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<Huluユーザーの声>
20代女性
ウチの娘は彼氏が出来ないの見逃し動画まとめ
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風雅(豊川悦司)から一緒に沖縄で暮らそうと誘われ、心揺れる碧(菅野美穂)。一方仕事では、映画化が話題となり小説家として再び脚光を浴びる。そんな折、碧はニューヨークへの異動を告げられた漱石(川上洋平)からも、自分と一緒にニューヨークに来ないかと誘われて……!?突然のモテ期の到来に浮かれる碧だが、空(浜辺美波)からは沖縄にもニューヨークにもついて行かないと言われ、母娘の間には微妙な距離が生まれる。
そんな中、ゴンちゃん(沢村一樹)は地元の銭湯で風雅と鉢合わせる。風雅に対し一方的に対抗心を燃やすゴンちゃんだが……。
そして大学では、お互いを意識する空と光る(岡田健史)の間にぎこちない空気が流れていた。そんな中でも光は、碧と離れることが淋しいと思っている空の気持ちを感じ取っていて……。
その日、空は渉(東啓介)に別れを切り出す。「他に好きな人、出来た?」という質問に、空の心には光の顔が浮かんでいた……。
一方、おだやには転勤前におでんを食べに来た漱石が現れる。さらに、風雅までやってきて、碧をめぐる男たちが一堂に会するが……。碧と空を自分の物のように話す風雅の態度にイラっとするゴンちゃんは怒りが沸点に達し、勢いよく風雅に殴りかかる!修羅場と化すおだや!タイミング悪く現れた空は、風雅に向かって碧と空の気持ちを代弁するゴンちゃんの言葉を聞いてしまい……!?
母娘をめぐるエキサイティング・ラブストーリーが、ついに最終局面を迎える!
<出典>ウチの娘は彼氏が出来ない 公式
漱石のニューヨーク行きの知らせが碧に告げられた。碧は、すでにこのとき、風雅と南の島にでも行って、またイチから始めようと誘いを受けていた。
それを聞いた、漱石は、対抗心からか、碧に一緒にニューヨークに行く気はないかとダメ元で言ってみた。
碧は、時を同じくして、二人の男性から、言い寄られていた。以前から、モテはしていたが、ここ最近はなかったことだ。
自慢かたがた、空に告げると、空は碧にはついて行かない、という。
一方、銭湯では、ゴンちゃんが一日の汗を洗い流していた。すると、女将さんに馴れ馴れしく、話しながら盛り上がっている風雅を発見してしまう。
ゴンちゃんは、風雅に自己紹介すると、何とゴンちゃんのことは、すでに知っているらしかった。
漱石が、海外転勤前にゴンちゃんの店に飲みに来る。すると、元カレ・サリーと俊一郎にばったり会う。
漱石は、海外に行くことを告げ、サリーも元気でねと、簡単に挨拶を交わすだけだった。
俊一郎は、無理に忘れる必要はない、ただ笑ってさえいてくれればと言う。それを聞いて、改めてサリーは、俊一郎を思いっきり抱きついたのだった。
しばらくすると、ゴンちゃんのところに、何と風雅が現れた。
父の顔
自分が光に特別な感情があることに気づいた空は、渉に別れ話を切り出した。
この気持ちを大事にしたい、でもスキだったのは本当だから、と言って、申し訳ない気持ちになる空。
渉は、分かってはいたが、最後のチカラを振り絞って、空にエールを贈るのだった。
一方、ゴンちゃんの店では、風雅がゴンちゃんに自慢話をし始めた。
碧とは、今でもまんざらでもない。そんな風雅の言葉を聞いたとき、気がつくとゴンちゃんは、風雅の顔をぶん殴っていた。
風雅は、まるでゴンちゃんの火に油を注ぐように、次々と憎まれ口を叩いた。
そこへ空がやって来て、止めに入る。その場にいた、漱石は、風雅が満足げな笑みを浮かべているのに、いち早く気づいていた。
店を出て、神社の境内で二人座る父娘。空は、名前でない呼び方で父を呼んだ。
そして、今の空を見ての、感想を求めた。あくまで想像でしかなかったが、確かに空の姿は成長していた、そして、まさか会えるなんて思ってもいなかった。
そう言って、感極まる風雅。そんな父に微笑んでそっと寄り添う空。
漱石が発つ最後の日。素っ気なく帰ろうとする漱石を碧が引き止める。
もう書けないと思ったとき、漱石の言葉に救われた。そう言って、碧は、精一杯の感謝を込めて足元にしがみついたのだった。
ゾウの見えるタワマン
空と光で描いた作品が出来上がる。作品を雑誌のコンクールに応募する。
二人並んでお参りして、光が唐突にこんなことをいう。オレは、ずっと空のそばにいると。
風雅は、もうすでに身支度を始めていた。宿を提供してくれたカナエさんも名残惜しそう。
撮りためたアルバムも処分した。最後の一冊を残して。もう毎日空を見上げなくていい。
空は、碧には、ゴンちゃんが一番いいと思っている。スキとか恋とかの関係をもうすでに超越しているが、ゴンちゃんなしでは、碧は生きられないと考えていた。
碧は、そんな母思いの空を、お腹を痛めて産んだわけではないけれど、一層愛おしく感じたのだった。
風雅が旅立つ日。そこには、憎しみや誤解はもうなかった。
結果、風雅は、碧に復縁を迫ったけれど、それで碧はかけがえのないものに気づくことが出来た。
最後に、親子三人で写真を撮った。風雅は青空の下、旅立っていった。
そして、コンクールの結果はと言うと、最優秀ではないが、入賞していた。
光は、ここで自分に特定の女性がいないことを初めて告白する。空は、照れ隠しで強がってみたが、やっぱりそれは嬉しくて、笑顔になった。
こうして、またあのゾウのマークの見えるタワマンで、碧と空の幸せな生活は続いていくのだった。
結果から言うと、碧はゴンちゃんを選び、風雅と漱石は、旅立っていった。
空は、光を選び、渉とは決別したが、渉は、小学校からの想い人に出会った。
そして、サリーは、俊一郎を選び、漱石にエールを送った。
絵に描いたようなハッピーエンドで、大満足である。エキサイティング・ラブストーリーというだけあって、途中どうなることかと、正直ハラハラ、ドキドキもした。
だが、やはりこれは、北川マジックとも言うべきだろうか。
不思議と、紆余曲折がありながらも、収まりのいいところにストンと落ち着く。
そこには、男女の愛だけではなく、親子の愛も描き出すという、究極のラブストーリーがあったと思う。
さらに、ハッピーエンドでありながら、恋愛に関しては、ハグはしても、キスはしないという拘りがあると、北川氏がツイッターで呟かれていたのが、印象的だった。
あわやキスというシーンはあっても、露骨なキスシーンが全くの皆無だった。
スキだ、愛してるの表現の奥深さを、この作品は教えてくれたと改めて思う。
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<予告動画>
碧(菅野美穂)に書き置きを残し、空(浜辺美波)が風雅(豊川悦司)と姿を消して4日。おだやを訪れた碧は、ゴンちゃん(沢村一樹)と俊一郎(中村雅俊)の前で取り乱すが、そこに、空がケロッと帰ってくる!風雅と一緒に沖縄旅行に行っていたという空は、なぜかすずらん町まで風雅を連れ帰って来ていて……。持ち前の人たらしぶりを発揮してすっかり地域に馴染んでいく風雅。その“生きていく力”に興味を持つ空に、碧は少し面白くない気持ちを抱くが……。
そんな中、銭湯帰りに風雅から声をかけられた碧はなぜか二人で酒を飲むことに。ぎこちない雰囲気の中、本当は風雅が碧のことを忘れてなどいなかったことが発覚!忘れたふりをしていた理由を聞いた碧は、空の生みの母・鈴(矢田亜希子)との思い出がよみがえり、思わず風雅にビンタする!
数日後、碧は空と風雅と共に鈴の墓参りへ。碧は風雅を鈴の墓に連れていくことで何か大仕事を終えた気がしていた。風雅に微妙な気持ちを抱く碧だが、空が潤滑油となって親子のように歩く3人。偶然その様子を見たゴンちゃんは、初めて見る風雅の姿に心穏やかでない様子で……。
一方、散英社では、漱石(川上洋平)が小西(有田哲平)から予想外の通達を受ける!そして、空の中では、何でも話すことができるようになった光(岡田健史)に対し、新たな感情が芽生え始めていた……。友達でも恋人でもないようなお互いの存在を意識する二人。そんな時、二人の距離が縮まる小さなアクシデントが起きる……!
<出典>ウチの娘は彼氏が出来ない 公式
空は、4日で沖縄から帰ってきた。実の父・風雅を連れて。
風雅は、島からあっという間に街に溶け込んでいった。おもちゃ屋のカナエさんに気に入られ、二階に宿を確保して、そこでバイトも始めた。
そして、一方で、神社の境内で流木を売り始め、売れ行きは上々らしい。
空は、風雅と沖縄を旅行して、つくづく思った。こんな生きるチカラに溢れた人とは、始めて会った。実の父ながら、よく見ておく必要があると。
あるとき、碧が商店街を歩いていると、おもちゃ屋の二階から風雅に声をかけられた。
カナエさんが大根の煮付けを出してくれ、碧は、風雅と二人酒を酌み交わす。そのうち、風雅と、島に帰ることを賭けて、ジェンガの真剣勝負をすることになる。
勝負は、碧の負け。そして、分かったことがあった。風雅は、碧のことも、鈴のことも、なんと覚えていたのだ。
そのことに触れ、ただ風雅は詫びた。碧は、涙ながらに鈴には言えなかった、風雅を好きだった気持ちを伝え、また、鈴の代わりに風雅を殴った。
ビンタをされ、風雅は、碧にある頼みごとをした。それは、風雅を鈴の墓参りに連れて行くことだった。
これを聞いて、空も同行することになる。結局、鈴の墓参りに風雅、空、碧と、傍からみると、親子のような三人で出かけた。
空の写真
思えば、碧にとっては、風雅と空を鈴の墓参りに連れて行くことは、碧の大きな役目だったような気がしていた。
そのあと、三人は、仲良く銭湯に浸かり、おもちゃ屋の二階へ行くことになる。
そのとき、風雅が撮っていた空模様の写真ファイルを空が見つける。そのアルバムは、なぜか空のスナップ写真で終わっていた。
その意味に、碧は、すぐに気づいた。そう、風雅は、空が生まれたことも、名前が空ということも知っていたのだ。
この事実を知り、空は、混乱して風雅を「父ちゃん」と言ってしまった。これまで、碧に気を遣って、言えなかった言葉が、つい口をついて出てしまった。
碧の知らないところで、風雅と鈴の間で、空が生まれたあと、1往復だけ手紙のやり取りがあった。
最初に手紙を出したのは、風雅だった。内容は、鈴とやり直したいということだった。
しかし、鈴からの回答は、いいえだった。風雅の娘は、空。ただし、空は、新しくできた、好きな人と一緒に育てる旨が書いてあったという。
風雅は、それを信じて、これまで空のことを思って、写真を撮り続けた。
碧は、正直落ち込んだ。だが、空には、鈴の気持ちが分かるような気がした。
鈴は、信用ならない実の父・風雅よりも、信頼できる親友の碧に空を託したかったのだ。
碧の幸せ
一方、そのころ漱石は、小西からニューヨークへの転勤を言い渡される。
今や、出版社でも漫画やアニメに持っているようなもので、その看板雑誌の漫画家が漱石を指名していて、ニューヨーク在住だという。
碧の連載も初回の評判も上々で、漱石は、転勤のことがなかなか伝えられないでいた。
空は、碧が空を育てたことで、自分の幸福を犠牲にしたのではないかと心配していた。
俊一郎は、碧を空が生まれた頃からずっと見てきたが、それは考えすぎだという。
碧は、第一モテたし、碧は空といることが何より幸せだったと言うのだ。
あるキッカケでまた、おもちゃ屋の二階で、酒を酌み交わすことになる風雅と碧。
あの時の碧は、ひまわりのようで、モノクロの自分に色を与えてくれたのだという風雅。
そして、また、ジェンガを始める二人。ジェンガをやりながら、風雅はひとつひとつ、碧の書いた作品タイトルを呟いていった。
そう、風雅は、碧の熱烈なファンの一人でもあったのだ。ほどなくして、夜になり雪が降り出した。
風雅は、唐突にこんなことを言い出す。例えば、僕らやり直しませんか? または、始めませんか? と。
一方、同じ雪が降る中、空は、光に寄り添って動けないでいたのだった。
あんまり悔しいので、無理矢理にでも予想してみたいと思う。
まず、空の恋の行方は、どうなるのか? 光か、渉か、それとも誰も選ばないのか。
これは、素直に光が空に選ばれるだろう。一番空のことを知っているし、いつだったか、サリーも誰が見ても明らかだ、と太鼓判を押していたからだ。
問題は、碧である。碧は、かなりにモテている。俊一郎の全く言うとおりで、漱石、ゴンちゃん、風雅と、よりどりみどりである。
予告では、漱石が、転勤に着いてきて来れ、と言っていたが、これはないと、思う。
あとは、ゴンちゃんと風雅だが、これは甲乙付けがたい。ゴンちゃんは、幼馴染で、風雅はこれまでで、一番好きになった人。
結論から言うと、碧はどちらも選ばず、独身を通すのだと思う。
なぜなら、碧が、空が嫁にでも行かない限り、あのタワマンから出る可能性もなく、となると、おだやに碧が嫁に行く可能性はない。
また、流木のように生きる風雅が、タワマンに住み着くとも思えないからだ。
少し乱暴ではあるが、最終回の展望を予想してみた。これをもって、しかとこの目に最終回を目に焼き付けたい。
ちなみに、個人的推しキャラ・サリーは、漱石と復縁してもいいんじゃないかと思う。
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<予告動画>
生みの母と育ての母、二人の母を捨てた実の父・一ノ瀬風雅(豊川悦司)の存在を知った空(浜辺美波)は、まだ見ぬ父に鉄拳を食らわせたいという気持ちを抱く。そんな折、風雅の居所を知った碧(菅野美穂)は早速、空と共に風雅の暮らす島へと向かう。長い時を経て、運命的な恋をした風雅との再会を果たす碧だが……。風雅はなんと、碧のことを覚えていなかった……!
一方、空の人生の一大事に自分だけが蚊帳の外だったことを知った渉(東啓介)は、空が光(岡田健史)には悩み相談をしていたと知りショックを受ける。光をライバル視する渉は、おだやに光を連れ出し、空を諦めない、と恋の宣戦布告!俊一郎(中村雅俊)や沙織(福原遥)の目には、空に必要なのは渉ではなく光だということが一目瞭然だが……。
その夜、おだやには珍しく漱石(川上洋平)が訪れ、ゴンちゃん(沢村一樹)と酒を酌み交わす。二人は、かつて好きだった男に会いに行った碧に想いを馳せる……。
そしてその頃、碧と空は風雅の元に泊まることに。実の父に怒りを感じていたはずの空だが、屈託のない風雅の態度を前に、いつの間にか“親子”のように順応していき……。二人の間に流れるただならぬ空気を感じ取り、釈然としない思いを抱く碧。しかし、事態は最悪の結末へと向かっていた!
<出典>ウチの娘は彼氏が出来ない 公式
渉の趣味は、海に潜ること。カノジョの空とは、近頃会えないので、会瀬島に潜りに行った折、そこで流木を拾っている男性と出会った。
空は、渉に呼び出された。なぜ会えなかったのか、訊くためである。空は、申し訳なさそうに説明した。
碧は、実は血がつながっていなくて、育ての親だった。そして、産みの親・鈴はすでに亡くなって、また同時に、実の父親は、碧と鈴を捨てていなくなったという。
この話を聞いて、相談相手にもなれなかったことに気落ちする渉。
それを見て、空は、慌てて相談は光にしたが、光はあくまで大学の同級生でしかないという。
さらに、空は、二人を捨てた父を探し出して、殴ってやると言って、一ノ瀬の写真を渉に見せた。
すると、その写真の男性は、あの、会瀬島で流木を拾っていた男性だという渉。
こうして、空と碧は、不思議な縁に導かれるように、一ノ瀬のもとへと向かったのだった。
一ノ瀬風雅は、プレハブのような建物に住んでいた。そして、碧のことも、鈴のことも、忘れてしまい、思い出せないという。
空はいたたまれなくなって、一人で海岸沿いを散策に出かけた。
一ノ瀬は、申し訳無さそうな表情で碧の話を聞いていた。そして、空が自分の子供であると聞いたとき、何かを感じたようだった。
流木の成り立ち
一ノ瀬は、流木について、空に説明した。流木は、海に揉まれて何年もしないといい流木にはならないと。
空は、なぜ一ノ瀬が役者を辞めたのかを訊ねてみた。ドラマの主演にも抜擢され、一時は大ブレイクをした一ノ瀬。
しかし、そのとき、一ノ瀬は、全てがつまらなくなったという。
一方、そのころ、渉は、大学まで出向き、光をおだやに連れ出していた。
空を諦めない。そう渉は、光に宣言したが、当の空は、渉が彼氏だと公言していた。
光は、あくまで、それは空と渉の問題と、知らんぷりを装うのだった。
空には、一ノ瀬は、憎めなかった。一ノ瀬は、ただ自分に正直なだけなような気がした。
空は、一ノ瀬と魚を釣り、そこに泊まることになった。そんな状況をいちいち連絡をするのも、やはり相手は、光だった。
一ノ瀬にとって、世界中からたどり着く流木は、永い歴史が作り出した壮大なものにほかならない。
だが、空からすると、碧の書く小説も、そこには無限の可能性があり、人を幸せにするという。
そんなことを言う空を、一ノ瀬は、頭に手をやって、少し乱暴に褒めてやるのだった。
空の旅路
碧は、一ノ瀬の家で、連載1回目の原稿を書き上げた。それを漱石に送った。編集長の小西にも見せ、悪くない評価を受けた。
飲みたい気分だったが、小西の誘いを断る漱石。漱石は、おだやで飲もうと思った。できれば、碧の幼馴染のゴンちゃんと飲みたかった。
今、碧は昔の男に会いに行っている。碧のことは、何でも知っているゴンちゃん。そんなゴンちゃんは、一ノ瀬にヤキモチを焼いていた。
漱石は、飲めない酒を飲みすぎて、おだやで潰れた。サリーには、いつの間にか、俊一郎との関係ができて、漱石は振られた。
そして、碧のことは、仕事にならないからと、漱石は遠ざけてしまったのだった。
一方そのころ、空は眠れなくて、今日は初めて会った父と酒を酌み交わしていた。
空は、自然と、一ノ瀬のことを知りたくなった。碧を捨てて、役者も辞めてどうして今、流木を拾っているのか。
一ノ瀬は、自分の夢は、もう30過ぎで叶えてしまった。そして、窮屈になったので、全てを捨てた。
その後は、色んな所で色んなことをやって暮らした。一ノ瀬は、空に念を押してこう言う。
人が生きていくのに、お金は必要ないんだと。
その夜、碧は、夢を見た。空が、かぐや姫になって、月に帰って行く夢を。
翌朝、碧が目覚めると、空の置き手紙があった。それには、こう記されていた。風雅と旅に出ると。
いささか、唐突ではあったが、おそらく、風雅もAB型ではないだろうか。
それは、さておき、やはり今回も注目すべきキャラとしては、サリーではないかと思う。
なぜなら、空の唯一の女友達であり、恋の指南を的確に、それでいて空が自分の気持ちに気づくように、誘導するようなセリフがとても印象的だった。
それは、光に電話するなら渉にしろと、冷たくされたあとのことだった。
仕方なく空は、やはり渉ではなくサリーに電話をしてしまう。
そこで、暗闇で手を伸ばして、そこにいる人が本当の恋の相手だ、というようなことを空に告げた。
いかにも、恋の上級者であり、そして、間違いのない言葉ではないだろうか。
そして、空もサリーもどちらも相関図としては、同じところにはいないが、三角関係の中心にいるのだ。
これまでの、エピソードで、サリーは、青森から男を追って上京し、お腹の子を堕ろし、漱石には、GPSを使ってストーカー行為をしていたことが分かっている。
決して、成功ばかりではないサリーの恋愛遍歴ではあるが、そのサリーが言う恋愛観に関する言葉には、かなりの説得力があるように思う。
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「かーちゃん、誰?」親子の血の繋がりがないことを知られ、空(浜辺美波)から問い詰められた碧(菅野美穂)は、それまで空に隠していた“真実”を語り始める……。かつて心から愛した男性がいたこと。その人に裏切られたこと。死を決意して訪れた樹海で置き去りにされている小さな空に出会い、一緒に生きようと思ったこと……。
碧の話を聞き、今まで以上に母娘の特別な“絆”を感じる空。しかし二人の間には、それまでとは違うぎこちない空気が漂うようになっていた。さらに、新作小説に取りかかっていた碧は再びスランプに悩まされる。そんな中、碧の小説『アンビリカルコード』を読んだ光(岡田健史)は、あることに気づく。小説の内容が、空から聞いた碧と空のなれそめとそっくり同じだったのだ……!一方、空は、碧の引き出しの奥に“臍の緒”が隠してあるのを見つける。自分が拾われた子なら、なぜ臍の緒があるのか、疑惑を抱き始める空……。
翌日。空と光は、本当のことを知るであろう俊一郎(中村雅俊)とゴンちゃん(沢村一樹)を問いただすが、二人はお茶を濁し……。碧がなおも自分に嘘をついていたことを知り憤る空は、今度こそ本当のことを聞き出すため、光と沙織(福原遥)、ゴンちゃんと俊一郎を連れて、碧の元へ!打ち合わせに訪れていた漱石(川上洋平)も巻き込み、碧が空に話したくなかった衝撃の真実がついに明らかに……!
そしてその頃―。疎遠になっている空からフラれることを怖れる渉(東啓介)は、ダイビングに訪れた海で、流木を集める謎の男に出会っていた。怪しげでありながらどこか雰囲気があるこの人物の正体とは……!?
<出典>ウチの娘は彼氏が出来ない 公式
空と碧は、実の母娘ではなかった。血液型から、今更のように、このことを突き止めた空は、その理由を碧に訊ねていた。
碧は、大学生の頃に書いた小説が大ヒットした。だが、それに続く作品が、プレッシャーのためか、全く書けなかった。
ちょうど、その頃、碧はある人を好きになった。それまで、生きてきた中で一番大切な存在になった。
しかし、その男は、碧の元を去っていった。作品も書けず、心の拠り所を失くした碧は、生きている意味を見いだせなくなり、樹海に入り死のうと思った。
そこで、かごに入った赤ん坊と出会う。その、泣き叫ぶ赤ん坊を抱き上げ、碧は、この娘と生きようと思った。
そして、そのとき見上げた空がとてもキレイだったので、その娘に空と名付けたのだった。
この話を聞いて、空は、すぐには無理だったが、少しずつだったが、碧のことを受け入れようと思った。
最初に、空からこの話をしたのは、光だった。光は、産むよりスゴイと言ってくれた。
そして、次に話したのは、サリー。サリーは、空のことを贈りもので、碧が幸運にもそれを見つけたラッキーガールだと言ってくれた。
こうして、空は、碧に改めて感謝の気持ちを持とうとしていた。
そんなとき、謎の臍の緒を家で見つけてしまう空。空は、その臍の緒を光に見せると、最近打ち切りになった碧の小説の一節を空に見せる。
その一節は、正に碧がこの前空に話した、樹海で赤ん坊を拾った話と酷似していたのだった。
恋敵という同士
そう言えば、空は、実際のところ、樹海の話で不審に思っていることがあった。
それは、碧は、雑草のように生命力の塊のような人間だということである。
こうして、空と光は、おだやへ行き、ゴンちゃんと俊一郎に詰め寄った。すると、二人は、何か言えないことがあるようである。
この期に及んで、碧が嘘をつくなんて信じられなかった。空は、居ても立っても居られず、関係者全員で碧のいるタワマンに押しかけていった。
みんなの前だと、さすがに碧も嘘をつけない。今度こそ、碧は、ホントの事を話し始めた。
父親の名は、一ノ瀬風雅。一ノ瀬は、ある劇団の役者だった。碧は、その劇団の公演に通い詰めて、一ノ瀬と恋に落ちたが、一週間で行方が分からなくなった。
それでも、碧は諦めきれなかった。やっとのことで、一ノ瀬の住所を探し当てると、そこには心臓に持病を持ち、空を妊娠したすずがいた。
一ノ瀬は、そこを出て行ったきり、戻っていないという。一ノ瀬は、クズ男ではあるが、大好きだから、すずは、自分の命に換えても、産むという。
困っている人を放っては置けない。それに、碧には、同じ人を好きになった同士に思えて、すずに何かあっても、その赤ん坊を自分が育てる覚悟を決めたのだった。
感謝の気持ち
自分勝手なやつだ。空には、そう思えた。後先考えず、産んでくれなんて、頼んでない!
これには、さすがに碧も聞き捨てならず、空の左頬をバチンと張った。
空は、初めて碧に手を上げられて、しかも実の母親はもうこの世にいなくて、混乱してしまい、泣き叫んでしまう。
一旦、空は、おだやに退避した。そこで、落ち着きを取り戻し、冷静になると、尚更のように、碧に対する愛がこみ上げてくるのだった。
サリーは、青森から男を追いかけて上京したとき、妊娠していた。だけど、一人では心細くて、堕ろしてしまった。
それを考えると、すずは、空をどれだけ愛していたかが分かる。
碧も碧で、空とそんなに歳も変わらないときに、自分の産んだ子供でないのに、空をここまで育てようと決めた覚悟の凄さは、計り知れない。
それでも、地球は周り、空の気持ちとはお構いなしに、時間がたち、空は、ようやく、碧に向き合う準備ができた。
空は、改めて碧に、ここまで育ててくれてありがとうと、感謝の気持ちを伝え、すずの墓参りをして大きくなった空の姿を母に見せることができたのだった。
空の両親が明らかになり、しかも、実の父は生きており、その父親役がまさかの、というか、北川作品にはお馴染みの豊川悦司だった。
北川氏のツイッターでも、追加キャストがあるということは、呟いていたが、まさか、彼だったとは、驚きである。
しかも、死んでしまったとは言え、母親役が矢田亜希子という、令和を感じさせない豪華な顔ぶれである。
そんななか、一際輝いていると個人的に思うのが、最注目の重要人物、サリー役の福原遥である。
今回もサリーは、空の唯一の女友達として、随所にその存在感を遺憾なく見せつけてくれたと思う。
まず、樹海の話では、空に赤ん坊の絵を書いてやり、もはや空との間では恒例になりつつある、空とサリーのハグタイムを演出。
このシーンを、空推しならずとも、尊いと思う視聴者も多いことだろう。
そして、ダメ押しの見せ所として、津軽弁でサリーの身の上話である。ちょっと、このとき空が釣られて、津軽弁で応答していたのが、実にジワるポイントだったと思う。
さて、次回は、どういうわけか、空が一ノ瀬に出会ってしまい、碧が空は一ノ瀬の娘だと告白してしまう。
このドラマがどこに向かっているのか、皆目見当もつかないが、兎にも角にも次回がとても楽しみである。
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<予告動画>
沙織(福原遥)から突然の別れを告げられ車を飛ばした漱石(川上洋平)は、熱にうなされる中、あわや事故の大ピンチに!電話で異変に気付いた碧(菅野美穂)は病院へ駆けつける。碧は漱石に“母と娘”を描く新作小説『真夏の空は、夢』の成功を誓い、執筆に没頭する……。
そんな中、空(浜辺美波)は渉(東啓介)との順調な交際に浮かれる一方で、将来親離れすることにセンチメンタルな気持ちを抱いていた。それは碧も同じ気持ちで……。
そして、光(岡田健史)は空への切ない想いを隠しながらも、碧と空の血液型が親子ではありえない組み合わせであることが気にかかり、さりげなくおだやで探りを入れる。しかし、何かを察した俊一郎(中村雅俊)と酒を交わすことに……。酒が入ったことで、それまで隠していた光の恋心が爆発する!
そんな中、空もまた、自分と碧の血液型に疑問を持ち始める。空の行動に気づいた碧は、本当は血が繋がっていないことが空に知られたら「みんな終わりだ」と、パニックに!そんな碧を(沢村一樹)は優しく受け止めるが……。その頃、病院で検査結果を知った空は、母と自分が“他人”であるという証拠を突きつけられていた……。ショックで家に帰れなくなる中、空が助けを求めたのは、いつもそばにいた光だった。水無瀬家の母娘の絆に入った傷は、やがて周囲を巻き込んでいく……!
<出典>ウチの娘は彼氏が出来ない 公式
橘漱石は、同棲していた沙織(サリー)にフラレてしまった。それは漱石にとって、風邪で熱を出しているときの、突然の出来事だった。
漱石は、そのまま家を車で飛び出し、熱で朦朧としたまま、あわや大事故を起こしそうになる。
漱石は、病院に搬送され、水無瀬碧が血相変えてやってきた。
もうこうなると、一作家と担当編集者の関係ではなくなる、という空気が自然に流れ、またもや接近する二人。
しかし、ここは、漱石が待ったをかける。とりあえず、関係を持ってしまうと、仕事どころではなくなってしまう。
さらに、碧は碧で、新しい作品に専念してもらわないといけない。そう言って、二人の関係は、何も進展することはなかった。
サリーは、俊一郎と懇ろになり、おだやで従業員になっていた。
そんなことは知らずに、ある日のこと、漱石は、無事に退院して初めて、打ち合わせと進捗を確認しにタワマンに来ていた。
碧は、約束したはずなのに、不在だった。たまたまバイト帰りの空に会い、空は、サリーが漱石と別れてどうなったかを、漱石に教えることになる。
バツが悪くなった空は、さっさと渉とのデートへと出かけていった。
一方、そのころ、碧は、作品のことで頭が一杯で、執筆に没頭しており、思い出したときには、もうすでに漱石の姿はそこにはなかった。
母娘の関係
渉とのデートに浮かれる空。その報告と今後の展望について、話すのはこれまでは碧だけだった。
だが、最近では、光にも同じことをするようになった。光とは、空が作画をすることになって、空にとっては相談しやすかった。
そんな光には、気になっていることがあった。聞く所によると、碧と空は、実の母娘でない可能性がある。
どうしても、気になった光は、おだやへ行き、それとなく聞いてみる。
すると、俊一郎が何かを察して、光に酒を飲ませ、誤魔化そうとした。
だが、空は、自分で血液型の疑問に行き着いてしまった。
何かの間違いではないか? 空は、見たことない引き出しのなかから、碧の確実な血液型は、確認できた。
翌日、空は、居ても立っても居られなくなり、高校生の時以来の血液検査をするため、病院に行こうという。
そのころ、空に、このことがバレてしまったことを碧も察知していた。
それを聞いた、ゴンちゃんたちは、急いで碧のもとにきた。俊一郎を通して、病院も同伴した光と話す碧。
そして、電話口で空と病院を出てくれないかと、無理な頼みを言ってしまうのだった。
ココロの抜け道
碧には分かっていた。そう、碧は、光に言われて、全てを託すしかなかったのだ。
受け付けを済ませ、間もなくして、空が呼ばれた。検査結果は、思ったとおりだった。
絶望してしまった空は、とても家に帰る気分ではなかった。
他人だった、とボソリと空が言う。光は、空の気持ちに寄り添った言葉を選んだ。
自分だったら、先にお礼をいう。そんなやり取りが、刺激になったのか、子供のように泣き出した空。
独りじゃないって。光がそう言うと、空は、光の胸で思い切り泣いた。
一方、碧のそばに、こういうときやっぱりいるのは、ゴンちゃんだった。過呼吸になりかけて、絶望する碧に、声をかけ続けたゴンちゃん。
デートどころではなかった。空は、渉とのデートは、熱があるとテキトーな嘘ついて帰って来てしまう。
だからといって、碧のいるタワマンには、どうしても帰りたくなかった。
また、光に電話した。光といると、泣きたい気持ちもなぜか忘れてしまうような気がするから。
碧には、朝帰ると連絡はしておいた。空は、光の肩で深い眠りに落ちた。
翌朝、失くしてしまったガラス玉を光が空にくれた。少しだけ空に笑顔が戻った。
だが、その笑顔もすぐに消えて、これから空は、現実と向き合わなければならないのだった。
そして、もっと言うなら、空の実の母親のことを罵る空を、碧は、ひっぱたいて、怒っていたところが見て取れたので、よっぽどのことがあったのだろうとは思う。
戸籍は、どうなっているのか、あとは、気になる、あの臍の緒にはどういう意味があるのか。
この辺りは、次回で明らかになるだろう。しかし、血液型に気を取られている間に、空を取り巻く恋愛模様は、すっかり三角関係になってしまった。
この調子で行くと、空は、光のほうに気持ちが行ってしまうことは想像はつくのだが。
如何せん、空がそれどころではない、尋常ではない精神状態にあると思われる。
まずは、今回ハッキリした血縁問題がどういうところに着地するのか、さっぱり予想もつかない。
まさかとは、思うが、空は、あの象印が見えるタワマンと決別して、家を出るなんてことも考えられる。
なんだか、そうなると、これまで楽しませてくれた、あの母娘の絡みが見れなくなると思うと、凄く寂しい気持ちになってしまう。
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<予告動画>
碧(菅野美穂)と漱石(川上洋平)の突然のキス!?……は空(浜辺美波)の帰宅によって未遂に終わる。碧は、クールに距離を置こうとする漱石の本音をはかりかねるが……。
一方、空は漫画制作を通し、自然に光(岡田健史)に心を開いていく。作品のタイトルが決められず悩む空は、碧の作品『アンビリカルコード』が『臍の緒』を意味することを光に聞き、初めて知る。そんな中おだやでは、俊一郎(中村雅俊)が新しい恋人を連れて皆の前に現れる!その相手は、なんと漱石のストーカー彼女だった“サリー”こと沙織(福原遥)!漱石との苦しくなるような恋に疲れた沙織は、年の離れた俊一郎といるとふんわりした気分になると語る……。
その夜。碧は空が寝静まった家で、一人鍵のかかった引き出しを開けていた。木箱の中には“臍の緒”が入っていて……。
翌日。空は渉(東啓介)との仕切り直し本格デートに挑む!緊張と楽しさで心がぐちゃぐちゃになる空。そこに光から電話がかかってきて……。表面上は空の恋を応援する光だが、心の内では空への思いが募っていた……。
新刊企画の締め切りに追われる碧のもとには、ゴンちゃんが訪れる。ネタが浮かばず苦しむ碧に、ゴンちゃんは大好きな空のことを書くべきだと勧めるが……。訳あって一人で空を育ててきた碧には、空には言えないある秘密があった。いつかは話さないといけないと思っている碧だが……。
そんな中、光は、碧が抱える母娘の“秘密”に思わぬ形で近づくことに……!仲良し母娘に不穏な大波が降りかかろうとしていた!
<出典>ウチの娘は彼氏が出来ない 公式
水無瀬空は、見てしまった。母・碧と担当の橘漱石が口を近づけているところを。そして、その邪魔をしてしまったのだった。
漱石は、我に返り、立場をわきまえない行動を反省した。だが、そのことが碧を、寂しい気持ちにさせた。
空は、そんなことがあったことを入野光に、話して聞かせる。そして、このところ、光とは、二人で喫茶店に入り浸り、一緒に描くことになったマンガの打ち合わせをしていた。
編集長の小西が、また碧のタワマンに、羊羹を持って詫びにくる。というのも、映画化の話が、原作通りに制作することで、ようやく落ち着いたからであった。
よって、今月中に新刊の企画を作ってもらわないと、本が出せなくなると、漱石に釘を刺されてしまう。
さらに、以前にも増して、敬語を使ってくる漱石に、距離を感じてしまう碧。
そんなとき、たい焼き屋「おだや」の3代目、俊一郎に彼女が出来たことが発覚。なんとその彼女とは、漱石と同棲しているはずの、伊藤沙織(サリー)だった。
漱石には、まだ何も話してないが、俊一郎には全てを分かってもらった上での交際らしい。
このことは、あくまでもオフレコにしたいと空に頼むサリー。
サリーは、俊一郎といると、漱石とは違って、落ち着いて居られると、空に今の気持ちを打ち明けるのだった。
空の父親
サリーは、空と碧は、普通ではないという。なぜなら、サリーは、母親からの愛情を感じたことがなかったからだ。
さらに、どうしても、女は信じられないというサリー。そんなサリーと空は、たった一人の友達になってやるのだった。
考えてみれば、親子も友達もそう簡単には関係は切れない。碧と空は、そんなことを改めて感じていた。
その翌日。空のリベンジデートの日である。もちろん、相手は渉周一。今回は、約束通り、正真正銘のガチデートの真剣勝負である。
一緒に映画を見て、スワンボートに二人で乗った。空は、終始楽しいやら、緊張するやらで忙しない。
休憩中も固形物が、喉を通る気がせず、ソフトドリンクで済ます。こんなときこそ、碧から教わったテクニックを思い出しては、使ってはみるが、どれも有効な手段にはならなかった。
一方、碧は、タワマンで缶詰状態になり、次回作のアイデアをひねり出そうとするが、これが書けない。
そんなとき、ゴンちゃんがやってくる。ゴンちゃんは手土産も持たず、ただ碧が書けるようにと元気づけるために、来ただけかと思われた。
というのは最近、ゴンちゃんは、碧に訊きたいことがあった。それは、空の父親のことで、碧は、空には本当のことは、いずれ話すつもりだが、今ではないと言うのだった。
血のつながらない母娘
そのとき、碧は、母と娘のラブストーリーのイメージが降ってきた。タイトルとあらすじは、あっという間に書けた。
一番に読んでもらったのは、漱石だった。漱石は、これが読んでみたいと言ってくれた。
一方、空は、渉のセレクトでイタリアンレストランに来ていた。シャンパンで乾杯すると、空は、激しい腹痛に見舞われた。
渉は、空をおんぶして、太葉堂へと向かった。渉の言うとおりにして、施術を受けると、自然と痛みは和らいでいった。
だが、それでも空は諦められない。渉と、またデートはできるのかと訊いてみる。
すると、渉は、二つ返事で臨むところだということだった。
そんな一部始終を打ち明け、聞いてもらうのは、もう今では光がちょうどいい、空の話相手だった。
そのうち、光は、碧のタワマンで空と一緒に作業するようになる。碧はO型で、空はAB型だという。ちなみに光はA型だったが、そのときは、そんなこと深くは考えなかった。
しかし、あるときふと、光は、気づいてしまった。碧と空は、血がつながってないことに。
一方、風邪を引いて、ふらふらになっている漱石のもとに、サリーからの別れのメッセージが届く。
漱石にとっては、それはトドメのアッパーを喰らったように、相当なダメージだった。
いい意味で裏切られた感じがすごく新鮮だった。この回は、大きなターニングポイントになったと思う。
もちろん、ラストの漱石の安否も心配である。あれで、傷一つないということは、まずないだろうし、これによって、またサリーが漱石のもとに帰ってくるかもしれない。
しかし、予告まで、含めて考えると、どうやら空は、碧の実子ではないらしい。では、空の両親は、一体誰? ということになるが、これまでで、それを匂わす人物は、まだ出てきていないと思う。
そして、何より、碧が大事に持っていた、空のものと思われる臍の緒。あれが意味するのは? と考えると、空の実の母親から、碧は、何らかの形で空を託された、というようなことではないか。
次回より以降は、かなりシリアスになって、これまでの、楽しいばかりのエピソードではなくなるだろう。
あまりの急展開に、このように書きながらも、まだ気持ちが追いついていないのが。正直なところである。
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<予告動画>
碧(菅野美穂)の小説『私を忘れないでくれ』が、人気バンドのボーカル・ユウト(赤楚衛二)主演で映画化されることが決定。碧はファンであることを隠し、気合いを入れて打ち合わせに臨むが……小西(有田哲平)は原作の内容を勝手に変えようとするユウトの言いなりになっていた。自分の作品が守られないことにストレスを抱えつつも、映画化を受け入れないと次の作品も書かせないという暗黙の条件を前にプライドが傷つく碧。誰よりも碧を気遣う漱石(川上洋平)は、作品を守るためにできることを考えるが……。
一方空(浜辺美波)は、デートに“つけ鼻毛”をしてきた渉(東啓介)にその理由を聞いていた。“忘れられない人”がいるのでわざとデートを失敗させようとしたという渉に、見くびられたように感じる空。自分でも意外なことに、勢いよく渉に別れを告げる!その夜、何かを思いついた空はペンを手に取り……。
おだやでは、ゴンちゃん(沢村一樹)の見合いが思わぬ形で破談に!俊一郎(中村雅俊)は、ゴンちゃんが碧のことを思って内心ほっとしている、と話すが……。
翌日、碧のマンションに漱石が訪ねてくる。碧のために映画を成功させようと策を練る漱石だが、碧は触れてはいけない漱石の過去に踏み込んでしまう……!かつて漫画編集部にいた漱石は、あるスキャンダルを起こして文芸に異動してきたのだが……。
そんな中、空は光(岡田健史)の作った物語をイメージした絵を見せるため、光と共におだやへ。二人は漫画制作を通して距離を縮めるが……。そこに碧と渉が偶然居合わせ、事態は急展開を迎える!
<出典>ウチの娘は彼氏が出来ない 公式
水無瀬碧の小説が映画化されることになった。主演は、碧も大ファンで、人気音楽グループの久遠悠人。
碧は、あわよくば悠人と接近できるのではと思い、ここ一番の勝負服で着飾って出かけた。
そして、出版社のなかでも、一番大きな応接室に待つ碧。悠人は、ドラマの撮影が押して遅れている。
しばらくして、悠人が現れ、挨拶もそこそこに碧に頼みたいことがあるという。
一方、娘の空は、わざと鼻毛をつけてデートに来た渉周一に、事情を訊いていた。
渉が言うには、あのデートは、上手く行ってはいけなかったのだという。何でも、心に決めた人がすでにいるらしい。
その上で、誘うなんて、馬鹿にしている。空は、生まれて初めて、男に別れを言って店を出たのだった。
悠人の頼みとは、作品主人公を男女入れ替えるということだった。これをやってしまうと、全く別物になってしまう。
それでも、編集長の小西は、これを了承しないと、次回作の碧の出版は、受け付けないと言うではないか。
まるで、人質を取られたように、葛藤する碧。そのころ、空は、これまで抱いたことのない感情に悶絶していた。
部屋から見える象印が点灯する。すると、突然無性に漫画を描きたくなって、ペンを走らせる空。
そして、たいやき屋のおだやでは、まとまったと思われたゴンちゃんの見合い話が、まさかの白紙に戻されてしまったのだった。
渉の家族
担当編集の橘漱石は、碧の担当として、最善を尽くしていた。碧がどうしてもと言うなら、出版社の人間でありながら、断ることも提案してくれた。
しかし、このまま断ると、次回作が書けなくなることは何よりも避けなければならない。
碧は、そんな気持ちを、つい漱石にぶつけてしまう。それは、以前漱石が潔白であるのに、作家のために汚名を着せられた話だった。
空は、出来上がった絵を、そのプロットを書いた入野光に、おだやで見てもらっていた。
光は、予想以上に空の絵を褒めてくれた。そのとき、実は、碧もおだやでやけ食いして帰るところだった。
そこへ、なんと偶然、渉が昼食を摂りにやってくる。思わぬ、ハプニングに、話題は、光が渉を問い詰めたことから始まった。
渉がなぜ、空が駄目なのか。それは、渉が小学三年生の頃、結婚を約束した女の子がいたのだという。
渉は、それより前に両親を失っていて、本当の家族がいなかった。その女の子とは、家族になれるような気がすると、渉は言う。
しかし、今となっては、何処にいるかも分からないらしい。そんな渉に、空は心を動かされたのだった。
全力で守る
空は、渉に思いのたけをぶつける。その娘が忘れられないように、私も転んだ自分を助けた渉が忘れられない。
もう一度デートして下さい!! と気がつくと感情のままに、空は叫んでいた。
碧の気持ちとは裏腹に、映画の正式な台本が出来上がる。それを見て、さすがの漱石は、これはヤリ過ぎだと思った。
これも、悠人の意向らしいが、男女が入れ替わるだけでなく、その後のストーリーがあり得ないほどに加筆されている。
漱石は、碧に、自分のクビ覚悟で、悠人に直談判してくると、連絡を入れるのだった。
本当のところは、映画の主題歌さえも悠人は、納得していなかった。
もちろん、脚本についても。ゴミ同然で社長に拾われた悠人は、その社長に恩を着せられ、やりたい音楽は作れなくなっていたのだ。
悠人の方こそ、水無瀬碧の大ファンだった。それを聞いて、漱石は、ほっと一安心した。
こうして、少なくとも、悠人本人は、原作通りでの映画化しか、できないという確約が取れた。
この報告に、碧は、素直に感謝の言葉を、漱石に送った。すると、柄にもなく、いつも感情を出さない漱石が涙ぐむ。
その涙の意味を漱石は、碧に初めて打ち明けた。漱石も、何より碧の作品が大好きだった。
そして、水無瀬碧の担当になりたくて、出版社に入ったのだと。
まず、今回は、大筋は敢えて置いておいて、ちょいちょい挟まれる小ネタを確認したい。
第一に、毎回必ず、動物のダジャレが入るということ。油断していると、思わず笑ってしまう。これが、北川氏の発案なのか、興味深いところである。
そして、最も見逃してならないと個人的に思うのが、今回は、ほんの数秒しか登場のなかった、漱石の彼女・沙織(サリー)である。
まさかの、今回は、セリフさえなかったが、どうやら、前回の抱擁を経て、俊一郎と何やら、イチャコラしている様子。
そして、やはりサリーとしても、目立ちたくはないのか、隠したいのかは、不明だが、必死の形相でゴンちゃんに見つからないように、身を隠していた。
実は、前回ゴンちゃんには、あの抱擁の場面は、覗かれていたのだが。
さて、とはいえ、本筋に戻すと、漱石と碧の、あわやキスシーンというところで、今回は終わってしまった。
冒頭で二人が言っていたように、どちらかと言うと、何かと「ウチの娘」というより、「この母娘」とでも言い換えたほうがよいのかもしれない。
いずれにしても、次回は、どんなドタバタ劇を見せてくれるのか、また、次回の動物ダジャレは何なのか、とても楽しみに思う。
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<予告動画>
はりきって渉(東啓介)とのデートに向かった空(浜辺美波)。しかし、碧(菅野美穂)の心配通り、慣れない異性との交流で、娘・空の初デートは想定外のアクシデントに見舞われる!
おだやでは、ゴンちゃん(沢村一樹)のもとに見合い話が舞い込んだことで碧との関係に変化が。年下で美人の相手からの熱烈なアプローチとあって自信満々のゴンちゃん。しかし碧は、ゴンちゃんが結婚すれば今までのように気軽におだやに入り浸れなくなることに複雑な思いを抱いていた。さらに、恋をしていないと恋愛小説が書けない碧は、新作小説がはかどらず仕事もスランプに。碧は漱石(川上洋平)の後押しでゴンちゃんとデートすることになるが……。母・碧のデートにも、まさかの結末が待っていた!
一方で漱石はストーカー気質の恋人・沙織(福原遥)の異常なまでの執着に手を焼いていた。同じ出版社でバイトまで始めた沙織は、漱石を24時間監視していて……。 そして光(岡田健史)は、元家庭教師の未羽(吉谷彩子)に想いを寄せながらも、年上の未羽との関係に密かに傷を抱えていた。さらに、エリート一家の中で、オタクで落ちこぼれの自分が認められていないことにコンプレックスを感じているのだが……。
そんな中、空がバイトするおだやに、ガールフレンドの一人とデート中の光が偶然訪れる。ガチャガチャで当たったビー玉を何気なく空に渡す光。その帰り、光にもらったビー玉越しに見えるサカサマの景色は、空の目にいつもより綺麗に見える……。碧と空、二人を取り巻く人間関係が少しずつ動き始めていた……。
<出典>ウチの娘は彼氏が出来ない 公式
水無瀬空は、生涯初のデートへと臨んだ。しかし、結果は、惨敗と言うか、失敗というか、理想とはかけ離れたものだった。
相手は、整体師の渉周一。背が高いからかもしれないが、その日に限って、彼は鼻毛が出ていたらしい。
覚えているとしたら、鼻毛しか思い出せない。包み隠さず、母の碧に報告する空。
一方、たい焼き屋のゴンちゃんのもとに、思いがけず見合い話が舞い込んでくる。
最初は、その気はなかったゴンちゃんも、その若さとルックスから、年甲斐もなくその気になってしまう。
そんな話をわざわざタワマンに出向いて、碧と空に披露するゴンちゃん。
ゴンちゃんは、自信満々。何と言っても、向こうが自分に一目惚れしたらしい。
そうなると、ゴンちゃんは、「おだや」四代目だから、この美人が嫁に来ると、碧や空がいいように出入りしているおだやには、もう行けなくなってしまう。
そんなとき、編集の橘漱石がやってくる。
漱石は、恋愛モノが書けない碧に、幼馴染みのゴンちゃんとデートをして、それを題材に書けるのではないかと考え、コンサートの希少なチケットをちらつかせる。
そもそも、おだやは、空のバイト先でもある。すると、そこへ映画帰りの入野光が、女連れでやってくる。
そして、隠れオタクの光から、ガチャのハズレらしい、ガラス玉を受け取るのだった。
ハグミーテンダー
その大きなガラス玉は、全てを逆さまに見えて、空にとっては見たことのない別世界のようだった。
お気に入りのスポットのひとつ、空も碧も通った小学校。今は廃校になり、近々取り壊されるらしい。
思い出の詰まった場所を写真に残しておこうとしたとき、誤ってガラス玉を側溝に落として、失くしてしまう空。
その夜、空は、碧に改めて感謝の言葉を伝える。ゾウのマークが見える、ここに住ませてくれてありがとうと。
あんたがいたからこそ、ここまでツライ仕事が続けることができた。そう言って、碧も空の存在を有り難く思っていた。
次の日。おだやに珍客が現れる。店には、三代目の俊一郎しかいない。その客は、漱石の同棲中の彼女・伊藤沙織だった。
沙織は、漱石の先回りをして、位置情報を追っていた。一向に頼んだものを口にしない沙織を心配して、声をかける俊一郎。
いつ間にか、俊一郎は、向かい合って、身の上話を沙織から聞かされる。
実は、昨日、漱石と言い合いになってしまった。もう自分が漱石に好意をもっているのか、どうかも怪しくなってきたという。
そんなことを一通り、話すと沙織は、気分が少し良くなったと言って、最後は、俊一郎に自分とハグするように要求するのだった。
逆ゴメンナサイ
結局、コンサートを思いっきり楽しんだ碧とゴンちゃん。帰り道に寄り道して、空に聞いた小学校へと行ってみる。
もちろん、二人共ここの卒業生。二人にとっても思い出の場所である。
誰もいない校庭でバスケットをして、誰もいない校舎に入ってみる。
どちらかというと、碧のほうがはしゃいでいたが、それにつられてゴンちゃんも楽しそう。
下駄箱のところで、急に碧は、結婚しないで、という言葉の単語を間違ってしまった。
だが、なぜかゴンちゃんにはそれが通じてしまい、バカ正直に、もう見合いは済んで話は進んでいるという。
平身低頭でごめんなさいを連発され、木っ端微塵に砕け散った碧。
奈落の底に落ちた碧は、もうゴンちゃんという言葉さえ言えないほど、考えれば考えるほど、怒りがこみ上げてくる。
漱石は、せめて朗報だけで気休めになればと、過去作品の映画化が決まりそうだという。
なんと、その映画の主演は、碧の大好きな、あの久遠悠人だった。
チャンス到来! 悠人と恋して、ゴンちゃんを馬鹿にしてやると、人知れず碧は闘志を燃やすのだった。
一方、そのころ、空は渉がわざと鼻毛をつけてデートに来たことを知り、太葉堂に怒鳴り込んでいた。
このドラマは、「エキサイティング」ラブコメディというだけあって、次から次への恋愛話が生まれているような気がする。
少し整理して見たいと思う。まずは、碧から。
今回、碧は、ゴンちゃんに振られてしまう。その傷も癒えぬ間に、強がりなのか分からないが、次に映画化作品の主演の男を狙っている。
そして、空はと言うと、渉の鼻毛に絶望し、光にもらったガラス玉に励まされた格好である。
多少、お互いにオタクだけに光と空は、今後親密になってくる可能性が高いと思う。
そして、ここで気になるのが、渉の言動である。どうやら、わざと鼻毛をつけて、空とのデートに行ったらしい。
一体何のために? 空の内面をもっと知りたかったから? 自分で誘ったのに? などなど、疑問は尽きないところである。
もうひとつ、気になる部分としては、要注意人物の沙織の動向である。
今回は、なんと枯れ専もいいところで、まさかの俊一郎と急接近し始めた。
おそらく、このことで、漱石が自由になり、次回予告の碧とあわやキスシーンというところに、繋がっていくのだろうか。
謎解きではないが、何だか、次回の展開を予想すると、より楽しんで見ることができてしまうような気がする。
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同じ相手とは知らず、整体師の渉(東啓介)を好きになってしまった碧(菅野美穂)と空(浜辺美波)。久々の恋する気持ちに浮かれる碧は、新作の恋愛小説に役立てるという名目のもと、気合いを入れて整体院へ。 一方、出版社では『40代の女性が整体師に恋する』という碧の陳腐な企画を聞いた編集長・小西(有田哲平)が首をかしげていた。そんな中、担当の漱石(川上洋平)は人知れず碧のことを気にかけているのだが……。
大学では、空がゼミ中に落書きしたイラストを見た光(岡田健史)が、“大事な話”があると空を呼び止める。前回の飲み会以来気まずい関係の光に身構える空だが、喫茶店に空を誘い出した光はまさかのカミングアウト!なんと、自分は大学デビューで人気者のブランディングに成功した、隠れ二次元オタクだと打ち明ける!!さらに光は、ある突拍子もない提案を空に持ちかける……!
家に帰った空は早速興奮気味に碧に報告。しかしひょんな事から話がこじれ、言い合いに発展してしまう!お互いを思いつつ、母と娘は素直になれず……。 頭を冷やそうと家を飛び出した空は、立ち寄ったカフェで偶然渉に再会する……。なぜか自然な流れで、動物園デートの約束を取り付けることに成功する空。そして同じ時、空を探しに来た碧は、カフェの外から親しげに話す空と渉のツーショットを見かけ、衝撃を受けていた……!
その夜―。碧はおだやのゴンちゃん(沢村一樹)と俊一郎(中村雅俊)のもとへ。動き出した空の不器用な恋に、碧はある意外な心配をしていた……。
<出典>ウチの娘は彼氏が出来ない 公式
水無瀬碧は、ある整体師に恋をした。彼に会うために、今日は、バッチリメイクで整体へと向かう。
気分がいいので、娘の空に、顔写真付きでメッセージを送信。そのころ、空は、大学にいた。
はて? 四十肩とは聞いていたが、整体とは、そんなに着飾って行くものか? と空は、疑問でならない。
空は、目立ちもしないが、特に真面目でもなかった。授業中には、素人とは思えないレベルの高い落書きをして時間を潰す。
その絵を見た入野光は話があると言って、空のあとをついてくる。
そのころ、碧は、整体師の渉周一の施術を終え、渉に五十肩と言われ、儚くも短い恋は終わりを告げた。
もちろん、こういうときは、碧は、たい焼き屋の「おだや」でやけ食いをする。
なんとか、喫茶店に空を連れ込むことに成功した光。何を切り出すかと思ったが、光は、空と対等に話を合わせることができる、実は、二次元オタクに違いなかった。
しかし、光は、女子とイチャコラしたいために、イメチェンを成し遂げたのだ。
さらに、光は、自分の素性を明らかにしないと空と約束した上で、二人で漫画を描きたいと言い出した。
作画を空、ストーリーを光が担当する。この話を、即答で断ってしまう現実主義の空。
家に帰って、碧に話しても空の気持ちなんて、碧が分かるはずもなかった。
だって、碧は、二十歳そこそこでベストセラーを書いてしまい、今なお現役で、運と才能を持ち合わせていたのだから。
そして、そんな碧の言葉に嫌気が差して、空は街へと飛び出してしまう。
碧秘伝の恋愛術
オタクにありがちな、衝動的に家を出てきてしまった空。
取り留めもなく、一人、漫画の真似事をして、落書きしていると、ふと、見たことがある男性が本を読んでいるのに気がつく。
以前、彼は、家の近くで躓いた空を助けてくれた。彼は、なにを隠そう、整体師の渉だった。
渉も、空のことを覚えていた。そして、何故か相席をして二人は、まさかの意気投合。今度、動物園に二人でコツメカワウソの赤ちゃんを見に行くことになってしまう。
生まれてはじめての男とデート。もうこれは、絶対に失敗は許されない。空にとっては、最初で最後かもしれないからだ。
空は、自分で家を飛び出しておいて、碧に助けを求める。なんてったって、母・碧は、男女の酸いも甘いも噛み分けた、恋のバイブルとも言える恋愛小説を書いているのだから。
碧は、箇条書きでいくつもの可愛い子に見られるための注意点をプリントアウトして空に渡す。
何となく、説得力があるような気もするが、どうにもそれをやるとなると、いちいち面倒で仕方がない空だった。
本当の恋愛
空が読む限り、光は、なかなかのプロットを書いてきた。だが、光は、一人でもやることもできず、それが上手くいくなんて、ちっとも思っていなかった。
現実は、そんなに甘くない。結局、光も空と同じだった。現実が怖くて、夢を死ぬ気で追いかけられない。
そのころ、碧は、空のために服選びに余念がなかった。そんなとき、担当の橘漱石が訪ねてくる。
恋愛はやっぱり出来ない。だから、整体師との恋もなくなって、作品が書けない、と珍しく弱音を吐く碧。
担当としては、とりあえず、ここは碧を励ますしかなかった。
このとき、碧は、嘘泣きをし始めた。秘伝の恋愛術の実力を試したかったのだ。
漱石は、近づいて、碧が上目遣いで見つめる。そのときだ。一人の女が怒鳴り込んでくる。
女は、漱石と同棲中の彼女・伊藤沙織(サリー)である。サリーは、同棲をしているが、漱石をストーキングしていた。
サリーは、マンションのエントランスで、漱石の出待ちしていたところ、空が連れてきたという。
サリーの言動は、説明すればするほど、過激になっていき、過呼吸を起こしてしまう。
空は、このサリーの恋愛に対する姿勢を見て、改めて気合が入った。生半可な気持ちで、恋愛はするもんじゃない、と空は部屋から見える象印に誓ったのだった。
福原が、あんなドスの利いた声を怒鳴るなんて、思いもよらなかった。これが北川作品というもののチカラなのだろうか。
これまで、いくつか福原が出演したドラマは、いくつか見てきた。だが、彼女にとっても、あの怒号は、新境地と言っていいだろう。
ラスト10分ほどで、主演並みの存在感があったと思う。
主演の浜辺美波も、もちろん根暗キャラと隠しきれない可愛さが、とても絶妙でいい。
今期でいうと、すでに、個人的に注目度ナンバーワンになってしまった、このドラマ。
そして、恋愛はバトルだと言い切った空。空に関しては、光と渉の三角関係が予想される。
さらに、次回は、碧とガンちゃんが幼なじみデートで急接近するのか、どうか。
それから、今回からはもう無くてはならないサリーの動向も気になるところ。
これだけ箇条書きにしても、今後の展開次第では、見どころ満載である。
というわけで、一週間後が楽しみである。ちなみに、もう一つ言うなら、エンディングで撮影のNGシーンなんかを流すあたりも、このドラマをまた違った角度から見ることができて、とても興味深いものがある。
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下町情緒漂う都会の一角、すずらん町―。
水無瀬碧(菅野美穂)は、シングルマザーとして娘を育てつつ連載を抱える小説家。“恋愛小説の女王”としてかつて一世を風靡した碧だが、目下の心配事は大学生の娘・空(浜辺美波)に浮いた話がまるでないこと。空は、筋金入りの二次元オタクとして三次元の恋とは無縁の生活を送っているのだ。
そんなある日、続編を見込んだ碧の渾身の初ミステリー『アンビリカルコード』が大コケしたことで、碧は編集長・小西(有田哲平)から連載の打ち切りを告げられる。沈む中、新しく担当についた雰囲気イケメンの編集者・橘漱石(川上洋平)から次回作にと久々の恋愛小説を発注される碧。しかし華やかな表の顔とは裏腹に、恋愛から遠ざかっている自分に自信をなくしていた……。
その頃、地元商店街の老舗鯛焼き屋・おだやでアルバイトをする空の方は、4代目店主で碧の幼馴染・ゴンちゃん(沢村一樹)に、いくつになっても危なっかしい母の心配を漏らしていた。訳あって碧と同じ独身、幼い時からの腐れ縁のゴンちゃんは先代の俊一郎(中村雅俊)と共に頼れるご近所さん。友達のような相棒のような、仲良し母娘の碧と空を温かく見守ってきた。
そんな中、水無瀬家を揺るがす心ときめく“運命的出会い”が碧と空に訪れようとしていた。さらに空は、大学きっての“陽キャ”モテ男で、同じゼミの入野光(岡田健史)の一言についカッとなり、ある事件を起こしてしまう……。恋愛から遠ざかっていた天然母と、恋愛未経験のオタクなしっかり娘。前途多難なエキサイティング・ラブストーリーが始まる!
<出典>ウチの娘は彼氏が出来ない 公式
江戸時代にできた門前町の一角に、ひときわ目を引くタワマンがある。
一流恋愛小説家の水無瀬碧は、娘・空とそこで母娘二人暮らしをしている。
また、一方で、その街の商店街には、碧の幼馴染のゴンちゃんで四代目になる、たい焼き屋「小田屋」がある。
小田屋は、もともとあんこが多いことを売りにしていたが、近年のブームに乗り遅れ、思案した末に、逆にあんこの少ない秋刀魚焼きを目玉商品として売り出していたが、イマイチだった。
そんななか、碧のもとに現在連載中の、謎解きモノを書いている雑誌の編集長・小西が、詫びの羊羹を手土産に現れる。
何でも、今回の葵の連載は、予想以上に不評だったため、打ち切りにするというのだ。
最初は、映画化の話まであったのに、と食い下がる碧だが、もうそれは、決定事項で代わりの連載の作家も決まっているという。
さらに、新しく、担当も橘漱石という、見た目いい男だが、胡散臭いやつに代わるのだった。
空の部屋からは、有名メーカーのシンボル・象印が見える。今日は、山のようにエッチな漫画を買ってきてしまった。
そんな空のアルバイト先は、あの小田屋だった。碧の連載も打ち切りになり、そろそろ経済的危機感を募らせる空。
そして、何かあると、碧は、小田屋に上がりこんで、やけ食いするのだった。
二次元オタクの二流私立大学生
二次元オタク娘の空は、これまで一度も恋人を作ったことがなかった。碧の一番の心配事は、そこだった。
だが、そんな心配をしている場合ではなかった。橘は、今回は一先ず打ち切りにはなるが、新しく、碧が得意にしている恋愛モノを書くのであれば、書籍化が可能だという。
碧は、もう恋愛モノは書けないと思っていた。まず何より、ネタとなる恋愛から自分自身があまりに遠ざかっていたからだ。
そもそも、碧は、一発屋と言って良かった。小西に見出してもらったのだが、最初の小説が売れて、入った印税を元手にタワマンの一室を分割で買った。
その時の蓄えも、もうそろそろ底を尽きつつあることを空は分かっていた。
水無瀬家でのお金の管理は、大学生でもある空が行っていた。
一方で、碧と空は、母娘ではあるが、期間限定のアイスをじゃんけんして奪い合うような関係でもあった。
都内の二流私立大学に通う空は、構内では完全に影に隠れた空気のような存在だった。
碧は、空に指摘されたので、別の編集社に売り込みをかけてみるが、そのことどくが惨敗する。
碧は、その苦労して書いたネタ帳を眺めながら、それが世に出ないと思うと、悔し涙が自然と溢れてきた。
可愛い系のおっちょこちょいのいい男
あと2回で完結してくれ。そう橘は、残酷な宣告を碧にする。
引き受けたものの、笑いが出るほど、書けない碧。そんなとき、空が無神経にも不動産のチラシを見せ、引っ越そうと言い出した。
だが、それは、頑として譲らない碧。空には、碧がただハイクラスに酔って身の丈に合った生活ができないだけだと思っていた。
それで、空は、見栄っ張りだとか、母親らしくないなどと言って、売り言葉に買い言葉。
碧も頭に血が上り、出ていきなと言って、空を追い出す。空は、そんなときはいつも、小田屋に逃げ込むのだった。
そこで、ゴンちゃんが、碧が引っ越さないのは、空の大好きな象印のためだということを、初めて空に教える。
碧がそんなこと考えていたなんて初耳だった。
未だに、空は、窓から見える象印が見えると、まるで父親の愛につつまれているかのような安心感を覚える。
空が家に帰ると、碧は、幼稚園の時、空が描いた象印と母娘の落書きをしみじみと見ていた。
これを見て、空は、情に流されてしまい、自分が恋愛するから、それをネタにすればいいと思いもよらぬ爆弾発言をする。
少し光が見えたかに思えたが、碧は慢性的な四十肩から、次の日整体に行った。そこで、運命的な出会いが訪れる。
彼の名は、渉周一。可愛い系のおっちょこちょいのいい男で整体師。碧のファンだと言われ、完全に碧は周一に、ロックオンしてしまったのだった。
とにかく、母娘の会話は、秀逸でテンポが早く、漫才かコントでも見ているかのようだ。
公式HPによると、ジャンルは「エキサイティング・ラブストーリー」だという。
ここまで来ると、コメディの要素十分だと思うが、そこは敢えて差別化することにしたのかもしれない。
全てではないが、やはり多少のドラマ好きなら、北川氏の作品に触れたことはあるだろう。
その作品群を今まで見てきて、個人的に気づいたのが、不思議とシンクロした配役である。
今回、気づいたのは、ゴンちゃんの父、俊一郎役の中村雅俊である。
確か、某朝ドラで似たような配役があったような気がするが、その時の空気感が、不思議とこのドラマとマッチしていて、それがまた心地よい。
年明け早々、また新たな北川氏の代表作として、バズってしまう予感さえする。
ドラマの展開のほうは、あっという間に三角関係が母娘絡みで勃発。はてさて、次回はどうなることやら、とても楽しみである。
ウチの娘は彼氏が出来ないの内容
売れっ子恋愛小説家でシングルマザーの水無瀬碧の悩みの種は、20歳の一人娘・空が筋金入りのオタクで、漫画やコスプレに夢中で彼氏ができないこと。
一方、娘・空の悩みの種は、いい歳をして天然、暴走、世間知らずの三拍子が揃った母親・碧。
そんな天然の母と、しっかり者のオタク娘が突如「恋をしよう!」と恋活をすることを決意する。
<出典>日本テレビ公式
<出演者>
・水無瀬碧:菅野美穂
・水無瀬空:浜辺美波
・ゴンちゃん / 小田欣次(おだ ごんじ):沢村一樹
・橘漱石:川上洋平(Alexandros)
・小西:有田哲平(くりぃむしちゅー)
・入野光:岡田健史
ウチの娘は彼氏が出来ないの感想
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