ここは今から倫理です(ドラマ)の見逃し動画を1話から視聴する方法【最新話まで】

ここは今から倫理です(ドラマ)の動画を視聴する方法

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ここは今から倫理です(ドラマ)の見逃し動画まとめ

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<見逃し動画>最終回(第8話) 3月13日放送
 
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最終回(第8話)の公式あらすじ

クラス全員が入っているグループチャットから抜けたことでクラスメイトからいじめを受けるいち子(茅島みずき)。高柳(山田裕貴)は、その問題について倫理の授業で対話することを提案し“最後”の授業が始まる。いち子や恭一(池田優斗)たちの対話を聞いた高柳は、ある哲学者の言葉を生徒たちに贈る。そして迎えた卒業式の日、いち子は高柳に告白をすることに…。「ここは今から倫理です。」最終回、見届けてください!
 
<出典>NHK公式

最終回(第8話)のネタバレはここをクリック
たった一人の犠牲
高柳の最後の授業は、対話形式で行われる。テーマは、逢沢がグループに戻るべきか、どうかについて。
 
そもそも、ことの発端は、逢沢のクラスは、男女別け隔てなく、仲がいいクラスで、体育祭を機にグループチャットを作ったことから始まった。
 
最初は良かったが、逢沢は、大学に行くため、これまでの遅れを取り戻そうと、人一倍勉強しなければならない。
 
そのうち、チャットには付き合っていられなくなり、ある日、逢沢は突然グループを抜けた。
 
すると、それまでとは違い孤立するようになり、グループでは、誹謗中傷が囁かれている。
 
これは、あくまで逢沢の意志でやったことだし、逢沢も特別不利益を被っているわけでもない。
 
しかし、同じクラスの谷口は、逢沢にグループに戻ってきてほしいと力説する。
 
逢沢が戻りさえすればいいのか、通知をオフって何となく流されてそれでいいのか。
 
保健室登校の幸人が、声を上げる。逢沢が戻っても、これまでの誹謗中傷を受けていた事実が消えるわけではないし、そんなことをやっていた人たちと仲良くなるなんてありえない。
 
谷口は、自分の身に置き換えて考えてみると、やはりそれはごもっともなことで、自分でも出来ない相談だった。
 
だったら、逢沢は、このまま耐えて頑張るしかない。そんなことは、他人事だからいえることで、その耐える行為がどれほどのことか、当事者にしか、分からないのではないか。
 
こう、教室でリストカットしようとした由梨は言うのだった。
 
 
考える葦
生徒たちはしばらく、時を忘れて対話に没頭していた。結論のない対話を。
 
誰かが、その事に気づき、高柳に助けを求めた。高柳は、生徒たちが屈託のない対話にただただ、魅了されていた。
 
今、交わされた内容は、確かに逢沢の進退についてであるが、同様の議論は、この教室だけではないという。
 
それは、世界中で行われている、人類の生きている限り永遠不変の問いなのだ。
 
だからこそ、どうか皆考えて、考えることをヤメないでほしい、と高柳は訴える。
 
そして、最後に逢沢の意志を確認する高柳。逢沢は、このままでいいと、自分の意志を語った。
 
これを聞いて、誰もこの場に異論を唱える者は、もういなかった。授業の終わりを告げるチャイムが鳴る。
 
各々の残り少ない高校生活がまた始まった。逢沢は、陰口を言われても、それに屈しない強さを身につけた。
 
友達は、倫理の教室で出会った人や谷口や香緒里だっている。人の考えや思いは人それぞれなのだ。
 
人は、つくづく寂しく、一人ぼっちなんだと逢沢は、実感していた。
 
 
別れと旅立ち
逢沢は、大学にその努力の甲斐あって、現役一発合格をした。生徒たちは、思い思いの進路を決め、旅立ちの日、卒業式を迎える。
 
式が終わると、卒業生は、仲のいい友達や世話になった教師と記念撮影をする。
 
高柳の倫理を受けた生徒たちも、一緒に集まって写真を撮った。
 
そんなイベントも終わりを告げた頃、逢沢は、決めていたことを実行に移した。
 
そう、高柳に告白するのだ。卒業式の日にも、やっぱり高柳は、タバコを吸っていた。
 
そして、喫煙室の前に逢沢が現れる。逢沢は、決死の覚悟で告白した。だが、高柳から快い回答は返ってこなかった。
 
食い下がろうとする逢沢に、高柳はダメ押しの問いを投げかける。将来、結婚したり、子供を産んだりしたいか? と。
 
当然、これに逢沢は、どちらもしたいと応えてしまう。ズルいやり口なのは、高柳にもわかっていた。
 
だが、今の高柳はこう言うしかなかった。結婚には、もう懲りていると。
 
逢沢の門出をできれば、笑顔で送ってやりたかったが、それができない高柳は、逢沢の幸福な将来をただ祈るしかできなかった。
 
こうして、春を迎え、卒業生たちは新生活を始めた。逢沢は、群れのなかに紛れるように、マスクをして歩いていた。
 
しかし、逢沢の心には、マスクのように自分の意志を塞ぐものは、何も着けていなかった。
最終回(第8話)の感想はここをクリック
「考える」ドラマ、『ここは今から倫理です』も今回で最終回を迎えた。
 
文字通り、今回のエピソードも矛盾とか、理不尽なこととか、そういったものを考えるキッカケはあっても、結論は出ていない。
 
高柳も堂々と、分からないと言っていた。でも、改めて感じたのは、こういうドラマも某国営放送ならではの、娯楽要素がほとんどないかも知れないが、それはそれで続編みたいなものがあってもいいのではないだろうか。
 
個人的に、妄想したのは、逢沢が倫理の教師として、母校に戻ってくるとか。
 
数年後の話なので、逢沢もそれなりに社会の波に揉まれて、かなりの変貌を遂げていたりして、仮に今回をシーズン1とすると、シーズン2が楽しみになってくる。
 
また、このような倫理観を問う、勧善懲悪もない、いわゆる「考える」ドラマは、スポンサーのない国営放送の、特化分野であると思う。
 
そういう点では、ドラマとしての希少価値というものも出てくるのではないだろうか。
 
とは言っても、感動的なエピソードはいくつもあったし、一概にエンターテインメント性がないとは、断言できないところもあると思う。
<見逃し動画>第7話 3月6日放送
 
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第7話の公式あらすじ

体育祭を前に加熱するクラス全員参加のグループチャット。そんな団結心を白々しく感じる南香緒里(中田青渚)はあえて周囲と距離を置いている。香緒里は、同じ様な態度の逢沢いち子(茅島みずき)にシンパシーを感じていた。高柳(山田裕貴)の授業で個人主義という言葉を覚えたいち子は独断でグループチャットから抜けてクラスメイトからいじめを受けることに…。高柳はその問題について倫理の授業で対話することを提案する。
 
<出典>NHK公式

第7話のネタバレはここをクリック
グループの不自由さ
南香緒里は、協調性がないわけではなかった。しかし、クラスのみんなが一致団結し、体育祭に向けて、グループチャットなどを始めて、それに参加はしても、心から楽しめない。
 
無理やり、周りに合わせて、がんばろー! などと呟いてみても、それは本心ではなかった。
 
同じクラスには、高柳の倫理で同じ授業を選択している、逢沢と谷口もいた。
 
谷口は、みんなと仲良く出来てうれしそう。だが、逢沢も何でもその場のノリでやるかと思いきや、自分が嫌なことは、嫌ということが最近分かった。
 
南は、こんな状況を楽しむことができたら、どんなに楽か、グループチャットの未読メッセージのカウントの数字を見るたびに、それを鬱陶しく感じていた。
 
そして、高柳の倫理の授業が始まった。今日のテーマは、資本主義と社会主義。
 
資本主義とは、今の日本がそうであるが、問題もある。それは、貧富の差が生じることだ。
 
哲学者や思想家たちは、最大多数の最大幸福を唱える者もいて、何とかそんな問題点を解決しようとした。
 
この言葉に、南が反応する。みんなの幸せが、自分の幸せだといいのに、と。
 
次に、資本主義に対し、社会主義。これは、一見理想的に思われるが、現実的に人々の競争や労働意欲を奪ってしまうことになり、現存する社会主義国家は、ごく少数である。
 
 
主義の違い
授業が終わり、スマホにチャットの未読の数字があり得ない表示をする。それを見て、思わず、うわっと声を上げてしまう南。
 
それを聞いた、逢沢が同調する。正直、自分も鬱陶しいんだと。南は、驚いた。逢沢も全く同じことを感じていたからだ。
 
教室に戻ると、やはりそこは、うるさい喧騒といくつかの群れに分かれていた。
 
南は、一人どの群れに入るでもなく、好きな音楽をイヤホンで聞き、喧騒から逃れるのだった。
 
南は、ずっと考えていた。このままずっと、一人でいたい。
 
でも、ずっと一人だったら、きっと楽しくもなく、寂しくなってしまうのかもしれないと、不安にもなる。
 
そんな放課後の帰り道、喫煙所近くに高柳を待ち伏せする逢沢と谷口と遭遇する南。
 
南は、あまり関心はなかったけれど、話を聞いていると、やがて高柳が現れ、南も高柳の話を聞く羽目になってしまう。
 
そこで、南は、今日の授業で思ったことを率直に高柳に告白する。
 
世の中のほとんどが、資本主義なのに、そのなかに馴染めず、浮いている存在の社会主義の国がいまだに存在する。
 
それがあたかも、クラスの中での自分のようだ、という南。これには、逢沢も同じ意見だった。
 
だが、南は、何だか逢沢が自分と同じだとは、どうしても思えなかった。
 
 
逢沢の決断
高柳は、こう解説する。おそらく、南と逢沢のいうことは、個人主義。そして、結束力を高め、クラスが一致団結するのが、集団主義とも言えるだろう。
 
そして、集団主義の問題点を警告する。それは、逢沢や南に即して言うと、いじめに発展する危険性を孕んでいるということだ。
 
集団のなかでは、異を唱えるものは徹底して排除されてしまう。個人主義では信じられないほど酷いことが平気で行われるというのだ。
 
それを聞いて、逢沢は、ある決断をする。グループチャットを一人で抜けるというのだ。
 
南も、同じことをしようと考えたが、南の場合は、そこまでする勇気がなかったのかも知れない。
 
すぐにチャット内では、逢沢が抜けたことが分かり、そのうち、恐れていたことが現実になる。
 
チャット内では、逢沢の陰口が絶え間なく囁かれ、クラスのなかでは、逢沢は基本的に無視されてしまう。
 
谷口は、この状況が耐えられなくなり、逢沢にグループに戻れという。そうすれば、少なくとも、陰口を叩かれることはなくなるだろう。
 
しかし、と南が言う。そんなことしたら、逢沢の主義が消されてしまう。それは、戻るべきではないという。
 
それを聞いていた高柳は、このテーマを題材に、みんなの意見を出し合う対話形式の授業を始めるのだった。
第7話の感想はここをクリック
この対話に、もし自分が参加していたら、何と言うだろうか。
 
まず結論から言うと、やはり、逢沢は自分の意志を曲げず、このままグループには戻らなくていいと思う。
 
今更、戻ったところで、一度壊れた人間関係が円滑になるとは到底思えない。
 
だが、このまま逢沢が何もしなくていいというわけでもないだろう。実際に、無視などの対象とされ、精神的なストレスは相当なものであるし、そこに異議を唱えるべきだろうと思う。
 
そして、グループチャット内での誹謗中傷等は、やめてもらうよう、求めるべきであるだろう。
 
今は、まだクラス内で済んでいることも、いずれSNSで拡散されたりする恐れを孕んでいる。
 
リアルに、現実的に言えば、まだ匿名性がないだけましかもしれないし、呑気に対話などしている場合ではない。
 
現実社会がすでにそうなっているように、行き過ぎた誹謗中傷等は、規制すべきで、それは今回も同じことが言えるのではないだろうか。
 
高柳なりの学校側が、この内容を監視し、規制する必要がある。ことがことだけに、実際、SNS上の誹謗中傷等により、人の命が奪われることだってあるのだから。
<見逃し動画>第6話 2月27日放送
 
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第6話の公式あらすじ

自傷行為をやめられない高崎由梨(吉柳咲良)は、ゲームという同じ趣味を持つ保健室登校の都幾川幸人(板垣李光人)と仲良くなる。都幾川は普段の授業にはほぼ出ることはないが、高柳(山田裕貴)を慕って倫理の授業には出ていた。手を握ったり腕を組んだりと高柳との触れ合いを求める都幾川のことを大目に見て欲しいと頼む養護教諭の藤川(梅舟惟永)に、高柳はできないと答える。ある日、由梨が授業で突然カッターを出し…。
 
<出典>NHK公式

第6話のネタバレはここをクリック
喋らない生徒
高柳の倫理の授業中、高崎由梨がリストカットをしようとした。高柳は、そのとき、ただ呆然と立ち尽くすばかりで、由梨の救いには遠く及ばなかった。
 
高柳は、これまで生徒のために何もできなかった自分の無力さを思い知った。
 
曽我凉馬も高柳の倫理の授業に出ている生徒の一人。曽我は、耳が聞こえないわけではないが、とにかく喋らないことで有名だった。
 
教師、生徒たちの間でも、曽我が喋ったところを見た者はいない。だからといって、成績は悪いわけでもなく、運動神経もよく、チームプレイだってできる。
 
両親はごく普通の家庭だった。高柳は、曽我のことは知っていたが、彼がなぜしゃべらないのか、彼が何か救いを求めない限りは、関わらないようにしていた。
 
とは言っても、廊下で曽我と高柳がすれ違ったときは、曽我のほうから会釈をしてくる。
 
少しずつ、曽我のことが気になり出す高柳。授業も事務的にやってしまい、上の空である。
 
そんな高柳の様子を敏感に感じ取る生徒もいる。逢沢いち子である。
 
逢沢は、日頃は、高柳にまとわりついてばかりいるが、そんなときも高柳がまるで自分の話に耳を傾けていないことに敏感に気づいてしまう。
 
そして、高柳は溶けてしまったチョコレートを渡されて、まるで生徒に気を遣わせているかのようだった。
 
 
ライスサンド
曽我の保護者が呼び出されて、特別に三者面談が行われた。それでも曽我に変化はなく、ただ母親は平謝りするばかりだった。
 
ある日の昼休み、高柳は、校舎の影に曽我が気を失っているところを発見、急いで駆けつけた。
 
まだ、秋には程遠い炎天下である。熱中症の症状かと高柳は思った。
 
しかし、曽我は、そこでただ眠っていただけだった。高柳に気づくと、家から用意して来たと思われるライスサンドを、やはり無言で頬張る曽我。
 
そんな曽我に高柳は訴えた。本当のときだけでいい、ツライときは、声をかけてほしいと。
 
そして、その返事は、もちろん返って来なかった。だが、それでも高柳の声は、確かに曽我に届いているような気がした。
 
いつも、図書室で受験勉強に明け暮れる田村創。田村は、志望校を母親に決めてもらっていた。
 
だが、別段反抗するつもりもないし、田村のことを母親は、思いやってくれていた。
 
そんな田村を見るにつけ、高柳は、勉強のし過ぎでは? とか、何のために勉強をする? とか要らぬお節介を焼いてしまう。
 
逆にその質問をそのまま返す田村。そして、高柳の手元には、なぜかライスサンドのレシピ本があったのだった。
 
 
約分
おにぎりを発展させ、革新をもたらしたのがライスサンド。ここまで説明しておいて、高柳は、ここでライスサンドの話を止めた。
 
ここから先は、興味をもったら自分で勉強してみるといいと、提案する高柳。
 
何も受験勉強ばかりが、勉強ではない。だが、田村は、今は受験勉強しかしたくないという。
 
親御さんが厳しいの? と不用意な問いに、田村は、激しい口調で全面否定する。
 
時間もお金もかけてくれて、とても優しいし、自分を一番に考えてくれているという田村。
 
明らかに、これは高柳の失言だった。それでも、高柳は、こう続けた。
 
大学に行ったら、どうか自分のために何かを学ぶと約束してくださいと。
 
翌日の昼休み、曽我がまた、ライスサンドを一人で頬張っていると、そこへ高柳がやってくる。
 
曽我の隣に程よく距離をとり、腰を下ろすと高柳も用意してきたライスサンドにかぶりついた。
 
曽我は、それに目を見張ったが、言葉を発することはなかった。
 
そして、なんとかして、食べながら、高柳が言葉で曽我のことを説明しようとしても、それは、言葉を喋らない曽我にとっては無意味に感じられた。
 
だが、高柳はこう続けた。曽我は、とりわけ「4分の2」は自分を捨てていない…と高柳が言ったときだった。
 
たった一言、曽我が「ニブンノイチ」と、約分して訂正したのだった。
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とても面白いキャラ設定だと思った。今回フィーチャーされた生徒は、学校では全く喋らない曽我凉馬。
 
彼は、成績優秀、スポーツも出来て、それなりに集団でも協調性もある。しかし、なぜか一言も言葉を発しないというのだ。
 
てっきり、難聴者か何かかと思ったが、相手の言葉は聞こえていて、理解しているらしい。
 
教師たちが話しかけても、無表情で無言のまま。これは、やはり非現実的なような気がする。
 
これが、個性だと言われればそうかも知れない。だが、人によっては、曽我の態度というのが、コミュニケーションを断絶する「無視」だと思われかねない。
 
実話ではないし、フィクションであり、高柳の言うように、これを問題とするかどうかということが、すでに無意味なような気がする。
 
そして、今回のエピソードのラストシーンで、田村から、大学で何を勉強する? と訊かれ、曽我は、珍しく口元をほころばせた。
 
これは、どういう意味だったのか。言葉は発しなかったけど、表情を変えたということは、それなりに、しかも笑って白い歯を見せたので、ポジティブな感情が生じたことは、間違いない。
 
ただ、これがこのドラマの大きな特徴だと思う。それは、視聴者に「考えさせる」ドラマなのだということだ。
 
だから、曽我のあの表情の意味もいかようにも捉えるころができるし、正解などは存在しないのではないだろうか。
<見逃し動画>第5話 2月20日放送(2月13日は放送中止)
 
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第5話の公式あらすじ

自傷行為をやめられない高崎由梨(吉柳咲良)は、ゲームという同じ趣味を持つ保健室登校の都幾川幸人(板垣李光人)と仲良くなる。都幾川は普段の授業にはほぼ出ることはないが、高柳(山田裕貴)を慕って倫理の授業には出ていた。手を握ったり腕を組んだりと高柳との触れ合いを求める都幾川のことを大目に見て欲しいと頼む養護教諭の藤川(梅舟惟永)に、高柳はできないと答える。ある日、由梨が授業で突然カッターを出し…。
 
<出典>NHK公式

第5話のネタバレはここをクリック
心と体のバランス
倫理の高柳の授業を選択している生徒の一人・高崎由梨。由梨は、自傷行為をして、日頃の嫌な気持ちを癒すリストカッターだ。
 
由梨が、自分に傷をつけだしたのは、小学生の頃。友達がやっていて、どんな感じが訊いてみると、何となくスッキリするというのを聞いたのがキッカケだった。
 
別段、それほど、悲観しているわけでも、自殺願望があるわけでもない。だが、由梨の母親は、これを許さなかった。
 
由梨の母は、ある「神」を信じており、その神に謝れば救われる、というのだった。
 
学校生活で、他の生徒と変わったところと言えば、真夏でも由梨は、決して半袖になることはなかったところだろう。
 
都幾川幸人。彼も高柳の倫理の授業を受けている。幸人は、授業が終わると、高柳と腕を組んで保健室へと向かうのだった。
 
幸人は、教室には戻らない。高柳と特定の懐いている教師とだけ、コミュニケーションやスキンシップを過剰にとる。
 
親の愛を受けずに、ここまで育ってしまった幸人。まだ、人との接し方などは、幼児レベルと言って良かった。
 
そんな幸人を見ていると、高柳は、ある人に投げかけられた問いを思い出す。
 
教師になって、何人もの生徒が助けを求められたとき、お前ならどのような救いを与える?
 
平等に全ての生徒に救いを与えるなんて不可能だと、高柳は感じていた。
 
だから、幸人とは、もう身体を密着させ、一時しのぎのコミュニケーションを取らないようにしようと思ったのだった。
 
 
平等に救うこと
幸人にとって、唯一の拠り所だった高柳の倫理。高柳がいたから、幸人は、保健室で一人になっても勉強して卒業しようと思った。
 
ある日の倫理の授業が終わる。由梨は、ふと見ると、幸人が手元のスマホゲームでレアアイテムを入手していることを気づいて、ついつい幸人に声をかけてしまう。
 
幸人と由梨が意気投合するのには、さほど時間はかからなかった。
 
そのあと、当然幸人は、由梨と別れ、高柳と保健室に向かう。だが、高柳は、幸人との距離を取ろうとする。
 
これまでの高柳と違う対応に、混乱した幸人は、保健室に戻ると、すぐに早退してしまった。
 
そんな高柳と保健の藤川の意見が対立する。それをたまたま聞いてしまった幸人。
 
幸人は、人間不信に陥った。そして、自分の生きる価値を見い出せなくなってしまった。
 
高柳は、逃げる幸人を呼び止め、言葉だけでありったけの救いを幸人に向けた。
 
しかし、言葉だけでは、幸人には届かない。幸人が手を伸ばしても、それに応えられず、茫然とする高柳。
 
幸人は、やはり自分は高柳には負担でしかないと、思うしかなかった。
 
 
由梨にとっての救い
由梨は、その日、母親の友人たちに囲まれて、偽物の笑顔で他人に傷を晒された。
 
こんなに恥ずかしいことは、なかった。自分の身体なのに、母は、神様からの授かりものだと信じている。
 
もうどうでも良くなってしまった。由梨は、そこまでされたら、隠しているのもバカバカしくなって、倫理の授業中、カッターを手に取り、その刃を手首に押し当てた。 
 
それが、たまたま幸人の目に留まった。幸人は、悲鳴を上げながらも、由梨に飛びつき、その行為をヤメさせた。
 
だが、幸人のほうが過呼吸になってしまい、危ない状況だ。高柳は、このとき、棒きれのように立ち尽くし、幸人の深呼吸を促す声をかけるしかなかった。
 
保健室に横になっていたのは、幸人だった。直ぐ側には由梨が心配そうにしている。
 
しばらくして、目を覚ました幸人は、慌てて由梨の手首の状態を確認し、由梨を思いっきり抱きしめた。
 
それは、由梨にとって、唯一の救いだった。心から、身体のことを、自分のことを思いやってくれている人がいる。
 
高柳は、それを見て、逃げるように保健室を出た。自分は、間違ったことは、何一つやっていない。
 
むしろ、倫理という正しいことを教えているのに、誰一人救えない。高柳は、自分の無力さに打ちのめされ、自暴自棄になっていった。
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あまり最近は、耳にしないが、以前はよく教師という職業を聖職者という風に言っていたように思われる。
 
なぜ、聖職者という言われ方をしなくなったのか。それは、おそらく、今回の高柳のような行動を教師たちが取り始めたからだろう。
 
一般常識や、それこそ、倫理に照らすと高柳がやったことは、コンプライアンスに忠実で、平等に救いを与えるための最善策であったかもしれない。
 
しかし、今回、高柳は二人の生徒をあたかも、冷たく突き放したような印象さえ受ける。
 
なぜか。それは、聖職者は、どんな人にも平等に、最大限の救いを与えるように努力する人だからである。
 
由梨を救った幸人には、確かに人よりも多少意思疎通が下手なところがあるのかもしれない。
 
ただ、その分感情に敏感なため、他人の気持ちにも、より近くで寄り添う術を知っているのではないだろうか。
 
言葉を持たない、動物やペットが癒しになるということは、こういうところも起因しているのではないかと思う。
 
さて、高柳は、茫然自失のまま、次回もまた別の生徒の問題に直面することになるようだ。
 
どうにかして、ここで、何らかの希望のようなものを掴んでほしいと切に願ってやまないところである。
<見逃し動画>第4話 2月6日放送
 
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第4話の公式あらすじ

近藤陸(川野快晴)は兄のカイト(山科圭太)が逃げたとチンピラ達から言いがかりをつけられ暴行を受ける。そこに現れた“ジュダ”と呼ばれる男(成河)に助けられた陸だったが、今度はジュダに軟禁されてしまう。そこに飛び込んでくる高柳(山田裕貴)。ジュダと高柳の間にはかつて、一人の女子生徒を巡る浅からぬ因縁があった…。高柳は陸を連れ出そうとするが、ジュダはそれを阻み、ハンナ・アーレントの言葉を突きつける。
 
<出典>NHK公式

第4話のネタバレはここをクリック
孤独な陸
陸は、兄・かいとと二人暮らし。かいとは、メシも作ってくれるし、優しい。でも、かいとは、陸に運び屋をさせる。
 
かいとが電話を受けると、決まって陸は、タバコの箱を持って、かいとが言った場所で、ガラの悪い連中にそれを渡して、それと交換に金を受け取る。
 
なんだか、これ悪いことじゃないかと思ったが、かいとには言えなかった。言ったら、一人になりそうで怖かったから。
 
ある日、それでも、かいとは、陸を置いて逃げてしまった。代わりに陸がリンチに遭う。
 
それを助けてくれたのが、ジュタだった。ジュタは、連中を蹴散らし、陸をある場所に連れて行った。
 
その頃、学校では、このところ、欠席が続く陸について、仲のいい幸喜と亮太が、高柳に相談を持ちかけていた。
 
幸喜も亮太も、仲はいいが、陸は家のことついては、話してくれなかったという。また、かいとについては、悪い噂しかないらしい。
 
かいとの噂を知る、いち子によると、その地域でもある種、有名人である。
 
その地域名を聞いたとき、高柳の表情が豹変する。高柳は、幸喜と亮太に連絡を取り続けるように言って、血相を変えて教室を出た。
 
ジュタは、高校生の身体が目当てだった。そして、陸が、あの高柳のいる高校の生徒だと分かると、ジュタの態度が一変したのだった。
 
 
思考を諦めた陸
すぐに、ジュタのスマホに着信があった。通話相手が誰かは分からない。だが、陸のことを話しているようだった。
 
しばらくすると、高柳が現れた。高柳は、陸を外に逃がそうとする。それに対し、ジュタは、すぐに鍵を閉めろと、陸に指示する。
 
ジュタは、一方的に、何の交渉もせず、自分の存在を無視して、高柳が陸を逃がそうとしたことに腹を立てた。
 
これを見て、高柳は、一つ大きく深呼吸すると、自分の軽率な言動をジュタに詫びた。
 
むしろ、陸を助けてやった。だからといって、陸が悪いわけでもない。
 
ジュタのこの説明が飲み込めず、高柳は、またも冷静さを失いそうになりなりながら、陸がここにいる理由を陸に訊く。
 
最初は、疑問に思ったこともあった。だけど、そのうち、頭痛がするようになり、思考を諦めることにした。
 
陸は、高柳に、とりあえずこう応えるしかなかった。ジュタは、続けた。
 
カントなどの過去の偉大な哲学者たちの言葉などから、性悪説を唱えた。
 
倫理教師の高柳も簡単には、これを論破できない。
 
なぜなら、陸は、悪いことしたかもしれないが、陸にとっては、頼まれたことをした、ただそれだけだったから。
 
 
諦めない高柳
それでも。高柳は、生徒の前で諦めることは出来なかった。たとえ、それが偽善だとしても。
 
善でなくとも、そうあろうとすることはできる。だから、高柳は、陸に問い続けるしかなかった。
 
ここにいる理由を。しかし、思考と止めた陸には、自分で答えを出すことができない。
 
ジュタは、ここで、高柳の聞きたいことを言い換えてやる。どうしたい? と。
 
そのとき、幸喜たちのメッセージに気づく陸。陸には、そのメッセージを送った友達と会いたくなった。
 
そして、それが、今の陸の唯一のやりたいことだった。それを陸が口にすると、ジュタは、ダルそうにしながらも、もう二度と、陸に危害が及ばないようにしてくれた。 
 
これは、高柳にとっても以外な展開だった。ジュタは、正しいことは、したくなかった。
 
だが、そんなジュタでも唯一、対等に対話ができるのが、高柳であり、その行為だけがジュタの倫理だった。
 
こうして、陸は、開放された。高柳とジュタは、知り合いなのか? 
 
かつての教え子がジュタの住む世界に行ってしまった。学校では、何度も命を投げ出し、高柳もその都度、彼女との対話を試みた。
 
でも、その甲斐虚しく、彼女は、今悪に染まって生きているという。
 
高柳は、思考を止めるな、と陸を怒鳴った。こんなこと言ってくれたのは、陸にとって生まれて初めてのことだった。
 
そして、次の日から、陸はまた学校に来るようになったのだった。
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毎回、かなり哲学的なことばかりを言うので、全ては理解できない部分は、あると思う。
 
もし自分が、あの、授業を受けていたらと想像すると、それこそ最初から最後までは耐えられないだろう。
 
さて、今回のエピドードは、前半までは、実は高柳は、元ヤンなのか!? ということも期待してしまったが、どうやらそうではないらしい。
 
過去に、高柳にも手に負えない生徒がいたというのだ。彼女は、ジュダの導かれて、陽の当たらない世界で生きているらしい。
 
しかしながら、腕力ではなく、高柳をあそこまで、論理的に追い詰めた、このインテリの半グレ・ジュダは、かなりの存在感ではなかっただろうか。
 
何なら、今回ばかりは、高柳は陸を救出には来ても、あまりに無力だったような気がする。
 
むしろ、陸が、陸なりに、学校に行きたいと言って、意思表示をして、それを引き出したのが、皮肉にもジュダの言葉だったのではないだろうか。
 
ただ、最後に、高柳が怒鳴ったところは、なぜか分からないが、感動した。
 
自分の頭で考えなさい。この言葉は、今の我々にも心に響くようなところがあったのではないか。
 
悪であれ、善であれ、結局のところ、それを決めるのは自分であると、改めて思った。
<見逃し動画>第3話 1月30日放送
 
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第3話の公式あらすじ

高柳(山田裕貴)は物理教師の松田(田村健太郎)から教師と生徒の恋愛について相談される。深川時代(池田朱那)のことが気になって仕方が無いと言う松田に「それは愛ですか?性的欲求ですか?」と問う高柳。時代は過去に高柳を陥れようとした女子生徒だった…。文化祭の夜、松田の元に音声録音中の携帯をカバンに忍ばせた時代がやってくる。そこに飛び込んできた高柳は“美しさ”についてのソクラテスの言葉を投げかける。
 
<出典>NHK公式

第3話のネタバレはここをクリック
愛か?それとも…
文化祭が迫った、ある日の放課後。物理の松田は、正直困惑していた。一人の女子生徒が、個人的に授業の内容を訊いてきて、やたらと思わせぶりな言動をするのだ。
 
一方、倫理の高柳は、文化祭には、一切関わろうとせず、今日も定時で職員室を出ていった。
 
高柳は、そういう忖度できないところがあった。それでいて、その顔立ちや振る舞いから、女子からの人気もあるようだった。
 
以前には、高柳は、セクハラの冤罪を女子生徒から、でっち上げられそうになったこともあったという。
 
それを聞いた松田は、相談相手に高柳を選んだのだった。高柳は、こう言う。
 
愛しているのか、それとも身体本位なのか? と。
 
いつもの倫理の授業。3年になり、高柳の倫理を選んだ生徒の中に、深川時代はいた。
 
時代は、高柳みたいな、気取っている教師を、困らせるのに快楽を感じた。
 
しかし、2年前。高柳は、動じなかった。時代が仕掛けたハニートラップに対して、毅然とした態度を貫いた。
 
結局、泣きべそをかいたのは、時代だった。だが、それも今はどうでもいいこと。
 
今は、松田という、新たなターゲットを手中に収めようとしている。
 
そんな時代には、妹がいた。妹は、読者モデルで人気者だった。その妹は現在、同じ高校の1年生だった。
 
 
妹は美人
愛か? セックスか? 高柳の問いについて考えると、松田は苦しかった。
 
松田は、生徒たちから、そのどもりがちな口調とオドオドした言動から、毛嫌いされることがほとんどだった。
 
しかし、彼女は、いつからか、放課後に授業の内容を訊きに来るようになった。そして、次第に距離が近くなり、そのうち物理の質問ではなくなってしまうこともあるという。
 
それを聞いて、高柳は、いつもの口調でこう言うのだった。
 
否定はしないけれど、それが教師であることで成立しているのなら、立派なハラスメントだ、と。
 
松田は今更のように、自分の置かれている立場に気づき、愕然とする。
 
高柳は、続けた。本当にお互いが、愛し合い、対等にいられるのなら、恋愛は自由であると。
 
妹は、時代から言わせれば、ただチヤホヤされているだけ。時代は、そう思い込むことで、自分のコンプレックスを隠していた。
 
その妹が、いよいよ、文化祭の一大イベントである美人コンテストにでることになる。
 
時代の苛立ちが募る。ちょうどそのとき、初めて松田から、誘いのメッセージが時代に届く。
 
時代の妹に対するコンプレックスは、醜く歪んで松田を貶める喜びへと変わっていくのだった。
 
 
オオカミ少女
すでに時代は、先に来ていた。覚悟を決めて松田が物理室に入る。すると、いきなり時代は、抱きつこうとする。
 
いつもと違い、松田は、時代から距離を取ろうとした。だが、時代は、高柳のときのように、二度とヘマはしたくなかった。
 
松田に気付かれないように、ここの会話は、スマホで録音している。
 
あとは、松田をその気にさせて、襲わせたら、それが証拠になる。
 
だが、松田は、時代の密着を力ずくで拒んだ。その拍子に時代がもんどり打って倒れてしまう。
 
時代は、これぞ好機と見て、悲鳴を上げた。そのとき、高柳が現れ、時代の録音が松田にバレてしまう。
 
それでも、松田は、時代に伝えたいことがあった。愛してしまったのだと。
 
松田は、時代が自分をからかっているのは分かっていた。だが、それを真に受けてしまった。
 
膝をついて、時代に土下座する松田。そして、己の弱さを時代に謝るのだった。
 
高柳は、何故過去に自分を訴え、今回は松田をハメようとしたのかが、今日ハッキリと分かったという。
 
時代は、周りの気を引きたいだけなのだ。図星を指され、時代はその場を逃げ出そうとした。
 
そのとき、松田が言ったのだった。時代は、ブサイクなんかじゃないと。
第3話の感想はここをクリック
だいぶ分かりやすく、高柳のセリフは、噛み砕いてくれたような感じだが、ソクラテスの言葉は、一見難解で、すぐには理解できなかった。
 
高柳曰く、ソクラテスは、美しいことは善いことだと言ったらしい。これをそのままに取ってしまうと、それでは、醜いことは悪いこととなってしまう。
 
これを、補ったのが、最後に高柳が時代に言った言葉だと思う。
 
そうでなければ、教養を身につけて、美しく輝ける。肝心なのは、外見ではなく、その魂の在り方だ。
 
これを聞いて、時代は、果たして更生されたのだろうか。次回以降の時代の動向も気になるところである。
 
それにしても、今でこそ、ハラスメントの嵐のようになっていると思われる教育の現場。
 
だが、一昔前は、高校教師というドラマが流行ってみたり、それこそ、教え子と結婚するという教師も結構いたのではないだろうか。
 
そういう意味では、現代社会は、恋愛の自由なんて、ないのかもしれないと思う。
 
今回は、初回に続く性的な問題に、高柳がソクラテスの言葉を使って持論を展開した。
 
あくまで対等な立場で、愛があるのなら、その恋愛は許されるべき。
 
倫理面では、こう言わざるを得ないが、これが、人間の性とでも言うべきことでないか。
 
もっと言うと、高柳は、暗にもっと自由に生きてもいいんだ、と諭してくれたような気がした。
<見逃し動画>第2話 1月23日放送
 
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第2話の公式あらすじ

授業中いつも寝ている間幸喜(渡邉蒼)。母親がシングルマザーで仕事から帰ってくるのが遅く、家に帰っても誰もいない自由な時間で、仲間たちと夜中まで遊び歩く日々を送っていた。高柳(山田裕貴)の授業でも幸喜は寝てしまう。そんな幸喜に、夜に電話を下さいと自分の携帯番号を記したメモを渡す高柳。戸惑いながらも、幸喜は電話をかけてみることに…。高柳は自由な生活がどこか不安なのではと問い、キルケゴールの言葉を説く。
 
<出典>NHK公式

第2話のネタバレはここをクリック
学校は眠い
間幸喜にとって、学校は寝るところだった。授業中は、いつも居眠りをしている。
 
気がつくと、前の授業から寝ていて、みんなは体育の授業で、グランドで走り回っていたりする。
 
職員室に呼び出されることもしょっちゅうである。説教を聞いているだけで眠くなり、欠伸が出るのを堪えるのに、苦労する。
 
幸喜は、選択科目では倫理を選んでいた。そう、倫理は高柳が担当の科目である。
 
高柳の倫理でも必ずと言っていいほど、居眠りする。授業の記憶なんて、ほとんどない。
 
しかし、それでも高柳は、幸喜のことを、もちろん気にかけてはいたが、何か特別言うわけでもなかった。
 
高柳の授業が始まる。高柳の言葉が頭をすり抜け、もうそれは、幸喜にとって子守唄でしかない。
 
すると、いきなり起こされ、授業は高柳の指示で椅子だけで丸い形に座り、ディスカッション形式での授業になる。
 
自由について自由に語る。そう高柳は、テーマとルールを説明する。こんな形にされたら、幸喜は寝られないではないか。
 
幸喜は、それでも椅子にかけたまま、深い眠りへと落ちていった。そして、気がつくと、教室には、幸喜と高柳二人だけになっていた。
 
そう、授業はとっくに終わり、幸喜は、それに気づかず、眠り続けていたというわけだ。
 
 
対話がしたい
倫理の授業で、幸喜が起きていたことは一度もない。怒りの感情はないが、あまり気持ちのいいものでもない。
 
高柳は、こう幸喜に言って、なぜそんなに眠いのかと問うと、在り来たりの言葉しか幸喜からは返って来なかった。
 
幸喜の家は、母子家庭だった。家に帰っても深夜まで、母親は戻らない。家は、家事が行き届かず、散らかり放題。
 
テーブルには、わずかばかりの小遣いが置いてある。それを握りしめ、幸喜は、朝方まで地元の友達と遊び回っていた。
 
あるとき、偶然深夜に屯しているところを高柳に見られてしまう。
 
その日も、幸喜は、朝帰りをすると、母親が買ってくれた、好物のプリンが冷蔵庫に入っていた。
 
昼休み、やっぱり幸喜は寝ていた。そこへ高柳がやってきて、ケータイの番号を幸喜に渡し、幸喜と対話をしたいという。
 
ただし、一度でもイタ電をしたら、もう出ないと、高柳は言うのだった。
 
その場では、クシャクシャに丸めたが、幸喜は、そのメモを捨てなかった。
 
その夜、友達に話したら、勝手にイタ電をされてしまった。言い知れぬ罪悪感が幸喜を襲った。
 
また、次の日の夜。高柳は、もう電話に出てくれない。そう思いながらも、幸喜は、高柳のことが気になって仕方なかった。
 
 
映画鑑賞の課題
散々迷った挙げ句に、幸喜は、高柳に電話をかけてみた。何回か、コールして高柳が出た。
 
自分だと知らせ、用は思いつかなかったので、幸喜はすぐに切ろうと思った。すると、今何してる? と、高柳が訊いてきた。
 
別に、と言って、それをそのまま返した。高柳は、映画を見ているといい、有名な映画で幸喜にこれは見たほうがいいという。
 
映画のあと、高柳はもうすぐに寝るらしい。高柳は、幸喜の自宅にあるDVDのなかで、母親の好きな映画を見るようにと課題を出す。
 
これを見たら、外に出たくなくなる。高柳は、このあと、幸喜に外出してほしくないのだと、はっきりと告げるのだった。
 
映画を見る時間は、束縛されて自由じゃないけど、楽しいときになる。
 
そして、その映画を見た感想を明日高柳に教えるようにと言って、会話は終わった。
 
仕方なく、映画を見る幸喜。別段、面白いかどうかは、別にして、見ろと言われたから見るだけだ。
 
時々、つまらなくなって、洗い物を片付けて、洗濯物を畳んでみた。
 
しばらくすると、母親が帰ってきた。幸喜の母は、またプリンを買ってきてくれた。
 
久しぶりの親子の会話だった。母親は、なぜ自分の好きな映画を幸喜が見ているのかは、分からなかったが、無性に嬉しく、息子の成長を感じたような気がした。
第2話の感想はここをクリック
高柳が特別、激情的なところはないが、その言葉は、確実に生徒の胸に届き、優しい感動を覚えたエピソードだった。
 
学園モノや教師モノのドラマだとどうしても、熱血漢で激情的な人物が教師として描かれるのが、定番となっている。
 
しかし、高柳は、それとは正反対である。これが、今の時代に即した、新しい、理想の教師像だろうか。
 
理想ではないかもしれない。ただ、単純には判別も難しいところだが、少なくとも悪い教師ではないと思う。
 
なぜなら、確実に生徒たちと向き合って、ちゃんとした信頼関係を築くことに、一人一人だけど、成功していると思うからである。
 
倫理の時間には、まだ他にも人知れず、闇を抱えたような生徒たちがたくさんいる。
 
一体何処まで、高柳は、この生徒たちと向き合うことができるのだろうか。
 
あともうひとつ、今回は、そのシーンはなかったけれど、高柳は喫煙について、彼の過去にまつわる何かが癒せないのでヤメないのだと、言っていた。
 
今後、この高柳の過去も語られることがあるのだろうか。また、癒やしということは、高柳は、過去にトラウマのような心の傷を負ったまま、教師を続けているのか。
 
その辺りも、今後の展開次第では、見どころとなってくるのではないだろうか。
<見逃し動画>第1話 1月16日放送
 
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第1話の公式あらすじ

高柳(山田裕貴)はミステリアスで風変わりな倫理教師。逢沢いち子(茅島みずき)は校内での男友達との情事をとがめられたことをきっかけに高柳に心惹かれる。そして男友達との心ない性交を拒絶したいち子に、高柳は愛と教養についてのマックス・シェーラーの言葉を贈る。いち子に真剣に向き合う高柳に感化された谷口恭一(池田優斗)は自分の様ないじめられっ子を救う“いい先生”になりたいと高柳に告げる。しかし高柳の答えは…
 
<出典>NHK公式

第1話のネタバレはここをクリック
人生必修科目
谷口恭一は、高校3年生になった。恭一には、夢があった。それは、良い先生になること。
 
だが、その模範になるような教師は、学校には皆無と言ってよかった。
 
逢沢いち子は、昼間から教室でカーテンを締め切り、男子生徒にカラダを許していた。
 
それを意図せず、覗き見していた恭一。そして、その教室に現れたのは、倫理の高柳だった。
 
高柳は、その行為は二人共愛し合ってのうえでのことか? とぶっきらぼうに訊き、見つかった男子生徒は、ビビって逃げていった。
 
恭一は、これを見て、彼だ、と思った。迷うことなく、恭一は、選択科目に倫理をとった。
 
最初の高柳の授業が始まる。高柳は、倫理という学問がどういうことかを説明する。
 
高柳が最初に板書したのは死と言う文字だった。無表情ではあるが、高柳が発する言葉は、落ち着きがあり、恭一には、どの学科でも聞いたことがない単語が並んでいく。
 
恭一は、目を見て分かったような気がした。高柳こそが自分のようないじめられっ子の味方になってくれる、目標となる教師なのだと思った。
 
だが、恭一は、またもや目撃してしまう。いち子が授業の後に、明らかに高柳を誘うような言動をしていたのだ。
 
それでも、高柳は、表情を変えることはなかった。そして、いち子は、教養がないと、江戸時代の花魁になれない、と言われ、初めて男に自分を拒絶されてしまったのだった。
 
 
笑顔になってくれれば
いち子は、卑猥な行為が好きなわけではなかった。ただ、男性に笑顔になってほしいだけだった。
 
男は誰も、卑猥なことが好きで、笑ってくれる、喜んでくれると思っていた。
 
だが、高柳だけは、違っていた。高柳は、教養がないと、話もろくに聞いてくれない。
 
このままの頭の中が空っぽだと、高柳は相手にもしてくれない。そこで、いち子は、図書室に行って関連書類を読み漁った。
 
そこに恭一もいた。恭一の借りようとした本は、いち子に先を越されてしまった。
 
だが、男友達が来ると、さっさと出ていった。そんなある日、高柳は、学校から程なく離れたところにある喫煙所にいた。
 
恭一は、タバコが大嫌いだった。いじめっ子たちは、そのほとんどがタバコを吸っていたからだ。
 
恭一は、タバコを口にくわえる高柳を見て、ショックを受け、失望した。
 
保護者などから苦情もあるという。しかし、高柳にとっては、タバコを断つということで、全てプラスになるかというと、そうではないという。
 
その頃、いち子は、きれいな字が書くために、黙々と人知れず練習を重ねていた。
 
 
続きは授業で
いち子は、自分に何か新しいものが身についていくのが、新しい自分が見つけられて、楽しかった。
 
しかし、そんないち子を周りは放っては置かなかった。図書室にいたいち子が、男たちに連れ出されるのを偶然恭一は見てしまう。
 
見て見ぬ振りだってできた。関わるとろくなことにはならない。そんなとき、恭一の目に、タバコを吸う高柳の姿が飛び込んできた。
 
いち子は、父親に虐待を受けて育った。だから、男が怒ると、とても恐怖を感じた。
 
せっかく、そんな自分と決別できると思いかけていた。その矢先、いち子は、今、男の暴力にまた屈しようとしている。
 
いち子は、精一杯抗った。すると、そこへ高柳が現れた。この行為は、望んでない。
 
それを聞いた高柳は、いち子を暴力のない世界へ導いてくれた。高柳は、いち子が倫理を取ったことに感謝して、この続きはまた授業で、と言い残し去っていった。
 
恭一は、一つだけ聞きたいことがあった。それは、高柳が喫煙する理由である。
 
その回答はこうだった。大学時代、喫煙所に入ってなかなか出てこない先生と会話をしたくなったらしい。
 
これを、応えた高柳は、昔を懐かしそうに思い出しているようだった。そして、恭一は、初めて高柳の白い歯を、このとき見たのだった。
第1話の感想はここをクリック
自分の学生時代を思い返してみても、倫理という科目があったかどうかさえ覚えていない。
 
もしかしたら、個人的な記憶では、かろうじて覚えているのは、道徳という授業があったような気がする。
 
倫理とは、何か。高柳は、それを人生の必修科目であるという。また、一方で自分なりに解釈すると、それはモラルとも言いかえることができ、モラルと来れば、連想するのは、ハラスメントである。
 
そんな、重苦しい題材を扱ったのが、このドラマであるといえるだろう。
 
いかにも、国営放送らしい、民放放送ではあまり見ないテーマではあると思う。
 
だが、見方によっては、これを楽しみにしているドラマファンも多いことも確かだ。
 
なぜかというと、主演の、高柳こと、山田裕貴は前期、これとは、全く正反対の教師を演じていた。
 
ところが、蓋を開けると、その変貌ぶりには眼を見張るものがある。
 
どれだけの振り幅がある芝居にも全力でチャレンジし続ける姿勢には、感動さえ覚えてしまう。
 
そして、単純に善悪で言うと、前期が悪で、今期は善と言うこともできるだろう。
 
言うなれば、ヒーローとなった高柳は、今後どのようなエピソードを見せてくれるのか、楽しみである。

ここは今から倫理です(ドラマ)の内容

公式サイト

山田裕貴の問いかけに、ぺこぱがみなさんの投稿と共に向き合うフリートーク番組。よるドラ「ここは今から倫理です。」で倫理教師高柳を演じる山田裕貴さんが投げかける問いかけへの回答を募集します!みなさんの投稿をぺこぱが一緒に悩み考えながら紹介していきます。
 
<出典>NHK公式

<出演者>
 
高柳:山田裕貴
逢沢いち子:茅島みずき
谷口恭一:池田優斗
間幸喜:渡邉蒼
深川時代:池田朱那
近藤陸:川野快晴
山野亮太:浦上晟周
高崎由梨:吉柳咲良
都幾川幸人:板垣李光人
曽我涼馬:犬飼直紀
田村創:杉田雷麟
南香緒里:中田青渚
 

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ここは今から倫理です(ドラマ)の感想

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