは、スリーオンスリー形式で行われる。当然、宮村には、溝内がマークに付く。
宮村が必死にドリブルで攻め込もうとするが、溝内もファウルギリギリのディフェンスでそれをさせない。
ボールを透にパスしても、バチバチの激しいぶつかり合いが続いていた。
そう、これは、二人にとっては、堀をかけたガチの勝負だったのだ。
この状況に、由紀に言われ、今更のように気づく堀。
堀は、自分のために必死に戦う宮村を大声で応援せずにはいられなかった。これまた、敵軍の応援だったのだが。
やはり、堀の声が届いたのか、宮村は、溝内をかわして、見事決勝のシュートを決めた。
敵軍なのに、大喜びの堀。そして、負けて項垂れる溝内。結局、総合点では、堀のいる東軍の勝利となった。
だが、宮村にとっては、最初で最後の体育祭だった。そこで、精一杯応援したし、力一杯頑張って、堀の声援に応えられて、宮村は、清々しい気持ちだった。
実際、友達もおらず、暗い性格ならば、通常は、非活動的で室内にこもりがちになるので、運動音痴であるはずなのだ。
例えば、オタクや根暗で、アスリートと言うとちょっと違和感というか、矛盾する要素に感じてしまう。
もちろん、個人的な偏見が全くないとは、言えないとは思う。しかし、宮村がなぜ、壁を軽々と乗り越えたり、華麗にドリブルできたりするのだろうか。
ひとつには、今回のエピソードでも頻出している、中学校からの唯一の友人・進藤の存在が挙げられるだろう。
彼とつるむようになって、比較的外交的になり、それなりに活動をして、未だにその腕前は不明だが、驚くべきことに、宮村は、部屋にギターを所持していた。
このことから、ピアスもタトゥーも音楽関連の影響であることが考えられる。
家がケーキ屋だから、それに対する反骨心の現れかとも想像していたが、自らケーキを作ってもいたし、これでひとつ、宮村の不可解なところが分かったような気がする。
いずれにしても、あくまでこれは、個人的な憶測なので、今後、その辺りが明らかになるか、楽しみである。
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京子(久保田紗友)や石川(鈴木仁)らと関わるようになり、宮村(鈴鹿央士)の日常はにぎやかになる。一方で、それぞれが心の奥で誰かを思い、悩みを抱える。好きという気持ちを伝えることも、好きになってもらうことも簡単なことではないと悟った彼らは、自分の気持ちと素直に向き合おうとする。
<出典>ホリミヤ(実写ドラマ)公式
宮村は、髪を切って、それまでの暗いイメージを払拭しようとした。これが功を奏して、宮村のことが話題になる
宮村の席の周りには、女子たちが群がって、写真を撮られてしまう。これを、呆れて見ていた透と由紀。
肝心な堀はと言うと、ご多分に漏れず、女子たちが去ったあと、宮村を独占して写真を撮りまくっていた。
透と由紀は、あんな二人には、付き合いきれず、ゴミ箱を抱えて廊下を歩いていると、曲がり角で河野にぶつかってしまい、ブラウスが汚れてしまった。
それを見た、透は、すかさず自分のジャージを貸すと言い、河野も一瞬躊躇したが、借りると言った。
これを見た由紀は、透と河野の間に何かを感じ取っていた。
一方、宮村は、進藤が家に来たので、堀のことを紹介した。
わざとではなかったが、進藤が変わった味の飴玉をくれたので、それを利用して、進藤のいないところで、宮村は、堀にキスをした。
次の日、透は、ジャージのお礼に河野からハート型のクッキーをもらった。それを、鈍感にも、食べ切れないから、由紀にもらってほしいという透。
仕方なく、受け取る由紀。その放課後、喫茶店で堀と由紀がお茶していると、綾崎がやってくる。
綾崎は、河野の言動がもうすでに、透を好きだと言っているも同然だと言う。
実は、自分も透が好きな由紀は、居心地が悪くなり、一人で先に帰ってしまうのだった。
次に期待
その日は、堀の家で、宮村の苦手なホラー映画を見ていた。堀が由紀のことを心配して、由紀は本当のことを言わないで、大事なものを隠す傾向があるという。
そんなとき、画面上では主人公とヒロインが切迫した状況でキスシーンを繰り広げ始めた。
こんな状況では、宮村は、何もしようとしなかった。それなのに、この前は、進藤がいない、僅かな間にキスをして、堀が不味いと言った飴玉を口移しで受け取った。
そんなときに限って、邪魔は入るもので、京介が創太を連れて帰ってきたため、この日は、何もなかった。
一方、由紀は、ある決意をして行動に移していた。ケーキ屋で店番をしている宮村を訪ねてきて、一番簡単で失敗しないケーキの作り方を教えてもらった。
翌日、由紀の作ったカップケーキは、完成形とは程遠いものだった。それを見た透は、宮村と堀が引いているなか、それに真っ先にかぶりついた。
不味いけど、次に期待。由紀は、その透の言葉を聞いて、嬉しくなった。
あるとき、綾崎に宮村の苦手なものは? と訊かれる。ホラーと答え、堀のほうが怖がらないで見ているというと、綾崎は、それはない、という。
女子は、嘘でも怖がったほうが、カワイイものと、綾崎のあざとさに愕然とする堀であった。
降り出した雨
その日も、堀は、宮村とホラー映画を見るつもりだった。予め、宮村が来る前に、怖がる練習をしてみる堀。
そして、映画が始まった。盛り上がってくると、宮村は、いかにも怖そうに顔をしかめている。
まず、最初は、怖いと言って、宮村に抱きつこうとした。だが、逆にそれが逆効果となり、余計に宮村をビビらせた。
しかも、次に手を握ろうとすると、気分が悪くなって、その場を退席してしまう宮村。
しばらくして、宮村がリビングに戻ると、そこに堀の姿はなかった。
堀は、自分の部屋でイジけていた。どうやっても、自分はカワイイことなんてできない。
それを聞いて、宮村は、今更のように堀のことを好きになった。堀は今のまま、変わらなくていい。
そう言って、いつの間にか、二人の手と手が絡み合っていた。そして、激しい雨が降り出した。
雨が止むまで帰れない。そう言って、宮村の身体が堀に重なっていく。まるで、それは自然現象である雨のように、もうその時の二人にとって、当たり前のことだった。
次の日は、よく晴れていた。宮村が堀の家に来ると、創太がこう言う。ぼくのこと、嫌いになった? と。
宮村は、そんなことないけど、創太のお姉ちゃんは取らないから、京子をくれないかな? と言って創太を抱きしめるのだった。
まず、最初は、堀が宮村の来る前に、怖がっている様を練習するシーン。これが、いかにも棒読みで、意地らしく、健気で可愛かったと思う。
次は、由紀が作ったケーキの失敗作を透が食べて、次に期待と言ったシーン。本編では、透に続き、宮村、堀と同じセリフを繰り返す。
これが、いかにも仲良しグループという感じがして、爽やかで晴れやかな気分になった。そう、このときの由紀の気持ちは、そんな感じではなかっただろうか。
ところで、あくまで脇役ではあるが、今回のエピソードで、まさかの透を取り巻く、三角関係が発生している。
透に思いを寄せる由紀と河野である。今回、崩れかけた関係が由紀との間にあったが、それは、上記で触れたところで解消したかに見えた。
だが、今後も誰かが、またアクションを起こさないとも限らない。
堀は、河野のタイミング次第ではあり得るのではないかと言っていたが、これはおそらく、まだ由紀の気持ちを知らない段階での話ではないか。
次回、高校生の一大イベント、体育祭へと向かっていくようだ。宮村と堀はもちろん、このドラマの中で繰り広げられる、恋愛模様には見どころ満載である。
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宮村(鈴鹿央士)は、京子(久保田紗友)に思いを伝える。しかし、暗くて地味な自分と、優等生で明るく、美人で人気者の京子とのギャップに不安を覚え、なかなか返事を聞けずにいた。そんな中、宮村の前に中学時代の親友・進藤(井上祐貴)が現れる。進藤に背中を押された宮村は、新しい青春への一歩を踏み出す。
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進藤は、最初、宮村の名前さえ言えなかった。しかし、それからすぐに仲良くなった。
中学のときの、唯一の友達だ。それまで、宮村は、存在感はまったくないも同然だった。
だが、進藤だけが宮村に構ってくれた。進藤の周りには、それを快く思わない奴らもいた。
それでも、二人の関係は、変わらない。ある日の朝、進藤が、寝ている宮村に声をかけて起こす。
進藤は、未だに「いずみ」と宮村のことを呼ぶので、宮村は照れ隠しに蹴りをいれてやった。
進藤は、まだ寝起きの宮村に、この間見かけた彼女らしい女子の話を訊きに来たらしい。
宮村は、ハイそうですと言いたいのは、やまやまだった。しかし、堀からはまだ返事を聞いていない。
宮村は、確かに告白したが、今の関係が終わるのも怖いし、万が一、OKでも暗くて地味な宮村が人気者の堀と釣り合うのか、未だに心配である。
そんな女々しい状態で、立ち止まっている宮村に今度は、進藤が蹴りをいれる。
それは、ただ逃げているだけだ! そう言って勇気づける進藤に、やはり宮村は、進藤が友達で良かったと思う。
一方、堀の方はというと、熱は下がったけど、看病ついでに宮村に好きだと言われ、どう対応すべきか、悩んでいた。
そして、1日、ズル休みをしてから、堀はしょうがなく登校した。何となく、宮村を避ける堀に、宮村はどうしても話がしたくて、堀のあとを追いかけるのだった。
父・京介登場
堀は、宮村と会うのが怖くて、挙動不審になっていた。宮村が背後から声をかけると、想像以上に驚いていた。
そのとき堀は、もう早退しようとしていた。背を向ける堀に、宮村が堀に好きだと言ったとき、目を瞑っていたけど、起きていたのは分かっていたという。
これを聞いて、無性に腹が立ち、堀は、ズルい!! と言って帰ってしまった。
家に帰ると、なぜあんなことをしたのか、後悔してしまう堀。だが、すぐに宮村は、堀の家にやって来た。
そして、堀も正直にあのとき、自分は確かに宮村の気持ちを聞いたという。
ちょうどそのとき、くわえタバコをした中年男性が現れ、堀に声をかけてくる。
そう、この男性は、何を隠そう堀の、単身赴任からサプライズで帰ってきた父・京介だった。
京介は、とても気さくでしかもフランクで、宮村のことを堀の彼氏だと決めつけてしまう。
忖度している場合かとも思ったが、京介には、弱いところを見せたくないのもあって、彼氏だと断言する堀。
これを聞いて、宮村は、安心するやら、嬉しいやら。その日、堀が宮村を駅まで送ってくれた。
二人で並んで歩いていると、自然と堀が指を絡ませて、宮村の手を握り恋人繋ぎをしてきたのだった。
盗撮事件
これから、お互いのこと、少しずつ知っていこう。そう言って、堀は宮村の手を離した。
宮村には、堀にもうひとつ言っておきたいことがあった。それは、ありがとうという感謝の言葉だった。
宮村は、今日の出来事を真っ先に透に知らせた。なぜなら、透も堀のことが好きだったし、それに何より友達だったから。
翌朝、透は、どん底まで落ち込んでいた。すると、生徒会室から書類が落ちてきた。
慌てた様子の河野が顔を覗かせていた。透は、散らばった書類をかき集めて河野のところに届けてやった。
生徒会は、仙石や綾崎がどうしても目立ってしまう。しかし、河野も人の見えないところで、その役割を黙々とこなしていた。
そんな河野のひたむきさに触れ、透は救われたような気がした。
一方で、その日の放課後、ろくに確かめもせず、宮村が堀の家に行くと、堀は不在だった。
宮村は、京介に堀のこと、どう思うのか、など根掘り葉掘り訊いてくる。そのうち、堀も帰ってくるが、いつのまにか、宮村は、時間を忘れ、堀家の一家団欒に溶け込んでしまう。
結局、その日は、京介と枕を並べて宮村は寝た。翌朝、堀家から宮村と二人で登校する。
ところが、ちょうどそこをクラスメートに目撃され、ツーショットを激写、拡散されてしまう。
宮村の恐れていたことになってしまった。そこで、宮村は、髪を短く切り、明るい服装イメチェンして登校した。
これを見て、さすがの堀も驚きを隠せなかった。
今時の高校生は、スマホを使って、あんな風に盗撮をして、それを拡散するなんて、非人道的な、プライバシーもモラルもない行為が普通にまかり通っているのだろうか。
あくまで、個人的な見解だが、そういうところは、きちんと大人たちが教えてやるべきところではないかと思う。
エピソードに即して言うと、これによって、宮村と堀は、知られたくもない私生活を晒され、宮村は、堀の気持ちを考えて、これまでの暗いイメージを変えようとする。
なんとも、健気な抵抗ではないだろうか。もはや、尾ひれがついて、巨大になった噂話の火の粉から、少しでも堀を守ろうという気概を感じる。
いずれにしても、そんな過酷とも言える高校生活を送る彼らは、一体どんな恋愛をして、どのようにその青春を謳歌するのだろうか。
次回、新たなカップルとして、透と河野が接近しそうである。彼らの動向から目が離せなくなってきた。次回もとても楽しみにしている。
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クラスではいつも独りぼっちの地味で根暗な宮村(鈴鹿央士)は、京子(久保田紗友)との出会いをきっかけに輝きを帯びていく。同じクラスの石川(鈴木仁)や由紀(岡本莉音)とも友達になり、にぎやかな高校生活を送っていた。そんな中、宮村と京子の距離はどんどん縮まり、二人は自分たちの感情に戸惑いを覚える。
<出典>ホリミヤ(実写ドラマ)公式
生徒会長の仙石は、堀の幼馴染だった。そのコネを利用して、仙石は、堀を生徒会室に呼び出し、雑務を嫌というほどやってもらっていた。
そのために、僅かな休み時間にもその作業に追われる堀。宮村も石川透も堀が大変なのは、分かるが、自分たちが手伝えることは何もない。
そんなとき、教室に生徒会役員の綾崎レミが堀を訪ねてくる。綾崎は、仙石のカノジョで、学校でも1、2を争うような美少女である。
綾崎は、仙石の使いで来たらしく、資料を堀から受け取ると、礼も言わずに去っていった。
要するに、仙石は能力のない綾崎の代わりに堀を利用していたと言っていい。
そんなとき、宮村は、走ってきた綾崎とぶつかり、資料をバラバラにしてしまった。
拾い集めて、宮村は確認するように言ったが、綾崎はそれを無視するかのように、その場を走り去ったのだった。
翌日、宮村が朝、登校すると、教室の前に人だかりができていた。何でも、仙石が頼んでいた書類が紛失しており、それを堀が失くしたのでは? と疑いをかけられているらしい。
宮村は、昨日綾崎とぶつかったところに行って、書類を発見。仙石と堀の間に入った宮村は、話を聞こうとしない仙石に、いきなり頭突きをかました。
そして、落ちていた書類を仙石の目の前に突き出して、堀の嫌疑を晴らしてやったのだった。
男同士の喧嘩
そのとき、仙石は、思わず堀のことを京ちゃんと呼び、堀は仙石のことを呼び捨てにしていた。
堀の話によると、ただの幼馴染らしいのだが、何か堀は、幼いころに仙石に悪いことをしてしまい、その負い目を感じているらしい。
その日、宮村は、元気のない堀のためにフルーツタルトを作ってきてやった。
それは、堀の大好物で、とても美味しかった。翌日、宮村と透が喧嘩をしたらしく、顔にアザを作ってきた。
宮村によると、その原因は、堀であるらしい。透は堀が好きなのに、宮村も堀が好きなんだと決めつける。
じゃないと、堀のために頭突きなんかするわけがない。それを、宮村は否定した。
堀は、ただの友達だと。だが、堀はどう思ってるかわからない。そういうところから、言い合いになり、顔が近づいて頭がぶつかった。
それから、短気な宮村が頭突きを連発したということらしい。
その経緯を聞いても、堀には、なぜ二人がああなったのか、そして、もうすでに仲直りしている二人が、理解できなかった。
その日、宮村は、堀の家に、手作りのクリームガトーショコラを持ってやって来た。
これも、美味しかった。二人は、並んで食べながら、やがてお互いの手相の話になり、初めて手と手が触れ合ったのだった。
どこにも行かないで
宮村の右手と堀の左手を合わせた。やっぱり、宮村のほうが大きい。でも、男のくせに白い。
ふと、堀は、自分の左手で宮村の右手を握ってみた。すると、それに応えるように、宮村の右手で握り返してきた。
時が止まったように感じた。堀は、無意識のうちにこう呟いた。好き、と。
我に返り、自分の発した言葉がどういう意味を持つのか、ことの重大さに気づき、堀は、咄嗟に誤魔化した。
そのとき、宮村も、オレも好きだよと、言った気がした。何を? そう聞き返したかった。
だが、創太と母が帰宅したので、宮村は居心地が悪くなったのか、帰ってしまった。
翌日、創太を幼稚園に送り、堀は、微熱があることに気づく。家に帰り布団の中に一人になった。
思えば、小さい頃、堀は、これが寂しくて堪らなかった。でも、親を困らせたくなくて、物分りがいいフリをした。
ふと、目覚めると、側には宮村がいてくれた。それと気づくまでに、少し時間がかかった。
宮村は、連絡つかない堀を心配してきてくれたらしい。宮村が部屋を出ようとすると、ベッドから転がり落ちて、堀が泣き出した。
子供のように泣く堀は、宮村の二の腕を強く掴んで離さない。ずっとここにいるよ。
宮村がそう言うと、堀は安心してまた眠りについた。しばらくして、また宮村が部屋に来て、なぜか堀が目を瞑っているのに、話しかけてきた。
堀さんのことが好き。このことを、他の連絡事項との間に挟んで、宮村は、全てを言い終わるとまた部屋を出ていったのだった。
さらに、2話目にして、何となくだけど、お互いに告ってしまうという展開。
このお互いの告白がまた、あったような、なかったような、気持ちがハッキリすると、それはそれで、これまでの関係ではいられなくなる。
別段それは、ティーンの世代に限ったことではないが、告白というものは、とても勇気のいることで、今回の堀のように、知恵熱が出てもおかしいことではないだろう。
人にもよると思うが、告白までの微妙な関係性が一番、恋愛っぽい、トキメキみたいなものを感じる人もいれば、どうしてもハッキリせずにはいられない人もいる。
おそらく、堀と宮村は、両思いだとは思う。しかし、宮村は、堀が寝ているときに、しかもほかのことを言っている途中に告白するという、姑息な手段に出てしまう。
宮村としては、人気者の堀に自分が告るなんてとまだ卑下しているのかもしれないし、第一、宮村の、あの言動は、キャラの上でも単なる照れ隠しであったのでないだろうか。
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シリーズ累計600万部を突破した同名コミックを、鈴鹿央士と久保田紗友のダブル主演で実写ドラマ化。地味で根暗な宮村(鈴鹿)は、クラスではいつも独りぼっち。一方、派手で美人な京子(久保田)は、いつもクラスの中心にいる人気者。交わるはずのなかった二人が、ある出来事をきっかけに距離を縮めていく。
<出典>ホリミヤ(実写ドラマ)公式
宮村伊澄は、昔から集団行動が苦手で、協調性に欠けていた。グループに分かれて、と言われても、一人だけ余ってしまう。
中学に入っても何も変わらなかった。みんなは友達というものを作って楽しそうにしているのを見ているだけの宮村。
高校になっても、学校には通っていたが、やっぱり友達なんてできないと、宮村は、思い込んでいた。
堀京子は、成績は常に学年トップ、そして容姿端麗。堀は、しょっちゅう言い寄ろうとしてくる男子が跡を絶たない。
堀と宮村は同じクラスだった。しかし、クラスメートでも話したこともなかったので、性格が暗くて、オタクなのだと、堀は、宮村を決めつけていた。
堀は、学校が終わると、真っ直ぐに家に帰った。帰ったら、家事をすべてやらなければならないからだ。
両親が共働きで、しかも母は帰りが遅く、父は単身赴任中だった。また、幼稚園の弟・創太を、その家事の合間にお迎えにも行かなければならない。
ある日、創太を公園で見てもらっているママ友から、堀に緊急連絡が入る。どうやら、創太がいなくなったらしい。
目撃情報では、ピアスをした男に着いていったという。そのとき、玄関の呼び鈴が鳴り、創太が帰ってくる。そして、なんとその後ろには、ピアス男が佇んでいたのだった。
宮村だけが知っている
ピアス男は、創太を送り届け、立ち去ろうとする。しかし、なぜか創太が懐いてしまい、男を家にあげようという。
無碍に出来ず、堀は、男を家にあげ、事情を訊く。男は、創太が犬を怖がって転んだところを連れてきたのだと、キチンと堀の目を見て話してくれた。
男は、こう続けた。家事も全部やっているなんて、すごいですね、堀さん、と。
最初は同じ学校の生徒かと思った。しかし違った。このピアス男は、同じクラスの、あの、宮村だったのだ。
翌日、堀は、教室で宮村に声をかけた。それは、創太がぜひまた宮村に遊びに来てほしいと言っていたからだった。
宮村は、クラスメートをこんなに近く感じたことが初めてで、嬉しいやら恥ずかしいやらで思わず、ありがとうと言ってしまう。
それから、頻繁に宮村は堀の家にやってきた。宮村は、オタクではなかったし、家はケーキ屋で、ピアスは耳と口に合計9個の穴があり、身体には、タトゥーを入れていた。
堀は、クラスの人気者だったが、家ではスッピンで家事をこなし、それを知っているのは、宮村だけだった。
学校でも、堀と宮村は、よくツーショットを見かけるようになる。すると、堀のことが好きな石川透が、宮村に探りを入れてくる。
すると、宮村は、堀と自分とは釣り合わない、と勝手に思い込んでいたのだった。
独り占めしたい
透は、いつも冬服で、体育のときはジャージを着ている宮村の謎を知りたがった。それは、堀だけが知っていることだった。
しかし、透があまりにしつこくするので、それがバレてしまった。透はそれを見て、驚きはしたが、宮村のことがオモシロイと言ってくれた。
透は、もう一度、念を押す。堀に告るけどイイヨな? と。
その日の放課後、堀は、宮村に創太のお迎えを買って出て、透の告白タイムをフォローした。
そのあと、時間がないことに気づき、下校途中で上着を脱いで、宮村はダッシュした。
ダッシュしているところを、クラスメートの吉川由紀に見られたが、そんなこと気にしている場合ではなかった。
創太と、先に堀の家に到着し、堀の帰りを待つ。しばらくすると、堀は、帰ってくるなり、宮村に話があるという。
透に告られて分かったことだが、宮村は堀と釣り合わないと考えているという。そんなふうに思いながら、この家に来ていたのか、と堀は声を荒げて怒り心頭である。
宮村は、それは本心ではなかった。ただ、人気者の堀に、自分のせいで悪い噂などが出たら、嫌なのでそう言ったらしい。
さらに、透に、宮村のピアスのことも、タトゥーのことも知られていた。堀は、自分だけが知っている宮村の姿を見られるのが嫌だった。
このとき、宮村もまた、堀のことを全く同じように思っていたのだった。
それでも、予備知識を何も持たずに見ても、第1話から十分に引き込まれる内容だったと思う。
流石に売れている作品というのは、ストーリーが面白い。同じクラスの男女二人が、学校とプライベートで全く違う顔を持っており、偶然にもその秘密をお互いが共有する。
後半のほうでは、お互いがお互いの秘密を知られたくないと、ある意味ハッキリと告白していたように思う。
だが、それは、まだお互い友達以上、恋人未満という、微妙な距離感にあるのだろう。
ここから、二人の関係性は、どのように変化していくのだろうか。とても今後の展開が楽しみである。
とりわけ、設定としては、フィクションとは言え、ファンタジーもなければ、異次元とか、パラレルワールドとかも出てこない、ごく普通の高校生の話である。
何なら、ノンフィクションでも成立しそうなものでもある。それが、なぜこれほどまでに人気がある作品になったのか。
それは、人は皆それなりに秘密や言えないことがあっても、なかなかそれを実生活で共有したりするのは、難しいし、危険が伴う。
だから、それを客観的に見ることができ、二人の主人公たちの秘密を覗くことで、好奇心を刺激されるからではないだろうか。
ホリミヤ(実写ドラマ)の内容
シリーズ累計600万部を突破した超人気漫画「ホリミヤ」。すでにアニメ化で話題沸騰の中、同タイミングで実写映画&TVドラマ化が決定!
昨今の映画界で注目を集める新進気鋭の弱冠22歳、松本花奈監督のもと「ホリミヤ」の柔らかく爽やかな青春の日々が実写映像化!
宮村役に、初出演となる映画『蜜蜂と遠雷』(東宝/2019)で第43回日本アカデミー賞をはじめとする数々の新人俳優賞を受賞した、鈴鹿央士を大抜擢!堀役にはテレビドラマ「先生を消す方程式。」(テレビ朝日/2020)などの多数のドラマや、映画『サヨナラまでの30分』(アスミック・エース/2020)への出演経験のある期待の若手女優、久保田紗友!誰しもが魅了される演技力を兼ね備えた2人とともに、鈴木仁、岡本莉音、小野寺晃良、マーシュ彩、さくら、曽田陵介、井上祐貴らが人間関係に、将来に、恋愛に悩みながらも青春の日々を謳歌するクラスメイトを等身大で演じます。
<出典>ホリミヤ公式
<出演者>
・宮村伊澄:鈴鹿央士
・堀京子:久保田紗友
ホリミヤ(実写ドラマ)の感想
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