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<見逃し動画>最終回(第20話) 3月17日放送
 
Tverでの配信は終了しました
 
第20話の公式あらすじ

加西 (石丸幹二) が殺し屋に狙われているという情報をめぐり、内閣情報調査室の柾庸子(遠山景織子)から協力を持ち掛けられた右京(水谷豊)と亘(反町隆史)。内調でも“加西不逮捕”の件を調査していたというが、右京はさらに上の権力者から、指示があったのではないかと疑う。いっぽう、加西の気まぐれで殺されかけた麗音(篠原ゆき子)は、鑓鞍 (柄本明) が衣笠副総監(杉本哲太)に加西の警護を要請した件も含めて、美彌子(仲間由紀恵)に不満をぶつけていた。同じ頃、麗音銃撃事件は単独犯で、加西は関係ないと供述を翻した静 (日南響子) が、加西からの金銭授受に蒔子(松永玲子)を利用している疑惑が浮上。しかし、当の蒔子は、黙秘の構えを見せていた。そんな中、内調を動かしているのは、官房長官の鶴田(相島一之)とにらんだ右京と亘は、鶴田から事情を聞く。すると、加西は政界に深く食い込んでいて、特に鑓鞍とは昵懇の関係にあると証言する。
 
暗殺の標的になりながら大胆な行動に出る加西
いっぽう、静と蒔子が共謀する裏には意外な理由が!?
陰謀渦巻く“加西暗殺計画”が驚がくの事態を招く!
 
<出典>テレビ朝日公式

最終回(第20話)のネタバレはここをクリック
入金方法
加西に罪を償わせる。柾はそう言って、杉下と冠城に協力を要請した。そのとき、蒔子の雇ったヒットマンが、加西に迫っていた。
 
蒔子は、任意で連行されたが、家宅捜索をしても、送り主のない封筒が30通見つかるだけで、肝心の買収のために朱音の代わりに受け取った金の入った通帳は見つからなかった。
 
杉下らは、柾の真意を探るべく、官房長官の鶴田を訪ねた。鶴田は、加西が狙われているのも、加西が野放しになっているのも遺憾としながらも、加西と関係が深いのは、鑓鞍ではないかと責任転嫁。
 
一方、加西の身辺には、不条理にも警察がその警護にあたることになってしまう。
 
蒔子は、通帳を貸し金庫に隠していた。一番最後に引き出したのが、ヒットマンへの前金である。
 
しかしながら、よくよく見ると、ここ1ヶ月の間、2千万前後の金が毎日入金してある。
 
これを見て、杉下は、鋭く指摘する。これは、約束手形を業者に割り引いて貰った額だと。
 
そして、この手形こそ、あの名無し封筒で送られてきたという。
 
これは、いかにも現金の出どころをハッキリさせないための妨害工作としか思えなかった。
 
しかも、この手形が不渡りになれば、追徴どころか、金自体が失くなってしまうことを蒔子は初めて知ったのだった。
 
 
加西死す
杉下は、疑問に思うことがあった。朱音ならともかく、蒔子のような素人がそう簡単にヒットマンを雇えるものだろうかと。
 
だから、何らかの方法でその指示が朱音から蒔子になされたに違いない。
 
そこで、怪しいのが、中郷が接見中に書かせたという蒔子宛ての手紙だった。
 
一方、加西は、考えもしない暴挙に出る。警護を着けたまま警視庁に現れ、警護を外せと要求してきたのだ。
 
これには、衣笠も大恥をかかされた形になってしまった。だが、これは出来ない相談だった。
 
蒔子のもとに手形の送ったのも、大方予想はついた。中郷である。
 
中郷は、クライアントである加西から6億で朱音の供述を変えるように、買収しろとの依頼を遂行したのだ。
 
杉下の謎もようやく、解けた。相手が蒔子なので、難解でもなかったが、朱音が書いて、中郷を介して渡した手紙に、加西暗殺の計画が告げられていたのだ。
 
しかも、中郷は、そのことも承知の上だった。中郷については、新たに分かったことがあった。
 
中郷と、あの柾が古くからの友人であり、ただならぬ仲であるというのだ。
 
そんなときだった。加西が警護たち7人とともに殺されてしまう。室内で七輪を使った一酸化中毒死で、事故に見せかけてはいるが、不自然なところが多い。
 
 
喧嘩上等
エアコンも、換気扇も止まっている。そんななかで、わざわざ8つの七輪を炊いていた。
 
その後の調べで、加西は、そのとき出張料理人を手配していたことが分かる。
 
ところが、その料理人の影も形もない。おそらく、その料理人こそヒットマンにちがいなかった。
 
だが、どうやってヒットマンは、加西に近づくことができたのか。すると、そのヒットマンは、とある人材派遣サイトから手配されていたことがわかる。
 
そして、その人材派遣サイトは、日頃から鶴田が愛用していたことも明るみなったのだった。
 
杉下らは、中郷の法律事務所に出向き、封筒の切手から中郷のDNAが検出されたことを明かす。
 
続いて、柾を尾行すると、予想通りだった。蒔子と朱音は、もともとヒットマンなんて依頼していなかった。
 
依頼のやり取りをしたのは、実は柾で、柾が本物を雇って、加西を殺したのだ。
 
ところが、柾は、自分が独断で殺ったの一点張り。その指揮系統からも、鶴田の関与は、明らかだった。
 
加西は、あまり鶴田と深い関係になりすぎて、ボロが出ないうちに消されたというわけだ。
 
そして、杉下と冠城は、必ず悪事を暴くと、鶴田に啖呵を切ったのだった。
最終回(第20話)の感想はここをクリック
とうとう最終話を迎えてしまった『相棒season19』。一抹の寂しさは、禁じ得ないが、ラスト数分は、正に次回の予告のようであった。
 
鶴田は、特命係の暗殺をほのめかすし、朱音は、不敵な笑みを浮かべていたし、蒔子は、またゴーグルを使ってVRで何かをやらかしそうだ。
 
ここまでの演出があるからには、もう「シーズン20」の準備も進んでいるのではないだろうか。
 
そう考えただけで、期待で胸が一杯になってしまう。また、もうひとつの、次シーズンへの見どころは、やはりこのバディの組み合わせがいつまで続くかに尽きるだろう。
 
冠城には、青木など脇役たちとの絡みも、いつもコミカルで、癒やされるものがある。
 
だからこそ、ドラマティックな別れと出会いがあると思うのだ。実際問題、それには様々な要素が考えられる。
 
キャストの意向やスケジュール、健康状態、そして時には、視聴率なども影響するのかも知れない。
 
数々の苦難を乗り越えてきた『相棒』だけに、その交代には、それなりのものを求められるのも確かである。
 
まずは、後任問題。これが一番厄介だろう。あの反町隆史に匹敵する、もしくはそれ以上となると、ちょっとすぐには思い浮かばない。
 
いずれにしても、次シーズンまで楽しみは、とてもじゃないが尽きそうにない。
<見逃し動画>第19話 3月10日放送
 
Tverでの配信は終了しました
 
第19話の公式あらすじ

麗音(篠原ゆき子)が銃撃された事件の首謀者でありながら、罪をまぬがれたIT長者の加西周明 (石丸幹二) 。背景には、衣笠副総監(杉本哲太)の“ツルの一声”や、さらに上からの“政治的圧力”があったと思われるが、うやむやのまま実行犯である朱音静 (日南響子) だけが逮捕されていた。しかも、当初は加西の関与をほのめかしていた静が、大手事務所の弁護士と接見した後、突然態度を翻し、供述の“保留”を申し出た。静の不可解な動きを耳にした右京(水谷豊)と亘(反町隆史)が真意を確かめようと動き出した矢先、加西の口車に乗って転落死した男の母親・蒔子(松永玲子)と顔を合わせる。蒔子は、息子の恋人だった静を娘のように思い、何かと世話を焼いているらしい。いっぽう、おとがめなしで自由の身を謳歌している加西の処遇をめぐっては、内閣官房長官の鶴田(相島一之)や、国家公安委員長の鑓鞍兵衛 (柄本明) も関心を寄せていた。そんな中、1年前の殺人事件で追及を逃れきった内閣情報調査室の柾庸子(遠山景織子)から、驚くべき情報がもたらされ―――さらに、思いもよらぬ出来事が加西に降りかかる…!
 
不敵な態度で暗躍する加西に、再び挑む特命係
供述を翻した“麗音銃撃実行犯”の狙いは…!?
予測不能の事態が国家の中枢を揺るがす!
 
<出典>テレビ朝日公式

第19話のネタバレはここをクリック
保留の半月間
約5ヶ月前に起こった、白バイ隊員銃撃事件。事件は、特命係の活躍により、解決されたかに見えた。
 
実行犯は、現金目的の殺人未遂を犯した朱音静。そして、殺人教唆で億万長者の加西周明を追い詰めたが、加西は逮捕には至らなかった。
 
加西が逮捕できなかったのは、副総監・衣笠の「待った」がかかったらしく、それは、もっと上からの圧力がかかったのは、明らかだった。
 
そんななか、検察庁で供述調書を取られていた朱音が、弁護士・中郷都々子の接見したあとから、供述に嘘があるかもしれない、時間をくれと突然言い出した。
 
事件の当事者・元白バイ隊員の出雲は、加西も捕まっていないのに、さらに、朱音までもが罪が認めないとは信じられないと、杉下と冠城に、愚痴をこぼしていた。
 
中郷は、法曹界でも著名な大手法律事務所に所属しており、彼女は、朱音がクライアントだという。
 
一体なぜ、現在勾留中の身である朱音に、ハイクラスな弁護士が急についたのか、謎は深まるばかりだった。
 
そんなとき、朱音の恋人で、加西に殺されたと言っていい、万津幸也の母・蒔子が勾留中の朱音に面会をした帰り、たまたま特命係の二人と出くわした。
 
蒔子にとっては、過ちを犯したとはいえ、息子の嫁になるかもしれなかった朱音を、親身になって支えようとしていたのだった。
 
 
金のチカラ
朱音が供述を中断して、およそ半月が過ぎようとしていた。捜査一課の芹沢や伊丹も、さすがにこれを聞いて、黙ってはいられなかった。
 
だが、警察組織のなかでは身動きが取れないのが現状だった。
 
そんなとき、加西が俄に動き出した。まさに、事件の舞台となったと言っていい、あの仮想国家を他人に売り渡してしまったのだ。
 
こうなっては、ますます加西を逮捕することなど、到底不可能に思われた。
 
一方で、朱音は、この期間を利用して中郷と何か企んでいるのは確かではあるが、それがさすがの杉下にも見えてこなかった。
 
間もなくして、朱音が重い口を開き、新たな供述を始めた。
 
それは、自身の殺人の容疑は認めたものの、加西の関与は、まるきりデタラメのでっち上げだったということだった。
 
これにより、むしろ検察も話がスッキリしてわかりやすくなったので、好都合だった。
 
ここで考えられるのは、朱音を買収したことは、おおよその予想はついた。
 
調べたところによると、中郷の事務所には、やはり加西の顧問契約があり、中郷を通して、朱音を懐柔したのは、間違いない。
 
しかし、もともと6億で人殺しをしようとした朱音。その朱音がはした金で動くとは考えにくい。
 
そんな大金の授受が、勾留中の朱音にどのように行われたのか、そのことが未だに闇の中と言わざるを得なかった。
 
 
ヒットマン
杉下と冠城は、朱音本人に話を聞こうとしたが、それは当然のように拒否されてしまった。
 
そこで、杉下らは、蒔子のもとへと向かった。この事件をキッカケに、朱音が全幅の信頼を寄せているのは、蒔子に間違いない。
 
何か心当たりはないかと訊くと、嘘がつけない蒔子は、すぐに動揺し始めた。
 
しかし、その場は、何も本当のことは言わず、杉下たちを追い返してしまった。
 
しばらくして、今度は、蒔子から杉下らは、呼び出された。何でも、受け取った金を使い込んだというのだ。
 
蒔子は、確かに買収に支払われた金を受け取ったが、それを利用して、殺しを依頼したという。
 
もちろん、標的は、罪を逃れた加西だった。ことの重大さに改めて気づいた蒔子だったが、すでに、報酬の半分は支払い済で、もう止めることができないらしい。
 
そこで、杉下らは、直接加西に会い、命が狙われていることを告げる。すると、加西は、冗談半分に聞きながらも、杉下と冠城を護衛に雇うとスカウトしてきたのだった。
 
杉下は、その言動から、衣笠に圧力をかけたのは、国務大臣・鑓鞍ではないかと考えていた。
 
一方で、杉下らは、内閣情報調査室の柾と会い、なぜか「加西逮捕」の協力を要請されたのだった。
第19話の感想はここをクリック
最終回を前に、急展開の『相棒season19』。今回のエピソードの内容を少しまとめて見ようと思う。
 
まず、加西不逮捕で圧力をかけたのは、鑓鞍国務大臣であるらしい。
 
しかし、内閣のなかでもこれに対抗する勢力として、内閣官房長官・鶴田、ひいてはその直轄部署と思われる、内閣情報調査室・栗橋と柾の存在がある。
 
これは、今回のエピソードで、柾が加西に罰を与えるのに、杉下らに協力を仰いだところから、そう考えるのが妥当だと思う。
 
もっぱら、鶴田にとって、加西は厄介な存在、そして、鑓鞍にとって加西はズブズブの持ちつ持たれつの関係で、鶴田もそれは快くは思っていないのだろう。
 
そこで、少し不自然に感じたのが、殺し屋の存在についてである。今回、見る限り、あくまで、雇ったのは蒔子個人であって、警視庁に知れたのも、杉下らにそのことを蒔子が話してからではなかったか。
 
今の段階では、時系列はハッキリしないまでも、柾がすでに殺し屋の存在を把握していたのは、何か裏があるような気がしてならない。
 
さらに、その模様を栗橋が影でモニタリングしていのが、怪しすぎる。
 
いずれにしても、次回で一旦、この事件も幕を閉じることだろう。一体、どのような結末が待っているのか、とても楽しみである。
<見逃し動画>第18話 3月3日放送
 
Tverでの配信は終了しました
 
第18話の公式あらすじ

『魔銃録』という人気小説の作者が銃殺される事件が発生。凶器は、数か月前、収賄疑惑を掛けられた代議士襲撃事件で使われた古い銃と思われたが、問題の銃はすでに警察が押収し、厳重に保管されていたため、ネットでは「魔銃が現れた」と騒がれていた。銃を「野蛮で旧式な武器」と嫌う右京(水谷豊)は、亘(反町隆史)と共に独自の捜査を開始。線条痕の再鑑定をしている警察庁の付属機関・科学警察研究所を訪れる。主任研究官である黒岩(上杉祥三)から事情を聞くと、問題の銃が持ち出された可能性も、鑑定が間違っている可能性もないと断言。犯罪の要因を研究している雅美(前田亜季)も、黒岩の鑑定を支持する。いっぽう捜査一課は、小説の熱狂的なファンや反感を抱くアンチ、さらに暴力団の関与も視野に捜査を進めていた。しかし、犯人も凶器も見つからず、ネットでは「魔銃は増殖する」などという噂が、まことしやかに囁かれていた。そして、捜査の背後では、“魔銃”を持つ者が、さらなる犯罪に動き出そうとしていた。
 
死を招く凶器“増殖する魔銃”は実在するのか!?
熱狂的な読者を持つ人気作家が殺害された理由は?
銃という“野蛮な武器”が驚がくの事件を呼び寄せる!
 
<出典>テレビ朝日公式

第18話のネタバレはここをクリック
不思議な銃
不思議なチカラを持つ「魔銃」。この魔銃を題材にした小説の著者、笠松剛史が死体で見つかった。
 
笠松は、至近距離から銃で撃たれて死亡。そして、驚くべきことに笠松は、その小説に出てくる銃・デュークと同じ型の銃で撃たれていた。
 
その数ヶ月前にも、そのデュークで政治家を襲撃した事件が起こっており、信じられないことに、そのとき使われた銃と、今回の笠松が撃たれた銃の線状痕が完全に一致した。
 
そこで、杉下と冠城は、その銃が押収され、保管されている科警研を訪れる。
 
科警研では、出入り口のセキュリティは万全だった。しかも、デュークは、その中の研究室にある、鍵付きのロッカーに保管されている。
 
今回、問題になっている線条痕の再鑑定を行っているのが、黒岩といい、この銃の管理者だった。
 
考えられるのは、ひとつは鑑定ミス。もうひとつは、同じ線状痕を持つ銃がもう一丁存在する。
 
犯罪予防の研究員・久保塚は、黒岩がその道では日本一の権威であり、ミスなどあり得ないという。
 
では、可能性としては、同じ銃が、科警研の外に存在することになる。
 
再鑑定が終了し、結果はやはり、完全に一致した。信じがたいことだが、同じ線状痕と断定されてしまったのだ。
 
一方、押収されたデュークを使用して捕まった原口は、笠松の小説の信者ではあったが、ごく普通の青年であるということだった。
 
 
銃の意志
では、一般人の原口が一体どのようにして、デュークを手に入れたのか。原口が言うには、それは、ある日、玄関先に置いてあったという。
 
誰が何のために、そのようなことをしたのか。そして、どうやって原口が危険な思想を抱いていることを知ることができたのか。
 
杉下らは、編集社に赴き、笠松の担当を訪ねた。すると、その担当によると、笠松は、ごく短期間で、あの小説を書き上げたらしい。
 
そのうえ、それまでの笠松が全く扱ったこともない題材になっていたというのだ。
 
その執筆の際に、笠松が参考にしたと思われる資料のなかに、匿名ではあったが、原口のものと思われる、アンケート資料を発見する。
 
そのアンケートは、久保塚も関わっており、また黒岩も知っていた。それを見た段階では、原口に銃を渡したのは、笠松ではないかと思われた。
 
しかし,一方で、捜査一課の捜査網に豊田というフリーターが引っかかった。豊田も原口と同じように、玄関にデュークが置いてあったという。
 
しかも、豊田は、笠松が死んだあとに銃を入手しているので、笠松が銃を渡したものではなかった。
 
 
過去のトラウマ
豊田の銃と原口の銃。同じデュークでもやはり、線状痕は違っていた。やはり、同じ線条痕のものがあると考えたいところだが、それはあり得ない話だった。
 
冠城は、実物を持って、確認してみる。すると、2つの銃からは、特殊なオイルの強い匂いが鼻についた。
 
その翌日、黒岩が科警研の屋上から投身自殺をし、自らの命を断った。
 
しかし、遺書のようなものはない。代わりに見つかったは、極秘扱いになった、あのアンケート。
 
これで、黒岩が笠松に資料を渡し、何らかのトラブルが発生して、黒岩が笠松を撃ったと考えれば、全ての辻褄は合う。
 
しかし、ロッカーの鍵は、管理していても、さすがに黒岩でも科警研の外に、銃を持ち出すのは不可能である。
 
調べてみると、久保塚は、アメリカに留学していた際、デュークで脅され金品を奪われたことがトラウマになっていた。
 
さらに、彼女は、そのトラウマを克服しようと、ガンクラブに通っていた。
 
そのときに、銃についての知識を習得していたことは、明らかだった。そう、デュークを解体して銃身を持ち出すことも、久保塚ならば可能だった。
 
笠松に小説を書かせ、また殺したのも、黒岩にその罪を被せ、殺したのも、久保塚の仕業だった。
 
久保塚は、研究者の立場を利用して、銃の危険性を促そうと、ただ一人、過去のトラウマに囚われるあまりに、こんな痛ましい愚行を犯してしまったのだった。

第18話の感想はここをクリック
今回のエピソードで、珍しいシーンがあった。それは、杉下がコーヒーを淹れるシーンである。
 
いつも、ポットを高い位置まで上げて、まるで曲芸のように紅茶を淹れる杉下。それが今回は、徹夜明けの角田のために、コーヒーを淹れてやっていた。
 
さすがに、コーヒーのポットが重かったのか、または飛沫が飛ぶのを防ぐためかは、分からないが、少し落差が控えめだったのが、また良かった。
 
こういう、サービス精神は、大いに結構だと思う。なにしろ、2クールの長丁場の撮影である。
 
お約束の演出もいいが、たまには、こういう変化球みたいなものも、とても面白いと思う。
 
そして、次回、今シーズンの宿命の相手とも言える、加西が再登場するらしい。しかも、放送時間を拡大してまでの出血大サービスである。
 
元はと言えば、このシーズンは、今や捜査一課になくてはならない存在にまで成長した出雲麗音が撃たれたことから始まった。
 
また、このことが、今回のエピソードで触れられ、出雲が活躍したのも、次回へのつながりを考慮した演出ではないだろうか。
 
いずれにしても、次回は、再会した加西と、どのようなバトルとなるのか、とても楽しみである。

<見逃し動画>第17話 2月24日放送
 
Tverでの配信は終了しました
 
第17話の公式あらすじ

老舗眼鏡メーカー・田崎眼鏡の女性専務が、殺害される事件が発生。田崎眼鏡では、3か月前、社長の田崎恭子(かとうかず子)が心臓発作で倒れた後、“お家騒動”が勃発。警察は、恭子の長男が、社長を代行していた女性専務に反感を抱き、殺害したとして行方を追っていた。いっぽう、向かいのマンションを興味本位で覗いていた青木(浅利陽介)は、不審な入居者を目撃。話を聞いた右京(水谷豊)と亘(反町隆史)が調べると、次男と末娘が恭子をかくまっていることが判明する。2人は、専務が殺され、長男に容疑が掛けられているというショッキングな状況で、病床の恭子を動揺させたくないという思いから、情報を遮断しているらしい。そんな中、右京は田崎眼鏡の職人・松田(青山勝)にオーダーメイドを依頼する。詳しく話を聞くと、お家騒動には意外な事実があったことが分かる。さらに右京は、殺害現場にいくつも不自然な点があることに気付き…!?
 
老舗メーカーのお家騒動の裏に複雑な事情が
関係者の意外過ぎる思いが特命係を翻弄!
事件の背景に隠された悲しい真実とは…!?
 
<出典>テレビ朝日公式

第17話のネタバレはここをクリック
オーダーメイドの特注メガネ
特命係とは切っても切れない関係の青木年男。青木は、向かいのマンションの一室に不審者が出入りし、事件が起きているという。
 
そのころ、捜査一課では、大手メガネ店・社長代行・三澤渚の殺人事件の捜査が続いていた。
 
社長の田崎恭子は、その前に倒れて、意識不明の状態。恭子には、三人の子がおり、長男・明良が会社の実権を奪われて、殺害した疑いが持たれていたが、明良の行方はつかめていなかった。
 
杉下右京と冠城亘は、青木の言っていたマンションの一室のことが気にかかり、直接そこへ行ってみる。
 
すると、そこには、恭子の次男・拓人と長女・由衣がいて、母の恭子をまるで外界から隔離するように匿っていた。
 
恭子は、意識を快復していたが、殺人事件のことは何も知らなかった。今、このことを恭子に知られると、どれほどの心労がかかるか、計り知れないので、それを防止するための措置だという。
 
だが、恭子も杉下らと面会して話す限り、子供たちが何かを隠しているのは、もう勘付いていた様子だった。
 
面会したついでに、杉下は、田崎メガネの職人で名工と名高い松田正一郎に、自分のメガネを作ってくれないかと、頼み込む。
 
そして、松田の弟子である由衣を伴い、工房で採寸してもらう杉下だった。
 
 
左右のネジ
恭子の跡を継ぐのは、もうすでに恭子が倒れる前に決まっていた。そう、田崎メガネの専務で、恭子が倒れてから社長代行をしている三澤が次期社長になることになっていたのだ。
 
殺害現場を杉下らが訪れる。資料などと照らし合わせると、幾つか不審な点が指摘できた。
 
まず、殺害された三澤がかけていたメガネがぴったりと装着されていたこと。
 
そして、金庫を開けたのに、現金に手を付けていないということである。
 
さらに、明良のオフィスでは、新しい工房の図面を発見した杉下。
 
続いて、杉下らは再び工房を訪れ、オーダーメイドの進捗を確認する。そこには、新作と称して、真新しいメガネが置いてあり、松田は仮止めと言うのだが、不自然にも左右のネジの種類が違っていたのだった。
 
そんなとき、ひょんなことから、恭子が事件のことを知ってしまう。
 
明良が犯人だと言われ、恭子は、以前に自分が倒れる前に何があったのかを語り始めた。
 
倒れたのは、三澤のマンションだった。わざわざ話があると呼び出されて行ってみると、そこには何と、明良もいた。
 
そして、この前の三澤を後継者にすることを再考してほしいという三澤。なぜなら、三澤と明良は、交際を経て結婚するからだと言うのだった。
 
 
契約事項の秘密
もちろん、その話に、恭子は反対した。だが、三澤は明良と結婚して、身を引くと言って譲らなかった。
 
そのとき、恭子は、発作を起こして倒れてしまう。恭子は、自分が反対したことで、三澤と明良の関係が悪化したのではないかという。
 
だが、杉下には、そうは思えなかった。そこで、現在、会社で指揮をとっている拓人が任意の聴取を受ける。
 
確かに、拓人にとって、明良と三澤は、目障りな存在だったが、殺してはいないという。
 
そのころ、杉下は、遺留品の中から、犯人の手がかりになる、小さなネジを発見する。
 
そう、それは、あの工房で見た、新作と松田が言っていた、メガネのものを一致したのである。
 
つまり、三澤を殺したのは、松田だったのだ。あの日、松田は三澤に新作を見せるために、殺害現場となる専務室を訪れていた。
 
そこで、松田は、三澤から身売り話があることを聞かされ、詳しく聞きもせず、カッとなって、三澤を殺害してしまったのだ。
 
後ろから殴ったので、その衝撃で新作がネジから外れてしまった。それを、律儀に日頃のくせで元のメガネを、死んだ三澤にピッタリと装着したのだ。
 
その直後、明良が、偶然三澤のもとにやって来て、三澤が死んだことを知り、咄嗟に三澤の遺志を汲んで、金庫にある契約書を持ち出したのだった。
 
しかも、その身売りの契約書は、松田が早合点してしまっただけで、工房は一旦取り壊すが、規模を拡大しリニューアルをする内容までも盛り込まれていた。
 
こうして、田崎メガネは、あまりにも大きな痛手を負ったが、この事件を教訓に、再生するにはさほど時間を要しなかったのだった。
第17話の感想はここをクリック
杉下のトレードマークであるメガネ。今回は、このメガネに関するエピソードで、またひとつ、杉下右京のウィキペディアの項目が増えることになっただろう。
 
なんと、あのメガネは、オーダーメイドで作られ特注品で、10万円以上もするということであった。
 
そうなると、車などもそうだが、杉下の身の周りのものすべてが、杉下こだわりの品々で、また今後、これらにちなんだ何らかの事件が起こらないとも限らないということである。
 
さらに、今回の冒頭部分で青木の私生活の様子が明らかになって、大変興味深いものがあったと思う。
 
驚くべきことに、彼は、警察官でありながら周辺を双眼鏡で観察しているらしいのだ。
 
しかも、今回が初めてではなく、その行為が事件に絡むのは、今回で2度目だというではないか。
 
これは、特命係ならではのもので、言い換えれば、こんな話をしても許されるし、事件に繋がってしまうのも、特命係の面白い点であるだろう。
 
さて、次回は、刑事モノらしく、銃を扱った事件に特命係が挑むようである。一体どのような難事件を解決に導くのか、とても楽しみである。
<見逃し動画>第16話 2月17日放送(2月10日はお休み)
 
Tverでの配信は終了しました
 
第16話の公式あらすじ

顔に殴られたアザのある少年を見かけ、声を掛けた右京(水谷豊)と亘(反町隆史)は、思い掛けず「友だちを助けて下さい!」と頼まれる。そんな中、近年急激に成長している激安スーパーの創業者・小峰(鎌倉太郎)の小学生の息子が誘拐される事件が発生。ところが、小峰は警察に介入されたくない理由でもあるのか、一向に通報する様子がない。それでも、異変を察知した右京と亘は、伊丹(川原和久)や角田(山西惇)らの協力をあおぎ、手分けして捜査を始める。誘拐に荷担していると思われる男・安村(今野浩喜)をマークする右京。沈黙を守っている小峰家の動向を探る亘。事件発生に半信半疑ながら“容疑者”の一人を注視する伊丹たち。そして、アザのある少年の保護者に会い、怪我の理由を問い質す角田。さらに、青木(浅利陽介)までもが張り込みに駆り出される。それぞれが独自の動きを見せる中、事件は思ってもみない方向に転がっていく!
 
アザのある少年と誘拐事件の関係は?
“チーム特命係”が一丸となり
意外過ぎるカラクリを解き明かす!
 
<出典>テレビ朝日公式

第16話のネタバレはここをクリック
「トモダチ」を助けて

特命係の杉下と冠城は、街を歩いていると、ある少年が目に留まる。その少年は、顔に傷跡があって、警察官になにか言いたそうにしている。
 
冠城がそっと近づいて、声をかける。すると、その少年は、こう言うのだった。
 
自分より、友達を助けて欲しいと。一方、小峰翔太は、激安スーパーの創業者の息子で、塾の帰り、家に帰らず、安村という中年男についていき、彼のアパートへ入っていった。
 
それを遠くから、張り込んでいた特命係。翔太は、特に嫌がるようなことはなく、安村の後をついていく。
 
杉下は、ドア越しに様子を伺い、冠城は、翔太を乗せてきたレンタカーの後を追うのだった。
 
まもなくして、小峰に脅迫電話が入る。ボイスチェンジャーで話しているようだ。内容は、身代金1億を用意することと、警察に通報しないことだった。
 
レンタカーの情報から、共謀者の名前が大槻健太であることがわかる。
 
翌朝、安村は、アパートを出た。それを尾行する杉下。
 
安村は、ボードゲーム「人生ゲーム」をゴミ捨て場に捨て、更地になった土地をひとしきり眺めたあと、ローストビーフを100グラムだけ購入して、そのあと、和菓子屋の職人を睨みつけていた。
 
杉下は、最初に会った少年・マサルには角田を、大槻の動向を見張らせるのに、捜査一課の三人を配置した。
 
 
和菓子職人

通常、身内が誘拐され、身代金を要求された家族は、通報するなと言われても、どうしていいか分からず、通報してしまうのが一般的であった。
 
だが、小峰は、頑なにそれをしなかった。冠城が接触してみるが、門前払いにあってしまう。
 
一方、安村の外出中、何度か偶然を装い、接触してみる杉下。ただ、分かったことと言えば、安村が元和菓子職人であることぐらいだった。
 
ことの発端になったマサル少年は、角田の手によって、暴力を振るう親元から、施設へと保護されることになった。
 
小峰の部下の話では、小峰は自宅に違法な金を隠し持っているということが分かった。
 
杉下は、安村のことを知る老婆に話を聞く。それによると、安村の実家は和菓子店だったが、安村の代で借金が膨らんで、夜逃げをしてしまった。
 
その借金というのも、元はと言えば大槻のものであるらしく、また、一方で大槻は、塾の講師をしていたことも分かった。
 
そして、いよいよ、小峰が大きなバッグを持ち出して、外出した。その少し前に、すでに大槻は指定の場所まで移動していた。
 
当然、その辺りは、抜かりのない捜査一課の面々がピッタリと張り付いていたのだった。
 
 
絶望した二人の友情

大槻は、塾をクビになっていた。なぜかというと、大槻は、ギャンブルののめり込むあまり、闇金にも手を出して、そのうえ生徒の保護者にも借金をしていたからだ。
 
また、大槻は、言葉巧みに人の懐に入り込むことに長けており、翔太とも仲が良かったという。
 
そんな大槻は、まさか自分が捜査一課に見張られていることも知らず、金を受け取ったところで御用となる。
 
そのことが杉下らに連絡が入った頃、彼らも安村のもとへと向かっていた。
 
翔太は、日頃から厳しい小峰を負かしたかった。そして、小峰のことを大槻に話したところ、今回の話を持ちかけられた。
 
突然、アパートの扉が開き、そこには特命係の二人がいた。手帳を見せると翔太は、ゲームオーバーか、と苦笑い。これを見て、杉下は、翔太を一喝する。
 
マサルの友達とは、安村のことだった。安村は和菓子屋を潰して、マサルは親に絶望し、同じ場所で、自ら命を絶とうとしていた。
 
それから、意気投合し、二人は友達になった。だが、大槻が安村を悪い話に誘ったことを知り、安村を止めたが、聞く耳を持たなかった。
 
杉下は、二人の友情の証、安村が捨てた人生ゲームのボードを目の前に広げる。それには、ペナルティーの箇所が、全て良いことに手書きで書き換えられていた。
 
安村は、これを見て、また和菓子職人として、一からやり直すことを誓うのだった。

第16話の感想はここをクリック

今回は、特にゴールデンの時間帯に相応しい、心温まる、良いエピソードであったと思う。
 
個人的には、毎回お馴染みの小料理「こてまり」や杉下の紅茶淹れのシーンが割愛されているのが、寂しい感じもした。
 
ところが、行く先々で事件の匂いを嗅ぎつけ、それをその場で解決していくところが、むしろ今回、これぞ特命係っぽくて、また良かったと思う。
 
それでも、準レギュラーの捜査一課の三人や、今回はまるでいいところがなかった、自称特命係の青木の出番は、きちんとあるという、サービス精神にはいつも感服するしかない。
 
そして、今回は、マサル少年の「友達」が実は、翔太ではなく、安村だったという演出上のトリックを鮮やかに見せてくれた。
 
当然、前半までは、視聴者の多くがちょっとずつ疑問をいだくようになり、やがてそうだったのか、と驚くべき事実が杉下らに暴かれる。
 
もしかしたら、また先々、和菓子職人の安村やマサル、そして、翔太に関しても、続編などのどこかで出てくる可能性だってある。
 
それくらい、ある意味大きなインパクトがあった回ではなかっただろうか。

<見逃し動画>第15話 2月3日放送
 
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第15話の公式あらすじ

貿易会社の社長・速水(綱島郷太郎)がマンションの一室で殺害される強盗殺人事件が発生。聞き込みにあたっていた麗音(篠原ゆき子)は、たまたま現場付近に居合わせ、バッグを奪われそうになったゲイバーのママ・ヒロコ(深沢敦)を助ける。すると、速水はヒロコの店の常連で、事件当夜、電話を受け、慌てて店を出ていたことが分かる。捜査一課は、問題のマンションに呼び出された愛人・郁美(吉井怜)が犯人と見て捜査を進める。いっぽう、右京(水谷豊)と亘(反町隆史)は、ヒロコと顔見知りのフード配達員・池澤(瀬川亮)のやり取りから、バッグを奪おうとした“ひったくり犯”の動機が、ヒロコのスマホにあった可能性を指摘。犯人は、ヒロコが偶然撮った写真に、自分が写り込んでいると思い込み、スマホを奪おうとしたのではないかという推理だった。麗音は、再び襲われる可能性があるヒロコの警護を買って出る。そんな中、右京と亘は、第一発見者となった速水の友人・相馬(佐伯新)から事情を聞く。すると、相馬にはアリバイがない上、闇金に手を出していた過去も判明して…!?
 
強盗殺人の犯人は、愛人か、第一発見者か…!?
解決のカギは事件を呼び寄せるゲイバーのママ?
意外過ぎる真相を特命係が解き明かす!
 
<出典>テレビ朝日公式

第15話のネタバレはここをクリック
強盗殺人とひったくり
ある日、新宿二丁目付近の路上で飲み屋のママ・ひろこがひったくりにあい、そこに出雲麗音が居合わせ、ひろこは無事だったが、ひったくり犯は取り逃がしてしまった。
 
出雲は、その近くで昨夜発生した強盗殺人事件の捜査中だった。その事件とは、マンションの一室で、貿易会社社長・速水丈二が殺害されて見つかったというもの。
 
ひろこの店は、そのマンションに近く、速水は常連客で、殺された直前に店で飲んでいたらしい。
 
ひろこによると、速水は、昨晩途中で誰かから電話を受けて、早々に出ていったという。
 
遺体の第一発見者は、友人の相馬和義。昨日は、速水は結婚記念日のため、自宅に帰る予定だった。
 
速水には、不倫をしているという噂があり、その相手は社員・長沼郁美である。
 
ちなみに、ひろこがひったくりされそうになったとき、すぐ近くにデリバリー配達員の池澤麻尋が見ていたという。
 
残念ながら、犯人の顔は、はっきりとは見えなかったらしい。
 
ひろこは、昨晩の、ちょうど犯行時刻のころに客を送るついでに、月がキレイで夜道で写真撮影したことも分かる。
 
もしかすると、その写真に自分が写ったと勘違いした殺人犯が、ひろこのスマホをひったくろうとしたことが考えられる。
 
今後また、犯人がひろこを襲ってくる可能性を杉下右京に指摘され、捜査一課から出雲がひろこのボディーガードにつくことになった。
 
 
B勘
杉下は、冠城亘と二人で、第一発見者の相馬に、訊き込みを行う。
 
何でも、相馬は、速水に電話で呼び出されたが、応答がないので、部屋に入ったところ、速水はすでに死亡していたという。
 
相馬は、速水の高校時代からの同級生。今の相馬の勤め先も速水に斡旋してもらったが、何の用件で呼び出されたかは、分からなかった。
 
杉下は、速水が常連で来ていたという、ひろこの店に行き、昨日の速水のことを詳しく訊く。
 
速水は、婿養子であり、不倫をしても別れないのは、今の地位を守りたいためだと推測できた。
 
そんなとき、ひろこがあることを思い出す。それは、昨夜、速水が店を出るとき、電話をしながら「びーかん」という言葉が聞こえたという。
 
このことから速水が脱税しており、その帳簿を長沼に処分させていたことが分かった。
 
だが、長沼は、会社で速水に指示された裏帳簿の処分をしていたので、殺していないという。
 
では、一体誰が? 未だ分かっていないことがひとつあった。速水に、昨日、最初にかかってきた電話の相手である。
 
この人物は、税務調査官を装い、特別調査の立ち入りを速水に警告したことは、明らかだった。
 
 
罪は罪
そんなとき、ひろこがまた襲われた。だが、これは出雲の警護のおかげで、ひったくり犯は、捕まった。
 
ひったくり犯は、相馬だった。相馬は、速水の脱税に手を貸していたが、速水のマンションから希少価値の高い、コインは盗んだが、速水は殺っていないと否認する。
 
では、一体誰が速水を? 犯人は、相馬が部屋に来たとき、クローゼットに身を潜め、人通りを気にせず、大金を持ち去ることができた。
 
杉下は、これが可能な人物が一人だけいることがわかっていた。配達員の池澤である。
 
青木の協力もあり、池澤のアリバイ工作を見事に崩すことに成功した特命係。
 
池澤は、約半年前、企業の経理を担当していたが、突然の税務調査を受け、多額の追徴課税を課せられてしまった。
 
結果、その責任を負わされ、解雇なってしまった。全ては、指示通りにやっただけなのに。
 
そして、三ヶ月前、配達員になった池澤は、速水のところにたまたま配達をした。
 
速水の、人を虫けらのようにしか見ていない、尊大な態度が許せなかった。さらに、B勘という言葉のやり取りにピンと来て、今回の犯行を計画したのだった。
 
だからと言って、強盗殺人をしていいという理由にはならない、と杉下は、興奮した池澤に諭し、これに池澤は何も反論はできなかった。
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ひろこも、言わずと知れた「相棒」シリーズで何回ものエピソードに出演のあった準レギュラー的な登場人物である。
 
一体何人、このような人物が、この20年の間に登場したのか、と考えると底知れない魅力を感じてしまう。
 
こうなったら、シーズンは変わっても、もう最終回なんて来ないのではないかとさえ思えてくる。
 
さて、今回のエピソードは、このご時世に流行りのデリバリー配達員が考えた、犯罪トリックだった。
 
デリバリー各社は、このような抜け道があったのかと、コンプライアンスに一層の注意が必要になってくるのではないだろうか。
 
そして、今回の犯人・池澤の犯人像も、やはり、今の社会情勢を色濃く反映していたと思う。
 
コロナ禍の真っ只中、企業の売上は、殆どと言っていいほど、落ち込みを防ぐことは、難しい。
 
経営者も、あの手この手を使って生き延びようと必死だろう。そんななかで、脱税などを犯すのは、もちろん方法としては間違っているが、道理としてはそんな企業が増えてきてもおかしくないと思う。
 
そんな不条理な世の中に、毎回のように、杉下は、犯人に向かって、もしかしたら、視聴者に向かって、それでも犯罪に手を染めてはならないという。
 
人生は、いくらでも変えることができる。今回のエピソードで、ひろこの言った、この名言は、ただのドラマのセリフとは思えない説得力があったと思う。
<見逃し動画>第14話 1月27日放送
 
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第14話の公式あらすじ

ある夜、中迫(宮川一朗太)という男性客が、雨宿りのために飛び込みで小手鞠(森口瑤子)が営む小料理屋『こてまり』にやってくる。中迫が店を出た後、ハンカチを忘れていることに気付いた小手鞠は、追いついたところで、彼が高校時代の同級生だったことに気付く。ところが、再会も束の間、中迫は切迫した様子で、小手鞠は半ば強引にタクシーに乗せられ、その場から連れ去られてしまう。事情を聞くと、中迫は税理士で、ある事情から暴力団とかかわり、命を狙われているのだという。話を聞いた小手鞠は、手助けを決意するが、殺人さえいとわない危険な追跡者が、すぐそばまで迫っていた。いっぽう、小手鞠の異変を察した右京(水谷豊)と亘(反町隆史)は、わずかな手掛かりから、彼女の行方を追い始めるが…!?
 
逃避行に巻き込まれた小手鞠に
危険な追跡者の魔手が迫る!
救出に動き出した特命係は間に合うのか!?
 
<出典>テレビ朝日公式

第14話のネタバレはここをクリック
小出の同級生
その日は、急に雨が降り出していた。一見客の男が、一人雨宿りに小料理屋「こてまり」で時間を潰し、程なくして出ていった。
 
女将の小出茉莉は、入り口まで見送り、店に戻ると、先ほどの客が忘れていたハンカチがテーブルの上にあることに気がついた。
 
小出は、そのハンカチを届けようと、店を出ようとするところに、特命係の二人がやってきた。
 
これ幸いと、二人に店番を頼み、小出は、客のあとを追った。
 
大通りに出るとその客を見つける。よくよく見ると彼が、小出の高校時代の同級生・中迫だったことに気づく小出。
 
だが、中迫は、急にタクシーを拾い、小出の手を引いて、一緒に乗り込んでしまった。
 
店で待つ二人には、小出から電話があり、今日はもう店を閉めると言う。
 
何でも、たまたま同級生に会い、話し込んでしまったらしい。
 
そのころ、タクシーの車中で中迫が説明する。中迫は、今現在、ある反社勢力に追われているという。
 
小出は、警察に行くことを勧めるが、中迫は、データが必要だと言って、自宅へと向かう。
 
だが、行く先々で的確に追手は、自分たちの場所に現れる。
 
小出は、中迫のケータイに追尾装置があると気づき、そのケータイをその場に捨て、一旦は追手を巻いたかに思われた。
 
 
青木の店番
翌日、ある反社勢力の幹部が死体で見つかった。そして、杉下右京は朝、こてまりに立ち寄っても、小出が戻った様子はなかったという。
 
すると、その前夜、特命係の二人をストーキングしていた青木から、タクシーで小出が中迫と走り去る写真を見せられる。
 
青木には、中迫の経歴と、こてまりの店番を頼み、杉下と冠城は、写真にあった、男の持っていた手提げ袋の洋菓子店へと行ってみる。
 
その店には、確かに、昨日中迫の来店の形跡はあったものの、それ以上ことは、何もわからなかった。
 
ところが、店を出たところで、捜査中の角田とばったり遭遇。
 
角田は、その洋菓子店のすぐ近くの建物にあるIT企業が、実は反射勢力の資金調達に利用していたというのだ。
 
中迫が税理士であることがわかると、杉下は、その顧問契約のある企業を青木に調べるように指示する。
 
そのころ、小出は、あるジムに来ていた。中迫に頼まれて、そのジムのロッカーに隠してある物を持ってくるようになったのだ。
 
一方で、杉下らは、中迫の自宅に来ていた。すると、そこに離婚した元妻も訪ねてきていた。
 
聞けば、彼女は昨夜、中迫に約束をすっぽかされたという。そして、彼女から、ジムに中迫が通っているという話を聞くのだった。
 
 
ハンカチの忘れ物
そのジムに到着すると、小出らしき女性がさっきまでいたというではないか。
 
杉下は、小出の行動をトレースしてみた。すると、プライベートロッカーのひとつが開いていることに気づく。
 
見ると、そこには、紙袋に入った大量の札束があった。おそらく、中迫は、自分の立場を利用して、反射勢力の幹部と結託して、横領しようとした。
 
だが、それがバレて今現在、命を狙われている。この見つかった大金が全てを物語っていた。
 
そのころ、中迫は、警察ではなく、空港に向かっていた。さすがの小出も、中迫のやったことに気づき、自首することを勧める。
 
中迫は、海外に行って第2の人生を生きると言って聞かない。そこで、小出が代わりに一人で警察に行くと言って、外に出ると不運にも追手に捕まってしまった。
 
彼らは、小出を人質に、金を返せと、中迫に迫る。そして、中迫は、一瞬後ずさりするが、精一杯の勇気をだして、小出のために金を渡す。
 
予想はできたが、案の定、中迫は袋叩きにされ、それを小出が助けようとする。二人が逃げようとしたとき、杉下と冠城が現れる。
 
追手の連中は遅れてきた角田らの手で御用となり、当然中迫も連行される。
 
小出は、最後に、やっとここで、昨日渡せなかったハンカチの忘れ物を渡したのだった。
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さすがは、小出という感じである。かつては、大物相手にした芸者・小手鞠は、伊達ではない。
 
しかも、このシーズンで、もうすでに今回で2回も危ない目に遭っている。
 
そして、個人的に気づいたのだが、今回に限っては、毎回必ずあった、杉下が紅茶を淹れるシーンがなかったのだ。
 
これが、作為的になかったと思えて仕方がない。いつも、毎日のルーティーンを忘れてしまうほど、杉下が冷静さを失っていたという、表れではないだろうか。
 
もちろん、時間的に入らなかったなど、他の理由も考えられる。
 
ただ、こんなに緻密に作られた、このドラマには、すべての演出に意味があるのではないか、と思わせてしまう、何かがあるような気がする。
 
そんななか、小出は、前回の第11話より、さらなる活躍を見せてくれる。
 
咄嗟に、札束と鉄アレイを入れ替えるわ、大男の足を踏んづけて逃げるわ、もうここまでくれば、捜査一課も顔負けと言っていいだろう。
 
そして、次回は、これまで鳴りを潜めていた出雲麗音の回になりそうである。
 
思い返せば、このシーズンの始まりは、彼女が銃撃されたところから始まった。
 
ちょっとした、サブキャラのフィーチャー回が続くことになるが、それはそれで、また違った面白さがあって、とても楽しみである。
<見逃し動画>第13話 1月20日放送
 
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第13話の公式あらすじ

噺家の椿家一門の師匠である椿家團路(笹野高史)が、公演中、高座で古典落語『死神』をやっているさなか、突然倒れ、そのまま息を引き取った。『死神』は、今にも消えそうなろうそくが、「お前の寿命だ」と死神に宣告された男が、死神から渡された新しいろうそくに火を移そうとするが、うまくいかず、そのまま命を落とすという演目。團路は、そのオチの部分で、高座に倒れ込む“仕草”をしたまま、動かなくなってしまったのだった。團路は高齢の上、がん闘病中で余命宣告を受けていたことから、病死と判断されたが、たまたま現場に居合わせ、一部始終を目撃した右京(水谷豊)は、事件性を疑う。亘(反町隆史)や捜査一課の面々は、右京の見立てに半信半疑だったが、それでも右京には確信があるようで、独自の捜査を始める。調べると、團路の周囲には、弟子たちをまとめる小ん路(林家正蔵)、團路のセクハラに悩んでいた路里多(立石晴香)のほか、テレビでの活躍に苦言を呈されていた弟子や破門されたばかりの若手など、クセモノ揃いの弟子たちがいて…!?
 
舞台上で倒れた落語家の死は、病死か殺人か!?
疑惑の渦中には、それぞれに動機を抱えた弟子たちが…
右京が落語になぞらえた“死神”の正体を暴き出す!
 
<出典>テレビ朝日公式

第13話のネタバレはここをクリック
無類の助平師匠
死神が言う。あのろうそくの火がお前の寿命だと。見ると、今にも消えそうなろうそくがある。
 
死にたくなければ、新しいものにあの火を移すのだ。言われるままに、火を移そうとするが、なかなか燃え移らない。
 
そのうち、元のろうそくの火は消えてしまうのだった。
 
杉下右京は、そんな名人ものの落語を聞きながら、居眠りをしていた。
 
遅れて出勤してきた冠城が杉下を起こし、杉下はバツが悪そうに紅茶を淹れるのだった。
 
落語界に一目置かれている椿屋一門。師匠・團路のもとに、弟子たちが全員そろって正座をしている。
 
どうやら、新弟子の女性の芸名が、團路がつけた名だと、あまりにも下品で不憫だと言うのだ。
 
なるほど、そうかも知れない。一番弟子・小ん路の意見を素直に聞き入れ、新弟子の名前は再考することにする團路。
 
落語界ならずとも、團路の女好きは有名で、弟子たちを悩ませているのが、セクハラに関しての問題である。
 
しかも、師匠の言うことは、弟子である限りは絶対である。そして、新弟子の女性は、結局、前と大差ない卑猥な芸名をもらうしかなかった。
 
一門総出での公演もその名前のせいか、実力か、前座ではクスリとも誰一人笑わない。
 
次第に、弟子たちの位が上がるにつれ、客席にも笑いと熱が湧いてきた。そんななか、なぜか、その客席には、杉下と冠城もいたのだった。
 
 
四面楚歌の杉下
真打ちの小ん路が終わり、満を持して團路の登場。さすが、一門の長、会場からの声もとぶ。
 
團路の演目は「死神」。クライマックスで主人公が息絶える。それをそのまま自分も倒れ込んで演じる團路。
 
通常、すぐに起き上がるが、今回の團路は、起きない。そのうち、弟子たちが駆け寄り、幕が下りる。
 
何やら、物騒な予感しかしない杉下は、ここぞとばかりに手帳を出して、関係者とともに團路の死亡を確認する。
 
そのとき、泣きながら、團路にしがみついたのが、一門のなかでも知名度が高い、怪路だった。
 
團路の死は、病死と判定されたものの、杉下は、事件性を疑い、捜査一課の連中を呼びつける。
 
そのため、解剖は行われるが、簡易的とされる行政解剖となり、今回ばかりは、冠城も杉下に同調できないでいた。
 
約1ヶ月前に追いだされた駄々々團、稽古中にこっぴどく叱られた怪路、前座とは言え、卑猥な芸名をつけられてしまった女の新弟子。
 
冷静に考えてみると、動機がある人物がいないわけではなかった。
 
単独行動となった今回は、翌朝、杉下は、團路の家を訪れ、書斎を見せてもらったのだった。
 
 
一門のため
新弟子は、團路と二人暮らしだった。だが、噂にあるようなことは、皆無だったという。
 
嫌疑は、ひと月前に追い出された駄々々團の理由へと向けられた。というのも、新弟子と小ん路との間で相違が見られたからだ。
 
直接本人に訊くと、どちらも本当だという。一方は、團路宅のモノを持ち出して勝手に売っていたと言い、もう一方では、盗み食いをしたという。
 
どちらも本当なら、別件逮捕という常套手段をとることだってできる。
 
すると、駄々々團は、すぐに、供述を変え、モノを盗んではいないという。
 
だが、それも疑わしかった。なぜなら、ひと月前、團路宅に弁護士と一人の女性が訪ねてきていたことを、杉下は、掴んでいたからだった。
 
杉下は、ざっとこれらのことから、的確な推理を弟子たちに話して聞かせる。
 
弁護士は、おそらく團路が手を出した女の弁護人だろう。團路は、その女性に訴えられてしまったのだ。
 
だが、それを知った弟子たちは、それが報道され、一門に泥を塗られるのを嫌って、協力して、團路を殺した。
 
殺したタイミングは、幕が下りたあと、何らかの毒物を使った可能性がある。なぜなら、杉下がすぐさま、その場に居合わせたのだから。
 
こうして、杉下によって、椿屋一門の弟子たちは、返って一門を離散させてしまったのだった。
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まさに、杉下の行くところ、事件あり、である。たまたま、杉下が落語好きだから、今回の事件が発覚してしまった。
 
それは、落語界という完全なる縦社会の中で起こった。そこには、新弟子がいうように、セクハラやモラハラは当たり前だという。
 
そんなところは、もう今時では流行らないし、廃れる一方だと思うのだが、そこは、日本古来の文化。
 
落語に魅了され、そんな社会と知っていて身を投じる人も少なくないのだろう。
 
しかし、今回は、フィクションだから許された(?)かもしれないが、現実にあれば、即炎上モノである。
 
そんなものは、もし誰かが、SNSに載せようものなら、いとも簡単に叩かれてしまう。
 
だが、目に見えない行為は、根強く存在しているのではないか。何かと洒落だ、芸の肥やしだとかこつけて、人権を踏みにじるようなことは、もうすべきではないと思う。
 
そんなことを感じながら、今回の『相棒season19』は、これまたこのシリーズらしい切り口で、社会問題を顕在化させたエピソードだったのではないか。
 
さて、次回はというと、またもや小出茉莉が、大活躍してしまう回であるらしい。いやはや手を変え品を変え、本当に飽きさせないエピソードが続くドラマだと、つくづく感じる。
<見逃し動画>第12話 1月13日放送
 
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第12話の公式あらすじ

角田(山西惇)が給付金詐欺に引っ掛かっていることを察した右京(水谷豊)と亘(反町隆史)は、詐欺グループと連絡が取れる状況を利用して、主犯を捕まえようと動き出す。角田の息子と偽って、鈴木(マギー)と名乗る詐欺グループの一員と接触した亘は、アジトを突き止めるため、「雇ってほしい」と頼み込む。亘に言いくるめられた鈴木の口利きで、アジトへの潜入に成功した亘だったが、目隠しで連れ回されたため、アジトの正確な場所までは特定できない。ただ、そこでは未成年と思われる佐藤(山﨑光)という少年ら、数人が軟禁状態で働かされていることが分かった。そんな中、亘は鈴木から、グループのボスが“伝説の詐欺師Z”であるという噂話を聞く。Zは相当な切れ者で、“伝説の詐欺師X”を出し抜いたことで名を上げたという。隙を見て外部と連絡を取ることに成功した亘から、それを聞いた右京は、詐欺グループに“ある罠”を仕掛けるべく、角田や捜査一課を巻き込んで行動を開始するが…!?
 
都市伝説のような大物詐欺師は実在するのか!?
騙し、騙され、事件は極限の頭脳戦に…
二転三転する状況の中、意外過ぎる結末が!
 
<出典>テレビ朝日公式

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レジェンド・「Z」
こともあろうに、角田がどうやら振り込め詐欺にあったらしい。角田本人は、電話があったのは、総務省からだったと言って疑わない。
 
試しに、そのHPにある番号に杉下が電話をする。やはり、詐欺集団のものと思われたので、杉下は、角田の子供であると言い、接触できる手はずにする。
 
こうして、冠城は、詐欺集団の受け子・鈴木と接触し、自分を仲間にしてくれないと通報すると、頼み込む。
 
鈴木は、最初、難色を見せたが、とりあえず冠城に場所がわからないようにして、隠れ家へと連れて行く。
 
そこは、工事現場の近くらしく、地下にあり、自由に出入りできないように、入り口が二重三重に施錠されていた。
 
中に入ると、冠城のケータイは、没収された。しかし、客に電話をすると見せかけ、杉下に電話する。
 
分かる手掛かりは、中には男が5人いて、近くで工事をやっているということだけ。
 
だが、潜入して、ある程度、馴染んだ冠城は、鈴木が隠し持っていたケータイを借りることに成功。
 
そこで、わかったのが、どうやらこの詐欺の黒幕は、「Z」と名乗る者であるらしい。
 
かつては、都市伝説と化した話だが、先に「X」という者がいて、そのXに勝負して勝ったので、その上のZと呼ばれるようになったらしい。
 
 
謎多きZ
隠れ家にもうひとりの男がやって来る。その男だけがスーツを着ている。その男は、最初に冠城のことを怪しむが、とりたてて騒ぎにはならなかった。
 
スーツの男は、金庫の金がなくなったことを知り、ちょろまかした人物を的確な観察眼であぶり出し、半殺しにしてしまう。
 
そんなとき、一台のケータイに杉下から着信があり、冠城が出る。杉下の調べたところ、Zは大きな詐欺事件に関わっているが、未だ捕まっていない。
 
そこで、杉下は、家族経営の法人についての給付金について聞きたいと、逆に罠を仕掛けていくのだった。
 
一旦は、スーツ男が出て、そういう大口の客の対応なら、また折り返すという。
 
その間、杉下は、Zについて調べてみた。Zは、未だ検挙されていないことから、かなりの知能犯で、ただ本人と接触した者は皆無だった。
 
一方で、スーツ男は、反社勢力上がりで、知能犯とはとても思えなかった。
 
隠れ家に、佐藤という未成年がいた。冠城は、彼に隠し持っていた千円札を渡し、隙あらば逃げるように指示する。
 
こうして、杉下の詐欺集団を捕まえる計画が、捜査一課のメンバーも巻き込んで、大胆に遂行される。
 
まず、出雲が経理の話をすれば、芹沢は、取引先の担当を、半強制的に即興で演じさせられた。
 
 
もう一人のレジェンド
だが、なぜか、完璧だと思われた杉下の計画も見破られ、冠城が疑われてしまった。
 
そのとき、また別の策を杉下は仕掛ける。別の法人の客を装い、冠城に対応させる。
 
法人は、個人相手より稼ぎがでかい。目先の金に判断が鈍ったのか、区役所に出向いた、扮装した杉下と鈴木は接触することに成功。
 
まんまと、その後を追跡して、その詐欺集団は、一網打尽にできたはずだった。
 
しかし、Zを目撃したという、佐藤がその場から姿を消していた。佐藤は、最寄りのバス停でバスを待っていた。
 
冠城が正体を明かし、杉下が佐藤の話を訊いていく。その話は、次第に尋問のようになっていった。
 
杉下の前では、いくら都市伝説になっていようと、それは所詮嘘に過ぎなかった。
 
そう、この佐藤と名乗る少年こそ、Zだったのだ。だまし取った金は返す、ゲーム感覚でやっただけだし、未成年なので、罪も軽くなると佐藤は言う。
 
一方、捕まった鈴木のもとに特命係がやってくる。彼らは、もう一人のレジェンド詐欺師を捕まえに来たという。
 
その男は、Zをまた打ち負かすため、わざと角田が警察だと知って仕掛けた。
 
何を隠そう、それは、Xである鈴木による自作自演に過ぎなかったのだった。
第12話の感想はここをクリック
結局は、大物詐欺師たちの駆け引きに巻き込まれたという、今回の『相棒season19』。
 
Zこと佐藤は、ネットの世界では、大人とか、未成年とかは関係ないという。
 
また、Xこと鈴木は、そのプライドにかけて、この一連の騒動を起こした。しかも、自らもリスクを負うことも顧みずにである。
 
時折、このドラマはもちろん、他の刑事モノでも、取り上げることの多い、電話などを使った詐欺事件。
 
まさに、それは、多種多様で、手を替え品を替えての、いたちごっこである。
 
しかも、震災とかの自然災害や、今回のコロナ禍もそうだが、こういう手口は、混乱に乗じて新たに発生している感は、否めない。
 
しかも、そのシステムは、トカゲのしっぽのように出来ており、大元までたどり着くのは不可能に近いという。
 
今回のように、未成年の引きこもりが黒幕だったって、別段不思議ではない。
 
そんなことを想像すると、隣近所にだって、詐欺師が潜んでいることだってあるだろう。
 
ドラマはフィクションであるけれど、その辺りは、今一度、自分の身を守るために、注意しないと、と深く考えさせられた回だったと思う。
 
今回は、珍しく殺人事件から始まらない展開なので、どうなることかと思ったが、その点ではかなり面白く、引き込まれてしまった。
<見逃し動画>第11話 1月1日放送
 
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第11話の公式あらすじ

ある日、都内の河川敷で、鎌田(永嶋柊吾)という区役所に勤める男の撲殺死体が発見される。さっそく捜査に乗り出した右京(水谷豊)と亘(反町隆史)は、犯人とおぼしき人物が「右足をひきずっていた」ことを知る。
 
そんな中、右京は、自分をつけ回している中年男がいることに気付く。その男が『こてまり』にまで現れたため問い質すと、仁江浜(岸谷五朗)というフリージャーナリストだと名乗る。聞くと仁江浜は、右京が“数々の難事件を解決している伝説の刑事”という噂を聞き、取材させてもらうつもりだったという。すげなく断わった右京だったが、仁江浜はすんなり引き下がりそうになかった。
さらに、撲殺事件の現場にまで現れた仁江浜が、“少年犯罪”と“正義”について、右京を挑発するような議論をふっかけてくる。そこには、別の狙いがあるようにも思えた。
 
ほどなくして鎌田には、中学時代、無差別に人を襲った罪で少年院に入っていた過去が判明。
捜査一課は、かつて鎌田に襲われた被害者による復讐の線も視野に入れ、捜査を続行。すると、鎌田の暴行で大怪我を負い、人生を狂わされた被害者の一人である瀬川(趙珉和)という男が浮かび上がる。伊丹(川原和久)と芹沢(山中崇史)は、目撃証言とも人物像が一致する瀬川にあたりをつけ、接触を試みるが、その矢先、まったく予想していなかった緊急事態に見舞われる。さらに瀬川は、次の犯行を予告するようなことを口にしていた。そして、再び右京の前に現れた仁江浜は、またも右京を試すような言動を取り…!?
 
十数年前の少年事件と複雑に絡み合う現在の殺人
動機はかつて少年法で守られた加害者への復讐!?
右京を嗅ぎ回る怪しげな記者の“真の狙い”とは?
衝撃のラスト!右京が命を懸けた究極の選択を迫られる!
 
<出典>テレビ朝日公式

第11話のネタバレはここをクリック
加害者が被害者に
ここ数日、杉下右京は、不審な人物が自分を尾行していることには、気づいていた。この男は、仁江浜光雄。
 
仁江浜は、フリーのジャーナリストで、警察庁でもレジェンドとも言われる杉下の記事を書きたいので、取材したいのだと言う。
 
しかし、そんな話には一切興味がない杉下は、これをけんもほろろに断ってしまう。
 
そんなとき、人通りの少ない高架下で男の遺体が見つかる。男の名前は、鎌田弘明。役所務めの公務員で、鉄パイプで撲殺されたものと思われた。
 
財布は、所持していたので、金銭目的ではない。通報したのは、その周辺を寝床にしているホームレスの男だった。
 
そのホームレスの証言によると、犯人は二人組で、1人は、右足が不自由なようだったという。
 
そんなとき、またもや、仁江浜が杉下のところに現れる。この事件についての情報を聞きたいのかと思いきや、話は逸れて少年犯罪と少年法のあり方について、熱く語りだす仁江浜。
 
捜査が進むと、どうやら被害者である鎌田は、十代に傷害事件を起こし、少年院に収監されていたことが判明。
 
しかも、その被害者の中のひとり、瀬川利光という人物が行方をくらましていた。
 
この、捜査情報がなぜか、仁江浜の書いた記事によって、世間に公表されてしまうのだった。
 
 
言葉遊び
内部の人間しか知り得ない情報を何故、仁江浜は記事に出来たのか。それは、依然として謎のまま、事件が動き出していた。
 
内々に瀬川のあとを追っていたところ、捜査一課の伊丹と芹沢が、瀬川の居所を突き止めた。
 
そして、その身柄を確保される寸前で、瀬川は、線路に身を投げ、自らの命を断ってしまった。
 
まだ事件は続く。そんな意味のことを瀬川は、死ぬ直前につぶやいたという。
 
その翌日のこと、またもや仁江浜によって、この瀬川自殺の記事が紙面を飾る。
 
独自の捜査を続ける特命係の二人は、瀬川は、暴行事件のあと、被害者の集う会に参加していたが、そこも1年ほどで辞めてしまったことを掴んでいた。
 
そうこうしていると、第2の被害者が出てしまう。その被害者も、実は、十代のとき、殺人強盗の罪で捕まっていた。
 
しかも、そのときの被害者と同じ絞殺をされた状態で見つかった。その男が拉致されたとき防犯カメラの映像には、明らかに仁江浜がカメラの方を向いて、杉下を挑発するように映っていた。
 
時を同じくして、出版社を訪ねると、仁江浜とはすでに音信不通の状態になっているらしい。
 
ちなみに、今回の被害者の男が、前に殺した被害者には、婚約者がおり、名前を山根朱美ということが分かった。
 
 
杉下の決断
瀬川と山根は、被害者の集いで同じ場にいたことが分かる。そこには、もう一人の男がいた。
 
その男の名は、大沼幸治。大沼も中学生の息子を殺された被害者遺族だった。
 
そして、この名前には、杉下は聞き覚えがあった。杉下は、12年前、ある工場に不良少年たちが入っていくのを見かけた。
 
そこに駆けつけた杉下は、工場の爆発事故に遭遇。その事故現場で、リンチされていた大沼直樹と不良グループの柚木竜一が逃げ遅れているところを発見する。
 
杉下は、どちらも救出することは難しいと判断し、直樹を見殺しにしてしまった。
 
こうして、仁江浜改め、大沼は、柚木と、杉下おびき出すために、小出茉莉を誘拐し、杉下をあの工場へと連れて行く。
 
いまや、柚木は、少年院を出て、特殊詐欺グループの主犯格として、未だに悪事を重ねている。
 
大沼は、善良な直樹を見殺しにして、根っからの悪人である柚木を助けた杉下がどうしても許せない。
 
だからもう一度、どちらかを選べと言い出した。柚木か、小出茉莉か。
 
柚木を見捨てれば、それでいい。だが、杉下は、どちらを選ぶこともしなかった。
 
撃つなら、自分を撃てと、杉下は、大沼には想定外の回答をした。一瞬怯んだところに、忍び寄った冠城亘が大沼に飛びつき、計画は未然に防がれたのだった。
 
連行される大沼は、こうするしか他になかったんだと言う。しかし、杉下は、それに返す言葉が見つからなかった。
第11話の感想はここをクリック
未成年の時に犯した罪は、消えるのか。法律的なところは、あまり詳しくはないが、そんな少年犯罪に端を発した、今回の事件。
 
亡くなった被害者は、もう二度と帰っては来ない。そんな被害者遺族の心理がとてもリアルに描かれていたと思う。
 
今回の事件を起こした、瀬川は、復讐を達成したあと、虚しいと言い残して、自らの命を断つ。
 
死んだ瀬川も、山根も大沼も、この復讐が生産性のない、虚しいことであることは、分かっていた。
 
だけど、大沼の言葉を借りると、頭では分かっていても、許せないのである。
 
個人的には、単純に想像して、同情するしかないけれど、それが人間の性というものではないだろうか。
 
いろんな情報が、過多になり、以前は少年Aとしてしか報道されなかったものが、どこからともなく拡散されて、遺族の怒りを鎮めてくれはしない現代社会。
 
便利で、何もかもが気軽に知ることができる、今を生きる我々も安易に情報を扱うものではないのではないか。そんなことを考えさせられる、今回のエピソードだったと思う。
<見逃し動画>第10話 12月16日放送
 
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第10話の公式あらすじ

贋作を売り歩いていた画商が自首してきたものの、買い手は自身の目利き力が傷つくのを嫌い、いずれも「騙されたわけではない」と主張。“被害者が存在しない”という不可解な状況が発生する。経済事件を担当する二課でも詐欺罪に問えず、自首してきた画商をそのまま帰すことに。ところがその直後、問題の画商が自殺してしまう。亘(反町隆史)は、動機を「良心の呵責」と主張するが、右京(水谷豊)は事の経緯から、画商が警察に逮捕されることで“緊急避難”しようとしたのではないかと推理し、独自の捜査を始める。すると、贋作の製造、販売を、広域指定暴力団『扶桑武蔵桜』が取り仕切っていると判明。それを知った刑事部長の内村(片桐竜次)は、昵懇の関係にある組長の桑田圓丈(大石吾朗)と密談を交わす。いっぽう、扶桑武蔵桜の組員が、半グレ集団に暴行を受ける事件が発生。両者の衝突は、やがて大規模な抗争へと発展して…!?
 
贋作に手を染めた画商はなぜ遺書も残さず自殺したのか
裏で糸を引くヤクザと暴走する半グレ集団の関係は…!?
特命係の捜査が予想を超える緊急事態の呼び水となる!
 
<出典>テレビ朝日公式

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贋作と反社会勢力
銀座で画廊を経営し、そこで本物と偽って贋作を売りつけ、詐欺を働いた、と野原は言ったらしい。
 
だが、野原に対する被害届も、被害者もいない。自首してきた野原を逮捕することはできなかった。
 
その後、野原は、線路に飛び込み人身事故を起こした。しかも、遺書などもなく、ハッキリとした自殺動機は、不明のままだった。
 
杉下右京は、この動機として、警察に捕まって、何かのトラブルを避けようとしたのではないかと考える。
 
それで、模写専門の画家などに聞き込みを行い、彼らはオリジナルが売れないので、贋作を売って生計を立てていることが分かった。
 
贋作と分かって絵を仕入れる画商は、そうそういるはずもない。しかし、彼は、そんな野原が死んだというのに、慌てる素振りさえ見せなかった。
 
ということは、代わりの卸先があるはず。案の定、後日彼は、銀座に足を運び、四条という女画商に、その贋作を売ったことが分かる。
 
そして、この四条は、野原とは、かつて師弟関係にあったことがわかる。しかも、組織犯罪対策部の角田によると、四条は、反社会勢力「扶桑武蔵桜」と関係していることが判明する。
 
一方、そのころ、扶桑武蔵桜の構成員の1人が、半グレ集団にリンチを受けていたが、被害届を出していないため、表沙汰にはなっていなかった。
 
 
ズブズブの内村
杉下と冠城は、早速、組事務所へ行き、担当者に話を聞く。しかし、その担当構成員も、チンピラではないので、四条が贋作を扱っているということを否定せずとも、肯定もしない。
 
もともと、この反社会勢力は、刑事部部長の内村とズブズブの関係にあった。
 
そして、貴重な組のしのぎに関して、特命係が嗅ぎ回っていることを、捜査権がないことを理由に余計な行動をしないようにと、厳命する内村。
 
組織的な組上げてのしのぎならば、特定の場所を確保して、贋作を量産しているのではないかと角田が教えてくれる。
 
そして、そこへ向かおうとすると、捜査一課の出雲麗音がやって来て、特命係に張り付くように命じられたという。
 
しかたなく、3人でその場所へ向かっていると、今度は、なんと内村が直々にやって来て、現場には行くなと命令する。
 
そのとき、2台のワゴン車が猛スピードで、現場に乗り付け、半グレ集団と思われる者たちが、手に武器を持ってなだれ込んでいった。
 
目の前で起こった乱闘騒ぎを放っておくわけにも行かず、特命係はじめ、捜査一課の伊丹、芹沢と内村が鎮圧に当たろうとする。
 
出雲は、咄嗟に応援を要請しようとするが、これを内村に停められてしまう。
 
警察とは言え、多勢に無勢。騒ぎの中であろうことか、内村が背後から金属バットで殴打され、倒れてしまったのだった。
 
 
火種とメンツ
内村は、救急搬送され、意識不明の重体。特命係の二人は、疫病神呼ばわりされ、警視庁に戻ると、半グレ集団の特定に何とかこぎつけていた。
 
組織名は「幻影城」。主犯格は、蜂須賀史郎。ここで、杉下はある仮説を立てる。幻影城と扶桑武蔵桜が争っていたのは、規制の事実。
 
そして、その火種になったのが、野原ではなかったかと。
 
野原は、やはり贋作を売って、商売をしていた。それなりに野原の客選びには、慎重に行っていたが、時にはトラブルも発生する。そのトラブルを収めるのに、野原は、扶桑武蔵桜の名前を出して、対処してきた。
 
ところが、今回、野原は、その客選びに失敗し事もあろうに、幻影城の関係者を選んでしまった。
 
当然、幻影城は、野原にしのぎの横取りを持ちかけ、野原は、行き場を失う。ここで、メンツを潰された扶桑武蔵桜と幻影城の全面戦争が始まってしまった。
 
唯一、安全だと思われた警察にも捕まえてもらえず、野原は、自ら命を断ったのだった。
 
ちなみに、内村は、生死の境をさまようが、見事生還。だが、その臨死体験が影響したかは定かではないが、内村は、まるで別人のように、反社会勢力の摘発に乗り出したのだった。

第10話の感想はここをクリック
何だか、当たり前のように2クールをまたいでいく『相棒season19』。しかも、次回は、元旦スペシャルと言うではないか。
 
どれだけ、某テレビ局は予算を割き、また期待し、それを多くの視聴者が楽しみにしているのだろうか。
 
ここだけ見ると、テレビ離れが嘘のような気もする。それほど、この刑事ドラマは、魅力があるというところだろう。
 
さらに、今回、このドラマには比較的珍しい乱闘シーンがあった。特に、特命係の二人は、そんなシーンに出くわす機会すらない。
 
ところが、さすがというべきだろう。杉下と冠城の身のこなしには、恐れ入った。
 
杉下は、半グレ相手にバッタバッタと投げ飛ばし、冠城は、その大きな身体を活かした強烈なパンチで半グレたちを倒していた。
 
こういう、いつもと違った一面が見れると、視聴者もまた、二人の魅力に、また深くハマってしまうことだろう。
 
まだ、若手の俳優がアクションを演るのとはわけが違う。それなりに殺陣の構成も考慮されたものとも思われるが、その辺りの役作りというのは、日頃からの鍛錬が必要だということは、想像に難くない。
 
さて、次回、このドラマで年明けとなる来年は、良い年になりそうだ。

<見逃し動画>第9話 12月9日放送
 
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第9話の公式あらすじ

歩道橋で女性が転落死する事件が発生。目撃者の主婦・智子(藤吉久美子)の証言により、被害者の知人の男が重要参考人として浮上する。男は、かつてカリスマイケメンシェフとしてマスコミをにぎわせていたが、SNSでの発言が炎上し、最近は金に困っていたという。一課が、行方をくらませた男を追う中、右京(水谷豊)と亘(反町隆史)は、“通報のお手本”とも言える詳細な証言をした智子に注目。智子の証言と、防犯カメラの映像から、一週間前、矢坂美月(野村佑香)という女性弁護士が、被害者の女性と接触していたことを突き止める。ところが、美月はその直後、階段から足を踏み外して“事故死”していたことが分かる。最近は、DVやストーカーなどに苦しむ女性の事案を担当していたというが…!? 歩道橋の事件と女性弁護士の事故、相次ぐ転落死に関連性を感じ取った右京と亘は、行方をくらませている男の連続殺人を疑うが、腑に落ちない点もあった。そんな中、美月がネット内の匿名の書き込みから悩んでいる女性を見つけ、自らアプローチしていたことが分かる。
 
SNS炎上のカリスマシェフが連続殺人犯!?
通報者の主婦の“詳しすぎる証言”が捜査の鍵に
匿名女性たちの嘆きが衝撃の結末を呼び寄せる!
 
<出典>テレビ朝日公式

第9話のネタバレはここをクリック
2つの転落死
SNSで現在フォロワーを爆発的に増やしている浅井環那が、何者かに歩道橋から突き落とされ頭を強く打って死亡した。
 
その現場を目撃し、通報したのが、近所に住む主婦でジョギング中だったという飯島智子だった。
 
飯島によると、浅井は、男性と揉み合って落下したらしく、その犯人の顔もハッキリ見たという。
 
その男とは、溝口修也。以前は、カリスマ料理人として人気を博したが、ネット上での発言が問題になり、全てを失ってしまった。
 
現在、溝口の行方を捜索中であるが、まだ見つかっていない。そこで、杉下右京と冠城亘は、完璧な内容の通報をしたという飯島の自宅へと向かった。
 
飯島の、あの通報は、テレビの見過ぎで、身についてしまったものだという。
 
そんななか、捜査資料のなかに、事件の一週間ほど前に浅井を訪ねてきた一人の女弁護士の存在に目をつける杉下。
 
その女弁護士は、矢坂美月といい、驚くべきことに彼女は、もうすでに死亡していた。矢坂が死亡したのは、一週間前、歩道橋で足を滑らせて、転落死したという。
 
矢坂の転落死については、すでに事件性はなく、事故死として断定されていた。
 
また、矢坂は、1年ほど前から、急にDV・セクハラ・ストーカー被害などの、女性からの相談案件が急増していたという。
 
 
裏アカウント
そんな矢坂の事故現場に花を手向ける母娘の姿が。気になった特命係の二人は、その母親に話を訊く。
 
彼女曰く、矢坂との出会いは奇跡だったという。誰にも話していないことを親身になって相談に乗ってくれたという。
 
ただ、彼女の悩みは、誰にも話してないが、SNSの裏アカウントに書き込んでいたという。
 
たとえ、裏アカウントと言えど、個人情報だけでなく、場所や人を特定することは、多少ネットに詳しければ、誰でも可能である。
 
よって、矢坂は、彼女がどのような悩みに苦しんでいるのかを事前に知って、接触した可能性が出てきた。
 
そんななか、溝口の裏アカウントから、矢坂に関するコメントした人物が特定される。
 
そのなかの一人に話を訊くと、溝口を紹介したの浅井で、溝口からはゆすりや脅迫を受けていたというのだ。
 
続いて、浅井のケータイにあったデータの中に、溝口の弱味となる映像を見つかる。
 
時を同じくして、逃走中の溝口の身柄が確保された。
 
これにより、浅井が溝口を脅し、自分のフォロワーを溝口に斡旋し、金を巻き上げていたことが分かった。
 
ただ、溝口は、ゆすりや脅迫は認めても、矢坂のことは名前も知らないというのだった。
 
 
SNSの使い方
浅井を殺した犯人が捕まった、まだ否認しているがそれも時間の問題。そう言って、捜査に協力してもらった飯島に報告する特命係。
 
さらに、冠城は、浅井の裏アカウントが見つかったと嘘の情報を飯島に知らせる。
 
翌朝、矢坂の事故現場には、杉下の思惑通り、飯島の姿があった。飯島は、浅井の偽裏アカウントに書き込まれた、矢坂を浅井が殺した証拠を探しに来たのだ。
 
そもそも、飯島と矢坂との関係は、約1年前、矢坂が依頼人から恨まれて嫌がらせを受けていることをSNSで知ったことから始まった。
 
それで、飯島は、矢坂を助け、その後意気投合した二人は、協力して、同じように困っている女性たちを何人も助けたのだった。
 
ところが、ある時、浅井と溝口との関係を深く知らずに、飯島は、浅井の情報を矢坂に教えた。
 
そして、矢坂は、帰らぬ人となったわけだったが、飯島にはどうしても、事故とは思えなかった。
 
飯島は、矢坂のために、浅井と溝口の関係に気づき、浅井を問いただした。そこで、揉み合いになってしまい、浅井を突き落としてしまった。
 
飯島が咄嗟に通報し、溝口の名を出したのは、溝口の罪を償わせるためだった。
 
飯島は、矢坂を浅井が殺したことが立証されたことを知ると、身を投げようとするが、それを冠城が止める。
 
そして、杉下がこう諭すのだった。矢坂さんの死が無駄にならぬよう、いつかあなたも笑顔になってくださいと。
第9話の感想はここをクリック
今や電話やメールに代わったと言っていいほどの普及しているSNSのというコミュニケーション・ツール。
 
簡単だし、気軽に、顔も知らない人と情報のやり取りを行うことができる。昨今では、これによる犯罪が多発しており、その負のイメージが幾分強いような気がする。
 
匿名でメッセージを投稿できることから、有名人は、格好の誹謗中傷の的となり、それは、社会問題にもなっている。
 
そんなSNSも、何も裏アカウントなど作らなくても、安全に楽しく便利に使うこともできる。
 
今回のように、個人情報の漏洩という観点では、問題ではあるが、困っている人を助けるために利用することも、実際に可能であるだろう。
 
しかし、それと隣り合わせに、犯罪の温床になっているのも事実で、人助けをするのにも、細心の注意が必要なのではないだろうか。
 
それが、今回の特命係の二人が解決した事件の教訓と言えると思う。こういう鋭い視点と演出、それからテーマやメッセージ性は、やはりこの『相棒』ならでは言っていいだろう。
 
何も、悪人ばかりが犯罪を犯すのではない、正義のために怒りで我を忘れることも、人にはあるのである。
<見逃し動画>第8話 12月2日放送
 
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第8話の公式あらすじ

右京(水谷豊)と亘(反町隆史)は、レストランの前で揉めている男女を見掛け、間に入る。しかし、2人は大丈夫だと言って足早に立ち去ってしまった。翌日、亘はネット記事で、昨晩の女性が与党幹事長の娘・小早川奈穂美(上野なつひ)と気付くが、その矢先、彼女の婚約者である資産家男性が他殺体で発見される。捜査に乗り出した右京と亘は、奈穂美に事情を聞き、揉めていた男の素性を尋ねる。すると、落とした携帯電話を届けてくれた礼に、食事をしただけだという。問題の男は、宇野(柏原収史)というキャバクラの客引きで、奈穂美に一方的に結婚を迫っているらしい。右京と亘は、宇野に疑惑の目を向けるが、確固たるアリバイがあることが判明。それでも、拾った携帯電話から奈穂美の弱みを握り、結婚しろと脅しているのではないかという疑いは消せず、捜査を続けるが…!?
 
男はなぜセレブ令嬢との結婚にこだわるのか?
いっぽう、脅迫を受けている令嬢にも秘密が…
右京と亘が、かつてない衝撃に見舞われる!
 
<出典>テレビ朝日公式

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アリバイ工作
大手家具販売会社社長・星宮光一が、他殺体で見つかった。死亡推定時刻は、昨夜22時から23時の間。
 
死因は、ナイフで刺されたため、失血によるショック死であった。所持していたケータイには、相手が誰か分からないが、最後の着信は、公衆電話からだった。
 
実は、特命係の杉下右京と冠城亘は、昨夜あるレストランで、殺された星宮の婚約者で、与党幹事長・小早川の一人娘・奈穂美とすれ違っていた。
 
そのとき、奈穂美は、ある男性に付きまとわれていたように見受けられた。
 
気になった特命係の二人は、奈穂美の自宅を訪ね、昨晩会っていた男性のことを聞き出す。
 
男性の名前は、宇野健介。キャバクラの従業員である。昨夜、宇野が奈穂美の落としたケータイを届けてくれたので、お礼に食事をしたのだという。
 
宇野に直接会って話を訊くと、星宮なんて名前も知らないといい、アリバイも一見成立しているようにも思えた。
 
だが、杉下にとって見ると、それは、あからさまなアリバイ工作で、犯行時刻に事件現場にいなかったことには、なっていなかった。
 
そして、実は、奈穂美のケータイは、宇野がデータごとコピーをとっており、そのデータのなかに、奈穂美の、どうしても公にできない情報が含まれていたのだった。
 
 
婚約披露パーティー
宇野には、前科があった。小さな窃盗の罪に問われており、こんな男が奈穂美と接点をもつには、ケータイに何か弱みになるものがあったとしか思えない。
 
そんなとき、星宮の死により、なくなったと思われた、奈穂美の婚約披露パーティーが予定通り、行われるという。
 
その会場へ行ってみると、何とそこでは、奈穂美の婚約者として、挨拶する宇野の姿があった。
 
しかも、こんな異常な状況でも、率先して小早川が拍手をしている。そんな不自然なパーティー会場に、黒い噂のある経営者・田淵の姿を見かける。
 
田淵は、反社会勢力の経営する裏カジノに資金提供をしているらしい。
 
そして、宇野が空き巣被害にあい、入院したという。部屋は隅々まで荒らされていて、とても金目当てではない。
 
宇野に話を聞いても、もっともらしいことを言って、ごまかされてしまう。
 
そんなとき、星宮の殺害現場付近に落ちていた、鍋蓋の取っ手から、あるホームレスを特定でき、貴重な証言を得ることになる。
 
その夜、男の声が聞こえたと言い、「28年ぶり」という言葉が交わされていたらしい。しばらくして行ってみると、死体があったので、その場から逃げたというのだった。
 
 
盗まれた人生
星宮は、28年前、養子になっていた。出身地が宇野と同じ墨田区ということが判明。特命係の二人は、星宮の実の母親に話を訊く。そこで驚くべき事実が発覚する。
 
それは、小学生の頃、ちょうど28年前、星宮と宇野は同級生であり、親友だった。さらに、そのまた仲のいい友達の中に、宇野のアリバイを証言した、バー店員・花牟礼静香の姿もあった。
 
花牟礼が協力者なら、充分にアリバイを崩すことは可能だった。
 
宇野と奈穂美の結婚式当日。時間になっても、現れない新郎新婦。その二人は、別々の場所にいた。
 
宇野のところには、特命係の二人が現れた。そして、星宮殺害の犯人は、宇野とした上で、杉下は、事件の全容を語り始めた。
 
ことの発端は、28年前の星宮家へ養子に行くという話は、先に、宇野のほうにあったのだ。
 
宇野は、そのとき、友情を取り、その話を断った。しかし、星宮は、宇野に嘘をつき、この養子の話にのっていたことを28年経って、知ってしまう。
 
直接会ってやろうと思ったが、星宮には近づけなかった、本来なら、自分があの、地位や名誉や金を手にしていたはずなのに。
 
そう思った宇野は、星宮の弱みを握ろうとして、嗅ぎ回っていると、偶然にも奈穂美のケータイから、小早川のスキャンダルになるデータをみつけ、この計画を思いついた。
 
全てを暴かれ、タキシードを着たまま連行される宇野。ところが、宇野は、急に拘束を振り切って、屋上の縁に立ち、良い人生を! と叫んで身を投じてしまった。
第8話の感想はここをクリック
なんとも後味の悪い結末となった今回の『相棒season19』・第8話であった。
 
良くも悪くも縁というものは、不思議なものである。今回のエピソードでは、もし、最初の養子縁組の話に、宇野がのっていれば、まず星宮は死ぬことはなかっただろう。
 
もしかすると、宇野が社長になっていた可能性だってある。もっと言うと、あのレストランで、宇野と奈穂美にすれ違わなかったら、いくら特命係でも今回の事件の解決に至らなかったかもしれない。
 
すべてがタラレバの話になってしまうが、最後に杉下が言ったように、今の自分があるのは、自分の生きた証であり、後悔しても、何も始まらないと思う。
 
ましてや、過去の自分の言動を他人のせいにして、仮にそれが騙されたとしても、そこから、這い上がるかどうかは、自分次第なのだ。
 
そんなことを改めて、考えさせてくれる、とても興味深く、ラストは容疑者が自殺をしてしまうというショッキングで、記憶に残る回となった。
 
演出のなかにも、そのような強いメッセージ性を感じるのは、気のせいではないだろう。
<見逃し動画>第7話 11月25日放送
 
Tverでの配信は終了しました
 
第7話の公式あらすじ

2年前に起きたアポ電強盗殺人の被疑者が、空き家の床下から白骨遺体で発見された。捜査一課は、当時、事件を解決できなかったことに忸怩たる思いもあり、共犯者との仲間割れの線で、全容解明に乗り出す。そんな中、2年前に妊婦が階段から転落死した事件について、別件で事情聴取を受けていた男が、自らの犯行を自供する。しかし、弁護士の連城(松尾諭)を通じて、“平成の毒婦”と呼ばれる未決囚の女・遠峰小夜子(西田尚美)から、拘置所に呼び出された右京(水谷豊)と亘(反町隆史)は、驚くべき証言を聞く。妊婦が死亡した同じ日の同じ時刻、まったく別の場所で問題の男を目撃したのだという。小夜子の“真意”をはかりかねつつも捜査を始めた右京と亘は、小夜子が男を目撃した場所と、2年前に起きたアポ電強盗殺人の事件現場が近接しているという事実を掴む。そこは同じ都内とはいえ、妊婦が転落死した場所と遠く離れているため、小夜子の証言が正しいとすれば、“同日同刻”に起きた妊婦の転落死に、問題の男が関与している可能性は、限りなくゼロに近づくのだが…!?
 
特命係VS人を操る女!!
2年前の出来事が意外な繋がりを見せる中、
予想だにしない驚きの事実が明らかになる!
 
<出典>テレビ朝日公式

第7話のネタバレはここをクリック
2年前の2つの事件
都内のある空き家の床下から、白骨化した遺体が発見される。死後2年は経過している。被害者は、なんと2年前にアポ電強盗の被疑者に挙がっていた人物だった。
 
同じ頃、別件で聴取を受けていたところ、これまた2年前に起こった妊婦転落死を、ある男が認めたという。
 
容疑者の名前は、須藤龍男。これで、この事件の遺族は、ようやく報われたかに見えた。
 
そんなとき、連続殺人で収監中の遠峰小夜子から情報提供の連絡が、杉下右京に入って来る。
 
拘置所に行くと、アクリル板を挟んで、遠峰は、須藤が犯人ではないと言い出した。事件が起こった同日同時刻に、全く別の場所で遠峰は、須藤を見たというのだ。
 
現在、捜査一課で元白バイ隊員の出雲麗音も、こんなことを特命係に二人にこぼしていた。
 
以前に、出雲は、須藤に違反キップを切ったことがあり、腕にタトゥーがあったので覚えているという。
 
さらに、印象では、須藤が面識もないような妊婦に乱暴するような人物ではなかったらしい。
 
特命係の二人は、たまたまこの事件の記事を掲載した月刊誌の編集部を訪ねる。
 
その記事を書いたのは、白石佳奈子という記者で、2年前の事故直後に彼女だけが、遺族である井原に独占単独取材をしていた。
 
 
遠峰の目論見
遠峰が須藤を目撃した場所付近に到着した特命係。その場所というのは、実は、アポ電強盗殺人のあった現場のすぐ近くであった。
 
遠峰の証言では、車の前に飛び出そうとした少年を、歩道に引っ張り、助けたのが須藤だったという。
 
同じ時刻、アポ電強盗の被害者宅へ回覧板を届けた少年の証言が得られ、須藤は、アポ電強盗の見張り役であった事が判明する。
 
2年前、アポ電強盗の見張り役をしており、妊婦転落死とは無関係だったことを否認する須藤。
 
だが、須藤の毛髪が白骨化した遺体をくるんでいたブルーシートから、見つかった。こうして、須藤は、少しでも罪を軽くするために、虚偽の供述をしたことを認めざるをえなかった。
 
一方で、解決したかに思えた妊婦転落死の事件。こちらは、また振り出しに戻り、井原のことをなぜか、気にするような素振りを見せる遠峰。
 
遠峰の目的は、押し測りかねたが、一応現場に向かってみる。現場は、確かに人通りも少なく、人気がない。
 
井原の自宅も、徒歩数分だったため、行ってみることに。井原は、玄関では、話したくないと言っていたが、言葉巧みに訴える、特命係の二人の姿勢に、気圧されて家に入れてしまうのだった。
 
 
退屈しのぎのゲーム
玄関を入ると、傘立てに柄物の傘が置いてあるのに、目ざとく気づいた杉下。2年前に出た記事にあった写真にも、同じ傘が写り込んでいた。
 
つまり、現場には、妻の元に駆けつけた井原と、もう一人の人物がいたことがわかる。
 
このことを問い詰められると井原は、本当のことを言うしかなかった。井原は、階段の前まで、出会い系で知り合った女性と歩いていた。
 
それを見た、井原の妻が慌てて、階段を駆け下りようとして、足を滑らせたのだという。
 
そして、その事実とは、全く違う記事をでっち上げ、写真を撮影したのが、編集者の白石だった。
 
白石は、そんなことが立証できるのかと開き直る。手口が、遠峰に似ていた。それで、遠峰との関係を聞くと、自伝を書いてもらうために手紙のやり取りはしているという。
 
しかし、白石と遠峰は、実はもっと深い関係があった。それは、かつて遠峰に殺された被害者の一人が、白石の夫であったのだ。
 
それから、遠峰に心を乗っ取られ、心酔し、遠峰を真似て、白石は、井原を脅して意のままに操ろうとした。
 
しかし、杉下に全てを打ち明けた井原は、もう白石の操り人形ではなくなった。井原は、全てを警察に自供し、白石は、脅迫・恐喝罪で逮捕される。
 
実は、これも、遠峰が仕組んだ、退屈しのぎのゲームでしかなかったのだった。
第7話の感想はここをクリック
数々の難事件を解決してきた特命係。特に杉下と言ったほうがいいだろうが、ライバルと言うか、これまでに遠峰のように、因縁のある人物は、数多くいることだろう。 
遠峰しかり、それから印象深かったのは、第1・2話で登場したIT長者の加西などもしかりである。
 
今回の遠峰は、どちらかというと反社会的でサイコパス要素の高い人物である。
 
とにかく、遠峰のようなタイプは、証拠がないし、立証できない。今回は、かろうじて井原の自供によって、白石は逮捕できたものの、遠峰が何かしたかどうかは、分からずじまいである。
 
遠峰自身も、拘置所にいるとは言え、まだ刑が確定していない未決囚である。
 
この「シーズン19」でまた、特命係との対決があるのか、可能性も残すところがまた、このドラマのニクイところであり、視聴者を引きつける、一つの要因だろうと思う。
 
このように、ロングヒットを続けるには必ずその理由があって、しかも、それがまた意図的なものであっても、見ていて不自然ではないのがいい。
 
どちらかと言うと、遠峰の登場で、初めて見た人もワクワクしたり、ドキドキしたり、手に汗握って楽しめる。
<見逃し動画>第6話 11月18日放送
 
Tverでの配信は終了しました
 
第6話の公式あらすじ

マンションの敷地内で電子部品メーカーに勤める派遣社員の男性が死亡する事件が発生。通報者は、出張風俗店のドライバーで、たまたまマンションに店の女性を送り届けたという松野(橋本じゅん)と名乗る男性。松野によると、被害者と首筋にドクロのタトゥーがある金髪の男が揉めていて、「鈴木」と呼ばれた金髪の男が鞄を奪って逃げ去るのを目撃したという。捜査一課は、被害者の勤務先をかんがみて“機密情報”に絡んだ殺人事件とにらんで捜査を進める。いっぽう、独自の捜査に乗り出した右京(水谷豊)と亘(反町隆史)は、松野の目撃証言に不審なものを感じ、関係者に事情を聞く。すると問題の夜、松野が仕事を休んでいたことが判明。亘が厳しく追及するが、元劇団員だという松野は、突然シェイクスピアの芝居を演じ始めるなどして煙に巻く。そんな中、一課はドクロのタトゥーがある半グレ上がりの鈴木という男を逮捕。男は、被害者から闇金の借金を回収していたことを認めるが…!?
 
無関係を装う通報者に驚くべき過去が…
逮捕された半グレ男との意外な接点とは!?
特命係が現代社会の悲しい歪みを目撃する!
 
<出典>テレビ朝日公式

第6話のネタバレはここをクリック
出張型風俗の運転手
その夜、雨の中出張型風俗店の運転手・松野優太は、風俗嬢の仕事が終えるのを待っていた。
 
翌朝、あるマンションの入口付近で、男性の遺体が発見された。被害者は、西島享、電子機器メーカーの派遣社員である。
 
松野は、たまたま、そのマンションの脇に車を停めていたため、西島が鈴木と呼んでいた男と、揉み合っていたところを目撃したという。
 
西島は、持っていた鞄だけを奪われたらしい。財布には現金20万が入っており、金目当てでの犯行ではないらしい。
 
さらに、自宅にパソコンがなかったことから、鞄の中に、西島はノートパソコンを持ち歩いており、それに保存された特別な企業情報を狙ったのではないかと思われた。 
 
そこで、特命係の杉下右京と冠城亘は、西島の勤務先で、鈴木という男のこと訊く。
 
すると、鈴木というのは闇金業者で、西島は、よく鈴木に返済を迫られていたらしいことがわかる。
 
闇金に手を出すほど、金がなかったはずの西島がなぜ20万もの現金を持ち歩いていたのか。
 
特命係の二人は、もうひとつ気になることがあった。それは、松野の証言だった。まず、松野の勤務先に行き、アリバイの確認をする。
 
すると、その日は、松野は、風邪で休んでおり、仕事をしていたわけではないことが判明したのだった。
 
 
役者馬鹿
杉下らは、松野本人に、そのことを問いただす。ところが、松野は、舞台俳優だったのは、本当らしいが、結局、なぜあそこにいたかは分からずじまいだった。
 
そんななか、闇金業者・鈴木慎二が捕まり、聴取を受ける。ところが、鈴木は、西島に金の取り立てに行ったが、殺してないと全面的に否認。
 
これに虚偽はないと踏んだ杉下らは、やはり松野の証言に虚偽があると、確信する。
 
たしかに、西島と鈴木は面識のある関係にあった。だが、どこでどうやって、その関係性を知ったのか。
 
そのうち、松野は数年前、30億地面師詐欺事件に関わって、捕まっていたことが新たに分かった。
 
さらに調べを進めると、西島の勤め先の防犯カメラに、西島に土下座をする松野の姿が映っていた。
 
そこで、一旦、任意の事情聴取を受けるも、松野は、のらりくらりとはぐらかす。
 
その後、松野がいた劇団の関係者から、松野が役者を辞めたのは、自分が騙した不動産会社の担当者が自殺したからだということが分かり、杉下は、松野にそのことを確認する。
 
すると、松野は、途端に顔色が変わって、自分が殺ったと自白をしたのだった。
 
 
一世一代の大芝居
西島とは、たまたま飲み屋で知り合い、金を工面したが、その金を土下座してお願いしても、返してくれず、冷たくされたので、殺意を覚えたという。
 
しかし、杉下だけは、まだ終わってないと思っていた。松野が川に捨てたという、ノートパソコンのデータの一部から、ある映像が復元された。
 
それに、映っていたのは、風俗嬢・レイナこと、山田みなみだった。みなみは、松野が騙して自殺した担当者の実の娘である。
 
松野は、罪の意識が日に日に増していくなかで、西島と同じ職場で働くみなみにたどり着いた。
 
そこで、みなみが仕事終わりに、風俗嬢のレイナとして働いていることを知ったのだった。
 
そして、松野は、みなみを近くで見守るために、運転手になった。ところが、そんなみなみの会社に西島が派遣されてくる。
 
西島は、かつてレイナの客としてついており、その時の盗撮映像をネタに金を要求してきた。
 
それを知った松野は、あの夜、西島を待っていたが、一歩早くみなみと揉み合いになり、突き飛ばした拍子に、みなみは西島を殺してしまう。
 
松野は、みなみの人生を狂わせた代償に、その罪を自分が被ること決意した。
 
こうして、松野は、一世一代の大芝居を打ったのだが、杉下の目は、騙すことができなかった。
第6話の感想はここをクリック
今回も、実に秀逸なエピソードでシビレてしまった。ゲスト出演は、橋本じゅん。今とてもノッている俳優の1人ではないだろうか。
 
役柄としては、コミカルなイメージが強い印象がある。そんな役者・橋本が今回、ドラマのなかでも、元舞台俳優だという設定である。
 
どこまで演技で、どこから違うのか、その辺りを演じきるのは、素人からしても、並大抵の苦労ではなかったと思う。
 
さらに、エピソードの内容がまた、素晴らしかった。一度は人を騙して金儲けをした松野だったが、思いがけず、騙した相手が自殺してしまう。
 
その罪滅ぼしにと、遺族のみなみに近づくと、みなみは風俗嬢で、なおかつ職場の西島にゆすられていた。
 
結果、西島を殺したのは、みなみだったが、そこを目撃した松野は自分が罪を被る。それも、自分がみなみに惚れているという嘘までついて。
 
おそらくは、親子ほども歳が離れていたので、少し不自然な感じもあったが、みなみを逃がすシーンは、とても良かった。
 
くしゃくしゃに濡れたお金を握らせて、泣きじゃくるみなみをなだめる松野。細やかな演出がとてもリアルで、心を打つ、忘れられない場面である。
 
次から次へとこのような名場面が20年経っても生み出される『相棒season19』から、これからも、目が離せないと、強く思った。
<見逃し動画>第5話 11月11日放送
 
Tverでの配信は終了しました
 
第5話の公式あらすじ

右京(水谷豊)と亘(反町隆史)は、収賄疑惑が持たれた衆議院議員の白川達也(湯江タケユキ)が、自宅にゴミをまかれた“嫌がらせ”の捜査を押しつけられる。白川家は、大臣を輩出した政治家一族で、長年実権を握っているのは、達也の義理の母・貴代(冨士眞奈美)だった。貴代には、24年前、夫が収賄疑惑のさなかに自ら命を絶った過去があり、当時二課だった右京が、捜査を担当していたという因縁が。そんな中、達也の息子が誘拐されかける事件が発生。“告発者X”を名乗る人物から、達也宛に『会見を開き、罪を告白しなければ、家族を殺す』という脅迫文がもたらされた。Xとは、収賄疑惑を報じた日刊誌の情報源で、取材したのは、特命係と繋がりのある元検事の黒崎(内田裕也)だった。黒崎いわく、達也は白川家の婿という窮屈な立場を飛び出し、対立派閥に入るため、金が必要だったのではないかという。その後、Xの要求通り、会見を開いた達也だったが、衆人環視の中で予想外の発言を始める。
 
収賄疑惑で追い詰められた国会議員がまさかの反撃
背景には二課時代に右京が捜査した事件の呪縛が!?
24年の時を経て驚きの真実が解き明かされる!
 
<出典>テレビ朝日公式

第5話のネタバレはここをクリック
告発者X
特命係の杉下右京と冠城亘は、国会議員の白河達也から嫌がらせについての捜査依頼を受ける。
 
達也は、「告発者X」と名乗る人物が、日刊紙に告発した記事のおかげで、収賄疑惑が持ち上がっている。
 
特命係の二人は、依頼を受け、達也の自宅へと向かう。自宅には、達也の義母・貴代がおり、話を聞くが、杉下とは顔見知りの様子。
 
なんでも、24年前、杉下が担当した収賄疑惑事件で、容疑をかけられ自殺したのが、貴代の夫・秀夫だったという。
 
そんな時、達也の息子・大樹が公園で遊んでいるところを拉致されそうになる。その犯人は逃走したものの、達也に対する脅迫文が大樹のポケットに入っていた。
 
脅迫文は、やはり「告発者X」からのもので、達也は犯人に心当たりはないという。
 
賄賂を達也に渡した帝光地所で、聞き取りをしても、門前払いのような扱いをうけてしまう。
 
すると、杉下のもとに、元検事で日刊トップの記者・黒崎から情報交換をしたいとの連絡が入る。
 
黒崎によると、達也は、白河家代々続いて来た派閥のしがらみから脱却するための資金調達をしようとしたらしい。
 
この話を聞いたところで、達也が、緊急記者会見を行うという知らせが飛び込んできた。
 
達也がこの会見で、罪を認めれば脅迫文に従うことになる。
 
 
達也の遺書
だが、達也の会見の内容は、脅迫文に従うものではなかった。あくまで、そんなことはやっていないと、達也は言うのだった。
 
これでは、達也の家族に危険が及ぶのではないか、と世論は同調し、達也を応援する声がネット上などに溢れかえった。
 
杉下は、24年前、秀夫を収賄容疑について、取り調べを行っていた。その最中の被疑者の自殺。夫を失った貴代は、今でも夫を殺したのは、そこまで追い詰めた杉下だと思っている。
 
その会見後、間もなく、ネット上に疑惑の出どころになった、動画がネット上にアップされ、達也の主張こそ、事実ではなかったことが、白日のもとに晒される。
 
その夜、達也とその秘書の木田の所在が、掴めなくなる。不審に思った杉下と冠城は、翌朝、白河家に向かう。
 
二人の所在を確かめるが、まだ帰ってないという。だが、大樹だけは、達也を昨晩見たという。
 
そこで、杉下は、24年前を思い出し、二階の書斎へと向かった。その書斎で、達也は、先代と全く同じように安楽椅子に座って息を引き取っていた。
 
机にあったノートパソコンからは、遺書と思われる文書も見つかった。一見、自殺かと思われた達也の死だったが、杉下にはどうしても、そうは思えなかった。
 
 
後始末
その後、秘書の木田が警察に出頭する。木田は、自分が「告発者X」だという。日刊紙に告発したのも、大樹を襲ったのも、脅迫文についても自分がやったと自白する。
 
木田は、先代の秀夫のときからの白河の秘書を続けてきた。そんな木田は、達也の姑息なやり方が許せなかった。
 
だが、ここで木田は、達也の死はあくまで自殺で、自分は殺していないと主張する。そんなとき、杉下の元に鑑識から、報告が入る。
 
達也が中毒死に至った毒の成分と、24年前秀夫が自殺したときの毒の成分が一致したというのだ。
 
杉下は、冠城とともに、24年前の決着をつけるべく、白河家に向かった。
 
貴代は、24年前と同じように生け花を活けていた。そして、杉下は、達也と秀夫が死んだときに出た毒の成分が一致したことから、こんな事ができるのは貴代しかいないと断言。
 
貴代は、ただ自分の父から受け継いた政治家一族に託された、崇高な使命を果たすためだったという。
 
自分は、この家に生まれた以上、父の志を途絶えさせてならない宿命にある。一般人には、分からない。だって、見えているものが違うのだから。
 
そう自白するも、達也を殺したことを、ただの「後始末」だったという貴代の言葉を聞いて、杉下と冠城は、どうしても理解できなかった。
第5話の感想はここをクリック
政治家とカネ、それに、嘘と真実。リアルなところでも、常にメディアを騒がせていることを取り上げた今回の『相棒season19』。
 
国会議員ともなると、その責任の重さやプレッシャーは、おそらく我々の想像を絶するものだろうと思う。
 
だからと言って、国のためとか、大義名分があれば、人としての道を外れたことをしてもいいことにはならない。
 
実際にも、そんな政治家を我々国民が生み出しているかと思うと、考えさせられる部分があった。
 
こういうところを、鋭く,しかもリアルに描いて見せるのは、さすがである。
 
また、今回のように、ひとまずは解決できるのは、このドラマのなかに、特命係という架空の、何モノにも縛られない、二人がいるからこそであるだろう。
 
そういう意味で、このドラマを見ることで、日頃のストレス解消にも、役立っているという視聴者も多いのではないだろうか。
 
20年も続くドラマは、こんなところでも、愛され必要とされていることが分かる。
 
そして、今回の犯人は、政治家一家を守るため、人の命などどうでもいいという価値観を持っていた貴代だった。
 
ふと、思うのだが、その貴代を祖母に持った大樹は、今後どうなってしまうのだろうか。ドラマの中とは言え、彼の行末が心配である。
 
それも、また10年、20年経って、このドラマで描くことができれば、面白いと思う。
<見逃し動画>第4話 11月4日放送
 
Tverでの配信は終了しました
 
第4話の公式あらすじ

右京(水谷豊)と亘(反町隆史)は、小手鞠(森口瑤子)から、後輩の芸者・叶笑(高梨臨)を『怨憎会苦(おんぞうえく)』から救ってほしいと頼まれる。怨憎会苦とは、仏教用語で怨み憎む相手にも会わなければならない苦しみのこと。事情を聞くと、叶笑は芸者見習いだった15年前、暴行未遂事件にあったというが、最近その犯人が出所。周囲をうろついているので、目的を探ってほしいという。ところが、その男が一昨日、かんざしで首を一突きされ、殺害されていたことが判明。また、男の勤め先が、叶笑の得意客・吉岡(窪塚俊介)が社長を務める会社だったことが分かる。そんな中、凶器のかんざしから叶笑の指紋が検出され、取り調べを受けることに。いっぽう、独自の捜査を続けていた右京と亘は、15年前の暴行未遂の現場付近で、別の窃盗事件が発生していたことを知る。
 
15年前の事件と現在の殺人に繋がりが!?
窃盗事件にかかわった意外な人物とは?
忘れたい過去が男女の運命を狂わせる!
 
<出典>テレビ朝日公式

第4話のネタバレはここをクリック
15年前の暴行未遂事件
特命係・杉下右京と冠城亘は、日ごろ懇意にしている小手鞠から、後輩芸者・叶笑の助けてほしいとお願いされる。
 
というのも、叶笑は、15年前に起こった暴行未遂事件の被害者で、犯人・久我山大樹は捕まったのだが、久我山が先ごろ出所したらしく、叶笑の周囲をうろついているらしい。
 
すると、久我山の遺体が見つかったという知らせが入る。早速、現場に急行する特命係。
 
現場は、叶笑の料亭に近い神社境内にある林の中。死亡推定時刻は、一昨日の深夜0時~2時。死因は、細い錐状の鋭利なもので喉元を刺され、失血死。
 
昨夜の小手鞠の話といい、おそらくタイミングから言って、小手鞠は、久我山が殺されたことを知ったうえで、杉下らに叶笑のことを相談したらしいことがわかる。
 
現場付近に凶器のかんざしが落ちていたので、叶笑に話を訊くが、久我山とは会ってはいないと叶笑。
 
ところが、同僚の芸者によると、久我山は、3ヶ月ほど前、常連客の吉岡壮介と店先で話していたのを見たとのこと。
 
早速、吉岡を訪ねる。吉岡は、久我山を社員として雇っていた会社の社長で、先々月、中途採用した。
 
だが、秘書の小坂に話を訊くと、久我山は、名前だけで会社には来ていないというのだった。
 
 
暴行事件と窃盗事件の接点
落ちていたかんざしから、叶笑が取り調べを受ける。確かに、叶笑は、久我山には会ったことは認めたものの、殺害を否認する。
 
そこで、杉下らは、当時、久我山を捕まえた刑事に詳しく訊く。その刑事は、久我山を逮捕したのは、偶然だったという。
 
当時、交番勤務だった彼は、パトロール中に防犯ベルを聞き付け、二人組の窃盗犯を追跡。
その途中で、叶笑の悲鳴が聞こえたので、久我山を捕まえることができた。
 
そして、当時の捜査資料から、窃盗の犯人は、田崎元哉と、共犯者はなんと、あの吉岡だった。
 
久我山は、吉岡に前歴のことを知り、社員にしろと脅してきたという。ところが、吉岡は、やはり久我山の殺害まではしていないと供述。
 
杉下らは、暴行犯の久我山が、なぜ窃盗犯の吉岡のことを知ったのか、というところに疑問を持ち、もう一人の窃盗犯・田崎に話を訊く。
 
案の定、田崎の元を久我山が訪れており、田崎が吉岡のことを話していたということが分かった。
 
さらに、杉下らは、当時の防犯カメラの映像の鮮明化を依頼。そして、当時吉岡は、廃工場に、叶笑が廃工場に連れ込まれるところを見ていた可能性があった。
 
 
苦しみからの開放
吉岡は、助けを求めた叶笑を見捨ててしまった。その後、芸者となって、笑み1つ見せない彼女を見て、あの時助けていればという後悔にかられた吉岡。
 
だが、そんな吉岡の元に久我山が現れてしまった。吉岡は、自分のことを隠したかったので、久我山の要求に応じてきた。
 
そして、吉岡の秘書・小坂が、社長室のPCを使い、吉岡を騙り、叶笑と久我山を、神社に会うように仕組んだのだ。
 
さらに杉下は、こう語る。久我山殺害は、小坂でも、吉岡でも、叶笑でもない、もう一人の久我山の存在に怯えていた人物だと。
 
それは、田崎である。田崎は、次はいつ久我山が自分を脅迫してくるか、と久我山を付け回していた。
 
そこで、たまたま神社で叶笑と久我山が揉み合っているところに乗じて、犯行に及んだ。
 
また、杉下は叶笑に15年前の真実を語る。15年前、パトロール中の警官は、まず防犯ベルを聞いて、窃盗事件の現場に居合わせた。
 
この防犯ベルを鳴らしたのは、盗みに入った吉岡であった。吉岡は、叶笑を久我山から助けようと、防犯ベルを鳴らし、わざと廃工場のほうへと逃げて警官を誘導したのだった。
 
こうして、叶笑は、これまで15年の恨んできた吉岡に、感謝の言葉を伝えることができたのだった。
第4話の感想はここをクリック
今回は、いつも特命係の二人が通う小料理屋「こてまり」の女将・小手鞠から珍しく相談を受ける。
 
小手鞠が本当のところ、どのへんまで知っていたかは、分からないけれど、事件は万事解決、15年前の叶笑の持ち続けていた心の闇をも晴らしてみせた特命係。
 
今回の事件もかなりの難事件だったと思う。まず、殺害に使用された凶器は、現場で検証が終わったあと、目ざとく杉下が発見した。
 
その凶器のかんざしの持ち主が叶笑で、まず叶笑が第一容疑者になる。だが、ここでは証拠不十分となってしまう。
 
続いて、久我山から脅されていた吉岡。吉岡は、社長室からメールを送られていたことが決め手となるが、叶笑をかばって、自分が殺ったと言い出した。
 
もうこの辺りで、何がどうなっていくのか、予想もつかなかった。
 
だが、おそらくもうここで、真犯人は、杉下らはわかっていただろう。なぜかと言うと、わざと捜査一課の連中に吉岡の秘書のもとに向かわせた。
 
最終的には、杉下は、吉岡の気持ちと、15年前の真実を確認しておきたかっただけだろう、叶笑を窃盗犯として助けたのだということを。
 
今回も素晴らしい構成と伏線の回収に、シビレてしまった。何と言っても、叶笑と吉岡の和解のシーンは、涙を誘い。とても感動した。
 
こういうところは、このドラマのスゴイところであり、20年も続く所以であると思う。
<見逃し動画>第3話 10月28日放送
 
Tverでの配信は終了しました
 
第3話の公式あらすじ

詐欺などの経済事件を扱う捜査二課の係長・尾崎(及川いぞう)が、遺体で発見された。同僚の刑事いわく、尾崎が追っていた詐欺グループの仕業に違いないという。独自の捜査に乗り出した右京(水谷豊)と亘(反町隆史)は、尾崎が死の直前にしていた不自然な買い物に着目。実演販売士の酒井(山本浩司)から話を聞く。しかし、酒井は口達者な食えない男で、これといった手掛かりは得られなかった。いっぽう、捜査本部では、尾崎の追っていた組織は、3年前も同様の手口で犯行を重ねていたグループだとあたりをつけていた。当時、その組織には、尾崎の情報屋を殺害した疑いが浮上したものの、証拠不十分で罪に問えなかったという。殺人事件は自分たちの管轄だと主張する一課と、一連の事件に因縁がある二課が激しく対立する中、右京と亘は酒井と尾崎の意外な繋がりに気付く。
 
特命係が追う実演販売士の男に不審な過去
殺害された捜査二課の係長にも別の顔が…!?
特命係が二転三転する事件の真実を追う!
 
<出典>テレビ朝日公式

第3話のネタバレはここをクリック
アメイジング・ウォッシュ
ここ最近、詐欺被害者の自殺者が目立っている。手口としては、同じ被害者が二度三度と何度も様々な手口に引っかかるケースが多い、
 
そんななか、詐欺事件などを担当する捜査二課の係長・尾崎徹が殺害されてしまう。特命係の杉下右京と冠城亘は、尾崎の遺留品から、尾崎が珍しい買い物をしたレシートを見つける。
 
杉下と冠城は、その買い物をしたホームセンターへと向かった。その商品は、「アメイジング・ウォッシュ」という洗剤で、実演販売されていた。
 
売り場に近づいていくと、実演販売士が、誤って油性マジックで冠城のシャツを汚してしまう。
 
しかし、その「アメイジング・ウォッシュ」を使って汚れはキレイに落ちて、お客たちは、それを見て、商品を買っていく。
 
冠城は、手帳を出して尾崎の写真を見せるが、知らないという。殺されたと聞いても、慌てる様子もなく、それでいて、のらりくらりとはぐらかすような口ぶりである。 
 
捜査本部が設置され、捜査二課から、兵頭武史という詐欺グループの首謀者の名が明らかになる。
 
おそらく、尾崎は、兵頭を追っていた矢先に殺されたのではないかという。だが、事件は殺人事件である。
 
いくら、捜査二課の係長が殺されたからといって、捜査一課が黙っていなかった。
 
 
殺害現場は自宅!?
杉下は、尾崎とこの実演販売士・坂井直樹が知らない間柄ではないことを突き止める。なんと、酒井は尾崎に捕まった詐欺師の一人であった。
 
早速、このことを酒井に訊くと、今度はたまたま来たと言って、深い関係性はないという。
 
気になった杉下らは、次にホームセンターをでたあとに、防犯カメラに映った、尾崎が殺害される前にいた公園に立ち寄る。
 
そして、その公園からは、最近、公衆電話が撤去されていることが分かる。
 
さらに、特命係の二人は、尾崎の自宅の一室がやけにきれいになっていることに、違和感を覚える。
 
このことから、尾崎は自宅で殺されたことを確信する杉下。自宅の書斎からは、血痕はもちろん、本人の指紋すら出てこなかった。
 
こんなに部屋をキレイにできるのは、捜査線上では酒井しかいなかった。ただ、酒井には、動機がなかった。
 
そもそも、尾崎は、命の恩人であった。かつて、詐欺集団でもトップクラスの成績をあげていた酒井。
 
だが、その手口は、極悪非道で、被害者の自殺が相次ぐ。それには、さすがの酒井もショックを受け、自分も死のうとしたところを尾崎に助けられたというのだ。
 
そのころ、捜査本部で。尾崎が兵頭から賄賂を受け取り、詐欺集団を逃していたという噂が浮上していたのだった。
 
 
酒井の誤解
3年前の酒井が取り調べを受けた調書から、被害者の中に離婚をして高額の慰謝料を手にした人が多いことに目をつけた杉下。
 
離婚の際に、その被害者たちは同じサイトで、相談し弁護士を選んでいたことがわかる。
 
つまり、このサイト運営者から、リストを兵頭に横流ししていたのだった。
 
だが、兵頭の詐欺容疑は確定しても、尾崎の殺害は否定する兵頭。そこで、もう一度、酒井に、ことの真偽を確認しに向かう特命係。
 
尾崎は、自宅で自殺したのだった。また、それを掃除したのは、もちろん酒井だったが、紙についた血痕だけは消せなかった。
 
酒井は、血のついた遺書を処分し、尾崎の遺体を運び、殺害されたように見せかけた。それをあたかも、兵頭が殺ったかのようにして。
 
そうすることで、尾崎が賄賂を受け取っていた事実も表にでずに、尾崎に酒井が協力して追っていた兵頭を捕まえることができると、酒井は、考えたのだ。
 
最後に、尾崎に会ったとき、酒井は、尾崎を完全に疑っていた。しかし、そこには、酒井の誤解もあった。
 
たしかに、尾崎は賄賂を受け取ったが、それは、つい2ヶ月まえのことで、半ば強引に渡されたものでしかなかった。
 
尾崎が自殺したのは、このままだと酒井の身に危険が及ぶことを防ぐために、最善で唯一の方法をとったのだった。
第3話の感想はここをクリック
第3話を迎えた『相棒season19』。今回の特命係の活躍にも、眼を見張るものがあった。
 
まず、ひとつは、どんな洗剤でも紙に付着した血液までは、落とせないというところに気づくのは、一般人にはとても発想ができない部分ではないだろうか。
 
それと、部屋が異常にキレイになっていることから、自殺に結びつけるという発想も、常人離れしているにもほどがあると思う。
 
この発想が何をヒントに、脚本を書いたのか、それは分からないが、たいへん興味深いところである。
 
さらに、地味なところだが、被害者リストの横流し業者を特定する部分。あれは、伏線がドンドンつながる様は、見ていて圧巻だった。
 
最初に、自殺しようとした中年女性から、そこがつながって行くという、演出と構成が何とも素晴らしく、感心した。
 
そして、こんな事案は、もしかしたら実際の詐欺などにも使われているかも知れないと思うと、ぞっとする。
 
なぜなら、別段こんなことは、我々の日常生活の身近なところで起こりうるからである。
 
さて、次回は、どんな難事件を特命係が、どんな形で解決に導くのか、とても楽しみである。
<見逃し動画>第2話 10月21日放送
 
Tverでの配信は終了しました
 
第2話の公式あらすじ

白バイ警官・出雲麗音(篠原ゆき子)が銃撃された事件への関与を疑われていた男の所持品から拳銃が見つかり、被疑者死亡のまま送検されることになった。ただ、男の恋人だった静 (日南響子) の不自然な行動に疑問を持った右京(水谷豊)と亘(反町隆史)は捜査を続行。彼女もまた、VRの世界に作られた仮想国家『ネオ・ジパング』の“国民”であったことを突き止める。その中にこそ、手掛かりがあると踏んだ2人は、再びVRの世界に入り込み、小さな疑問点を見つける。その発見を、『ネオ・ジパング』の生みの親であるIT長者・加西(石丸幹二)にぶつけるが、のらりくらりとかわされてしまう。しかし、加西がVR内で行っていた、数億円もの大金をプレゼントするという企画に話が及ぶと突然、風向きが変わって…!?
 
警官銃撃事件の手掛かりは仮想現実の中に?
右京と亘は真相を求め、再びVRの世界へ!
リアルとバーチャルが複雑に交錯する難事件を
特命係は解き明かすことができるのか!?
 
<出典>テレビ朝日公式

第2話のネタバレはここをクリック
嵐が丘の大道芸人
交通違反の取り締まり中の白バイ警官・出雲麗音が銃撃され、迷宮入り寸前で被疑者が浮上した。
 
その被疑者は、万津幸矢。彼は、すでにビルから転落死している。だが、幸矢の恋人・朱音静が銃撃に使用したと見られる拳銃を所持していたことが発覚した。
 
ハッキリとした裏取りもなく、事件は、被疑者死亡のまま送検されようとしていた。
 
杉下右京と冠城亘は、この裏付け捜査のなかで、静も幸矢と同じ、仮想国家「Neo Zipangu」の国民であることを知る。
 
杉下は、この一連の事件のなかで、疑問に思うことがあった。それは、なぜ幸矢はビルを登ったのかということだった。
 
そして、調べるうちに、Neo Zipanguの「嵐が丘」というところに、全く同じ建造物を二人は発見する。
 
そこに、しばらく張り込んでいると、大道芸人が現れ、そのビルを見事に登りきっていくではないか。これを、仮想国家を作り上げた、IT長者の加西周明に確認する。
 
この大道芸人は、国民の一人ではなく、NPCというプログラムによって発生することが分かる。
 
だが、このとき、杉下は、加西のことでもうひとつ気になることがあった。仮想国家の君主「イザナ」はAIであり、それを動かしているのは、加西だということ。
 
それに加西は、以前から、抽選で3名に1億円をあげたり、仮想国家のなかでは、格安で超豪華な商品を譲ったりしていた。
 
この話に及ぶと、加西は急に話を適当に誤魔化して、杉下たちを追い返すのだった。
 
 
1億やるから全裸で走れ
特命係の二人は、捜査を進めれば進めるほど、静に不審な言動に気づき始めていた。
 
暴力団のチンピラに幸矢が絡んで、幸矢が白バイ警官を撃ったと言ったとき、一緒に静もいたことが新たに分かる。
 
本当に、幸矢が銃撃犯で、そのことを隠そうとしていたなら、拳銃をわざわざ警察に見つけてもらう必要なんてない。
 
さらに、幸矢がNeo Zipanguを追放になったタイミングに、静が嘘をついていたことも判明した。
 
だが、これには、静本人は、真偽について答える気はなかった。なぜ、幸矢を国外追放にすることができたのか、また、なぜそれを人のせいにして隠す必要があったのか。
 
それを知るのは、やはり加西に訊くしかなくなった。しかし、加西は、静を知らないと言って譲らない。
 
そんなとき、加西から1億円を無条件で受け取った当選者の身元が判明する。その女性は、金を受け取ると、公園を全裸で走って、公然わいせつで捕まっていた。
 
その女性に直接話しを聞くと、加西からもう1億やるから全裸で走れ、という指示があったという。
 
このことから、出雲の銃撃も、加西の指示であったのでないか、杉下はこう仮説をたてることができたのだった。
 
 
6億で人殺し
あとは、加西と静の接点が掴めなかった。どこかで彼らは接触しているはずだが、その痕跡が見つからない。
 
そして、杉下は、その方法として、Neo Zipanguで接触している可能性に、たどり着く。
 
広大なNeo Zipanguだったが、密会場所の特定には、造作もなかった。以前に、静のマンションで違和感のあるパイプオルガンの写真。
 
これが決め手になり、パイプオルガンのある劇場で密会している加西と静を発見する。そこでは、二人は逃げてしまうが、これはあくまでバーチャルでの出来事。
 
その後、静は 真犯人として出頭し、事件の全貌が見えてくる。出雲を撃ったのは、静。静は、加西に6億やるから、あの交差点にいる白バイ警官を殺せと指示、拳銃も加西が用意した。
 
しかし、蓋を開けると、出雲は、生きていたので、静は6億円を手にできなかった。それを聞いた幸矢が、半額の3億を加西に請求。
 
門前払いしようとした加西だが、幸矢をたきつけ、大道芸人のようにビルを登りきったら、3億やると約束し、幸矢はあえなく、失敗する。
 
金に物を言わせて、杉下と冠城にも6億ずつ渡そうとするが、かえってこの行為が自白をしたことになると、杉下は加西を追い詰める。
 
ところが、加西は、逮捕されなかった。副総監の衣笠の鶴の一声があったらしいが、杉下は、必ず加西の首を獲ると、心に誓うのだった。
第2話の感想はここをクリック
まさか、こんな動機があったとは、正直驚いた。大金持ちの考えそうなことではあるが、そんな発想がよく脚本に書けるものだ、と感心するしかなかった。
 
大金欲しさに人は、人殺しもいとわない。殺し屋でもなければ、普通はこんなことは引き受けないだろうが、VRの世界では、こういったことが起こりうるのかもしれない。
 
仮想と現実を行き来するうちに、その境界線が、麻痺して分からなくなってしまう。おそらく、実行犯で捕まった静は、こんな心理状態だったのではないだろうか。
 
もうすでに、これは、ドラマのなかだけではなく、実際にもあり得るので、この辺は、リアルすぎて少し怖い気もする。
 
そして、今シ―ズンでは、今回逮捕できなかった加西が、どこで何をしてくるのか。杉下が力強く「必ず首を獲る」と珍しく感情的になっていたので、気になるところである。
 
さらに、今回、副総監より上からの圧力がかかったことも明らかになっている。
 
この黒幕ともいうべき敵に、どのように特命係は立ち向かっていくのか、ひとつの見どころではないだろうか。
<見逃し動画>第1話 10月14日放送
 
Tverでの配信は終了しました
 
第1話の公式あらすじ

春。交通機動隊の白バイ警官・出雲麗音(篠原ゆき子)が何者かに銃撃された。警視庁は総力を挙げて犯人を捜すが、夏になっても手掛かりさえ掴めない。そんな中、右京(水谷豊)と亘(反町隆史)は、回復した麗音に事情を尋ねるが、警戒され話を聞き出せなかった。秋を迎えたころ、麗音が捜査一課に異動してくる。異動の背景には、最近、庁内での女性の立場向上を目指す広報課長・美彌子(仲間由紀恵)の働き掛けがあったと噂されていた。どうやら、上層部に異動を承諾させる条件として、「特命係に事件を解決させる」と約束したらしい。右京は、そうした経緯に不満を持ったが、亘とともに改めて捜査に乗り出す。そんな中、男性が転落死する事件が発生。調べると男性が生前、暴力団員相手に白バイ警官の銃撃をほのめかしていたことが判明する。恋人の静(日南響子)によると、男性はVRの世界に構築された“仮想国家”に傾倒していたという。関連を疑った特命係は、仮想国家を築き上げたIT長者・加西周明(石丸幹二)から事情を聞こうと動き出すが…!?
 
右京と亘がVR=仮想現実の世界で捜査を開始!?
立ちはだかるのは、謎多きネットの支配者
現実と仮想空間が交錯する難事件が、特命係を翻弄する!
 
<出典>テレビ朝日公式

第1話のネタバレはここをクリック
白バイ警官銃撃事件
交通違反の取締をしていた女性の白バイ隊員が背後から銃撃されるという事件が発生。撃たれた警官は、出雲麗音。
 
弾は貫通しており、数ミリずれていたら、命を落としていたという。奇跡的に命に別状はないものの、彼女は、後遺症のため、もう二度と白バイには乗れなくなった。
 
そんな出雲がまだ入院しているところに、特命係の杉下右京と冠城亘が訪ねてくる。出雲の撃った犯人は、必死の捜索にもかかわらず、まだ捕まっていない。
 
弾が貫通したということは、かなりの至近距離から撃たれた可能性がある。
 
事件の時のことを、改めて訊きに来たわけだったが、特命係があることすら知らなかった出雲は、杉下らを信用できず、ほとんど何も話さずに帰らせてしまう。
 
無事退院した出雲は、異例の人事異動により捜査一課に配属される。これをよしとしない、刑事部・部長内村は、捜査一課の伊丹、芹沢にいびり倒して排除するように指示する。
 
一方、この人事には広報部の社が絡んでいることは、明白だった。杉下が問い詰めると、副総監・衣笠に、銃撃犯の検挙は特命係が必ずすることをインセンティブにして、お願いしたという。
 
出雲は、当事者でもあるので、捜査に参加させてもらえず、コンビニに缶コーヒーを買いに来ていた。
 
そこへ、杉下と冠城が現れ、一緒に現場に行って見ることになる。だが、事件以来、初めて、訪れた事件現場でも出雲が新たに手がかりを、思い出すことはなかった。
 
 
ゲッコーマン転落事故
そんななか、「ゲッコーコーマン」に扮した男が、高層ビルを素手で、よじ登り誤って落下するという事故が発生する。
 
男の名は、万津幸矢。本人は、即死。ボルダリングの要領で登っていたが、ボルダリングの経験はなく、もちろん命綱なども着けていなかった。
 
幸矢がなぜそのような行動をとったのか、自殺なのか、ネット上などでは様々な憶測が飛び交った。
 
そして、この幸矢が生前、不可解な言動をしていたという非公開の情報が、捜査一課に知らされる。
 
この情報は、出雲から特命係へとリークされる。杉下らが確認したところによると、情報源は、警察とは敵対関係にある暴力団という。
 
すぐさま、組事務所に押しかける特命係。しかし、そこでは予想外にも手厚い対応を受けるのだった。
 
なんでも、下っ端の組員が以前に酔っ払った幸矢ともみ合ったとき、自分が白バイ警官を撃ったのだと言って、凄んでいたという。
 
だが、この証言も幸矢と出雲の面識はなく、有力な手がかりにはならなかった。
 
 
仮想国家「Neo Zipangu」
それでも、捜査一課にとっては、願ったり叶ったりで、やっとの思いで、令状はとれないまでも、「被疑者」が特定された。
 
だが、被疑者は死亡。そこで、捜査一課は、交際相手の朱音静に話を聞くことになる。
 
そのころ、静は、幸矢の葬儀のため、遺品の整理や遺影の選定のため、幸矢の部屋に来ていた。
 
そこへ、「先発隊」と称し、一足先に特命係の二人がやってくる。部屋に入ると、核心には触れず、部屋を見渡すと、杉下がVRのゴーグルを見つける。
 
幸矢は、「Neo Zipangu」という仮想国家の国民で、母親が誤って触ってしまい、「国外追放」になったという。
 
Neo Zipanguは、IT長者の加西周明が作り上げたものである。そこで早速、加西のもとを訪れる特命係。
 
幸矢のことは知らない様子ではあったが、そこで杉下と冠城は、VRの世界を体験させてもらう。
 
聞くところによると、君主「イザナ」は、そこで超高級品をリアルの10分1で売りさばいているという。
 
一方、そのころ幸矢の葬儀が終わり、静が幸矢から預かったという箱を、幸矢の母が開けようとしていた。
 
静と幸矢の母は、銃刀法違反の容疑で連行される。そして、箱のなかに入っていた銃は、銃痕などから、銃撃事件に使用されたものと一致したのだった。
第1話の感想はここをクリック
いよいよ今回で19シーズンに突入したドラマ『相棒』。第1話から、かなりの難事件が発生する。
 
白バイ警官が銃撃され、その被疑者がビルから謎の転落死。おまけに、この被疑者はVRの仮想国家の国民だったらしい。
 
今回の話だけでは何とも言えないが、ただ、被疑者の恋人・静が妙に落ち着いていて、何かを知っているのではないかということは言えるだろう。
 
ただ、だからといって、現時点で被疑者・幸矢の犯行動機が全くもって分からない。次回は、この辺りが見どころの一つになるだろう。
 
この場でざっくりと予想するなら、黒幕としては、IT長者の加西ではないかと思われる。
 
加西は、仮想国家を利用して、超高級品を売り渡していた。これには、なにか錬金術のようなカラクリがあるのではなかろうか。
 
静もNeo Zipanguのことは、知っている様子だったので、静と加西が結託して、幸矢を使って何か金儲けを企んでいた。
 
そして、幸矢は、その逃避癖から、あまりに仮想世界に没入するあまり、現実と仮想との区別がつかなくなって、あのような突飛な行動に出て、死亡した。
 
ただ、この程度は想像できても、出雲銃撃の動機が出てこない。こうなると、次回の放送を待つしかない。この事件の真相を、一体どのように特命係の二人は暴くのか、とても楽しみである。

相棒19の内容

公式サイト

杉下右京と冠城亘、6年目となる「特命係」が“仮想現実”を舞台にした前代未聞の事件に挑みます。“仮想国家”を築き上げ、世界中の人々を意のままに操ろうとする、石丸幹二演じるIT長者・加西周明に、特命係はどのように対峙していくのでしょうか…?
 
<出典>テレビ朝日公式

<出演者>

・杉下右京:水谷豊
・冠城亘:反町隆史

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相棒19の感想

30代女性